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第101回看護師国家試験(2012年)合格発表。外国人看護師合格者は47人!(合格率11.3%)

2012年03月26日 | フィリピン人看護師・ケアギヴァー

 厚生労働省は、今日3月26日14時に、さる2月19日に行われた、第101回目の看護師国家試験(2012年・2011年度)の合格者を発表しました。
 全体の受験者数53,702人のうち、合格したのは48,400人で、合格率は90.1%でした。
(新卒者に限って見れば、合格率95.1%…受験者数49,336人中、合格者数46,928人でした。)

厚生労働省 国家試験合格発表


 EPA(経済連携協定)に基づいて日本に受け入れられたインドネシア人看護師にとっては4度目、フィリピン人看護師にとっては3度目の挑戦となった今回の看護師国家試験。
 インドネシア人とフィリピン人の受験者合わせて415人のうち「47人」が合格したそうです。(合格率は11.3%)
 
その47人の合格者の内訳は、以下のとおりです。
インドネシア人「34人」。 (257人中)
 第1期生(2008年入国)が9人、第2期生(2009年入国)が22人、第3期生(2010年入国)が3人。
フィリピン人は「13人」。 (158人中)
 第1期生(2009年入国)が9人、第2期生(2010年入国)が4人。

 ちなみに、昨年は398人の受験者のうち、合格者は16人(インドネシア人15人、フィリピン人1人)で、合格率は4%でしたから、外国人看護師候補者を受け入れて4年、外国人受験者への配慮もなされ、合格率がかなり上昇した結果となりました。
 以下、昨年の看護師国家試験合格発表の記事。↓

第100回看護師国家試験(2010年度)合格発表。外国人看護師合格者は16人…!
(Article on Mar. 25, 2011)

 昨年までに来日した看護師候補者は両国で572人。そのうち、昨年度までに合格したのは、インドネシア人17人、フィリピン人2人の計19人です。これまでの両国からの看護師候補者全体の受験者数(のべ734人)に対する合格率は「2.6%」でした。
 今回の看護師国家試験合格発表を受けて、これまでの、インドネシア人とフィリピン人看護師のべ1149人の受験者数に対して66人が合格したことになり、全体としての合格率は「5.7%」に伸びました。
 そして、2008年8月に来日したインドネシア人第1期生のうち、滞在期間一年延長が認められて今回が最終受験となった27人のうち8人が合格。また、帰国後、再入国して受験した4人のうち1人が合格したそうです。このインドネシア人第1期生については、104人の看護師候補者のうち、最終的に24人が合格したということになります。不合格者は帰国となります…。(そのほとんどは昨年すでに帰国。)


 ところで、このEPAを通して来日した外国人看護師候補者について、昨日、次のような信じがたいニュースがありました。↓
外国人看護師候補の4割超 国家試験知らず来日(神戸新聞・3月25日)

外国人看護師・介護福祉士候補者受け入れ当初のことのようですが、とても残念で、ショッキングな調査内容でした。

 

 今日の看護師国家試験合格発表に続いて、あさって28日(水)には、両国から来日した介護福祉士候補者にとって初めてとなる合格発表があります。


(参考)
第101回看護師国家試験(2012年)が明日2月19日(日)に…。外国人看護師は…!?
(Article on Feb. 18)

 



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