バイクショップの良心とは？

先月中旬から二週間ほど奄美方面にハルと共に旅・キャンプで過ごしたのですが、その間いくつかバイクに関する事柄がありました。

ひとつは現在修理・整備中のBMW R100RS改サイドカーについてです。

2007年信州・美ヶ原にて

R100RS改サイドカーはこの６月に新しく面倒を見てもらうバイクショップに修理・整備を依頼しております。
ＢＭＷサイドカーよ、遂に再々始動へその一歩を…。←参照

フェリーで移動中にこのショップから携帯電話で何回か連絡をいただいたのですが繋がらず、少ししてから連絡が取れました。
主な内容はバイクの充電不良の原因と幾つかの対策案、それに対するコスト案の提示でした。
メカ音痴の私には専門的な事については判断しかねますので、信頼して全てショップ側に任せる事にしました。
もちろん最良の策(ショップのリコメン)とコストについては了承しました。

このショップではＨＰとブログによって現在進行中の修理などについてオープンにしています。
ＮＫオートのブログ・Ｒ１００ＲＳ＋クマガヤ 整備点検 その1←参照
画像拝借
この後の愛車に対する情報が楽しみです。

この様なショップの情報発信については前のショップ(すでに決別)でもリクエストした事がありますが結局実現に至りませんでした。
ＰＣやインターネットに対するスキルの問題では無く、顧客とのスタンス・情報提供の姿勢・考え方の差でしょう。
わざわざ大そうなシステムを組まなくても簡単に写メでも送ってもらっても良いのですよ。

また掛かるコスト(もっとも重要)についても丁寧に説明とオルタナティヴ(代替)を示してくれました。
精度の高い見積もりと言うのは出る段階では有りませんが、核となる修理のコストが大枠分かるのは安心です。
今後、もし多大なコストが掛かる場合でも連絡は入るでしょう。

もう一つは友人シンちゃんの愛車Kawasaki W3です。
このW3もショップに車検で預けられて約９年と私のFatboyと肩を並べる放置プレーでした。
実は私が決別したショップをシンちゃんに約十年ちょっと前に紹介してあげ、このバイクを購入したのです。

シンちゃんによると突然ショップから連絡が入り、これから自宅へ納車に行くと言うものです。
車検を通せる状態まで整備はしてあるそうです。
撮影・シンちゃん
一応キャブやブレーキ関係はやってあるそうですが、タイヤは購入した当時のままで11年前のままだそうです。
これでは例え車検は通ってもタイヤなど経年劣化した部品は交換する必要があるでしょう。

そして奇怪なのは整備・運送に掛かる費用は一切請求されないようです。９年間も放っておいて(もちろん納車催促はしていたはず)いきなりこの対応…。
ショップ店長は「これでアナタとの関係は完全に終わりです。」と暗黙に述べております。これは、このショップが客との関係を切る時の常套手段ではあります。
もしこのショップで車検と完全整備を行ったらおそらく揉めることは必至でしょうね。それより「傷が浅いうちに収めてしまえ！」と言うのが本音でしょう。

私もそうでしたがずーと前から関係は冷え込んでいたので、ショップ側から勝手に関係を切られてもショックはありませんが、唖然としますよね。
関係が冷え込む原因はショップ側が作ったとしか思えないのですが…。ま、これも相対的・主観的いろいろな見解もあるので一方的に発することは控えよう。

シンちゃんの９年ぶり甦り手元に戻った愛車のエキゾースト、メカノイズ、振動全てを体に沁み込ませ感無量であった事は間違いないでしょう。
ただボルトの締めが甘かったりしたので、これから見えない所で不具合が出るかも知れない不安はあるそうだ。
気の無い整備姿勢でキメ細かな対応を望むのは無理だろう。

もう彼も前を見てバイクライフを楽しむことだけを考えているようだ。それは私も同感でした。
今後、愛車の面倒を見てくれるショップを見つけ車検を受けなければならないのですが、その辺りはもう動いているようです。

夏が過ぎ、凌ぎやすい時期が来たらシンちゃんのW3、私のBMでツーリングを企てるのは至極当然であります。

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