FARMERS BLUES

―理想と現実と夢の間に―

今日くらいは、少しだけ。

2009年12月31日 22時41分41秒 | つれづれなるままに。
今年も一年、大変お世話になりました。

という、よくある年末のあいさつです。

久しぶりに体重計に乗ってみたら、
2,3キロ増えていてびっくりしたけれど、
最近のぼくは比較的余裕があります。
それが体重にも表れてしまったのかと。
新しい従業員が増えたり、年末に素敵な旅行が出来たり、
穏やかな心で新年を迎えることができそうです。

それも含めて、今年一年、
ぼくにかかわってくれた皆様、どうもありがとう。
そのかかわってくれた皆様にかかわってくれた皆様、
どうもありがとう。
つまり、世の中のすべての皆様、どうもありがとう。
皆様もよいお年をお迎えください。

今、後ろのテレビから、布施明さんの「マイウェイ」が
流れてきました。
思わずキーボードから手を離し、ボリュームを上げました。

来年は間違いなく、ぼくにとって転機となる年になるでしょう。
今まで出会った人たちによって今のぼくの人生はあります。
まわりの人たちの力に支えられながら、
ぼくなりの道を見つけられたらと思っています。
みなさんも、みなさんの道を。

その手始めとして、ぼくは、
布団への道を進もうと思います。
おやすみなさい。

さようなら、2009年。




もはや勝ち負けとは無縁の4日目。

2009年12月31日 14時50分03秒 | つれづれなるままに。
 12月21日月曜日

目が覚めたのは昼の1時くらいだったろうか。
友達ふたりとだらりだらりと、これ以上なく無駄な、
だけどこれ以上なく幸せな時間を過ごした。
3時過ぎに3人で近くのスーパー銭湯へ。
平日の昼なのにすごい人。
風呂あがりに、お座敷でまただらり。
「自分は今東京に住んでいるのではないだろうか」
そう思ってしまうほど、自然な雰囲気で、
ありのままの心で、友達としゃべっている。
だけど、傍らに置いてある大きめの荷物が我に返らせる。
慣れ親しんだ駅前で、お互いに手を振る。
大げさな振り方はしない。大きな声も出さない。
ともすれば、明日また会えるかのような、
ごくごく何気ない別れ方だったように思う。
次に会うのが数ヵ月後だったとしても、数年後だったとしても、
ぼくらの関係は決して揺るぎがない。
そんな、別れだった。

午後6時半に、東京駅へ。
またしても寿司屋へ。来すぎ。
バイトしてたときに知り合った女の子とお食事。
相変わらずサバサバしてて、かわいかったよ。
土曜日会えなかった店長にも会えて、
ものすごい質と量の刺し盛りを、
ものすごい破格値で食べさせてくれた。ありがとうございます。
もしも東京に戻ってきたら、って話もさせてもらった。

午後10時にさようなら。

新橋のビジネスホテルに移動し、ちょっとした国際交流。
たぶんかなり酒臭かったと思います。ごめんなさい。

コンビニでカップラーメン買って、テレビ見ながらすする。
午前1時、就寝。

そんな4日目。


そして、5日目へ。

 12月22日火曜日

午前10時にチェックアウト。
午前11時25分のフライト。
余裕ぶっこいてしまった。
かなりきつきつの時間。
ダッシュでお土産買って、ダッシュで機内へと。

高度が安定した頃に、荷物から焼き鯖鮨を取り出して、
飛行機が揺れないことを祈りながら、醤油をかける。
ヘッドホンを耳に当て、東京へ飛んだときと同じ
チャンネルに合わせる。
「やっぱり柴崎コウはいいなぁ」と思う。

降り立った地元、中標津は一面の雪だった。
修理から戻ってきたばかりの車の上に、
こんもりと雪が積もっている。
エンジンをかけ、スノウブラシを使ってせっせこ落とす。
テカテカになった路面に注意しながら、家路を急ぐ。



東京旅行 2009冬  
12/18~12/22




おそらくは勝利をおさめた3日目。

2009年12月28日 20時51分16秒 | つれづれなるままに。
 12月20日日曜日

目が覚めたのは何時頃だったろうか。
例によって早い時間から何度か目が覚めたものの、
昨日のそれよりは明らかに少ない。
後輩の家で、布団から這い出たのは9時か10時頃。
昔出た舞台のビデオなんかを観ながら怠けた時間を過ごす。
後輩が、大切にしている人に会わせてくれると言う。
待っている間、なぜかそわそわしっぱなし。ぼくが。
息子の恋人に会う前の父親の気持ちか。知らないけど。
12時半頃、その子に会い、和やかな時間を過ごし、
駅まで送ってもらって、さようなら。
いい子だった。とっても。あの子なら安心だ。
息子の恋人に会った後の父親の気持ちか。偉そうに。

2時に上野で弟と待ち合わせ。牛角で焼き肉をごちそう。
弟に関しては思うところがいろいろあるけれど、
ここでは胸の中だけに留めておく。

4時頃、新宿で友達2人と合流。
今晩催される、大学同期の結婚記念パーティの
プレゼントを買うために、
猥雑な街・歌舞伎町にある、煩雑な店・ドンキホーテへ。
その店内でサンタクロースを目撃。
生のサンタさんなんか見る機会そうそうないぞとひとり盛り上がって、
思わずケイタイ取り出し、数十メートル先のサンタさんをパシャリ。
ドンキの店員さんだったんだけど、顔も対応もかわいかった。
探し物は必ずと言っていいほど、彼女に聞いた。
探し物を探すために、彼女を探した。
友人たちに軽蔑される。
だってぼくの地元にはいないんだもん、サンタさん。
「俺だって東京に住んでたら、こんなことしないって」と応戦。
いいお土産ができました。

表参道に移動してパーティの始まり。
いい感じのサプライズで幕が開き、
大学同期の面々や、一緒に劇団やってた仲間たちと久しぶりの対面。
なんとそこのカフェ、立食の会場に足湯なんぞありまして。
すんごい気持ちよかった。
1回入っちゃうと、出るのめんどくさくなっちゃうのね。
だから飲み物とか食べ物とか、他の人に取りに行ってもらっちゃって。

そのあと渋谷に移動して2次会。
みんなと写真撮るの忘れたんだけど、
森くんとは撮ったので、載せちゃう。

だって「ブログとかに載せてもいいよ」って言ってたんだもん。
あ、日テレの森圭介アナです。前に同じ劇団だったのね。
知らない人はズームイン見てください。

朝方解散になり、始発で懐かしの友人宅へ。
ちゃんとズームインチェックして、
完全に寝ぼけ顔の森くんを確認してから寝ました。
7時くらいかな。

おそらく全日程の中で、1番盛りだくさんだった1日。
めちゃめちゃ楽しかった。
「あー、東京いたときはこんなことばっかだったよなー」
って懐かしくなっちゃった。

そういえば、久しぶりの朝まで飲みだったのに、
ほとんど眠くならなかったなぁ。

そんな3日目。

4日目へつづく。




勝ち負けで言うのが難しかった2日目。

2009年12月27日 20時43分30秒 | つれづれなるままに。
 12月19日土曜日

前日寝たのはおそらく1時ころ。
普段の習慣のせいで、午前4時5時6時頃うとうとと目が覚める。
だけど今日は仕事がない。
さらにこのホテルはチェックアウトが午前11時。
これでもかというほど布団の中でうだうだ過ごし、
外界に這い出たのは9時頃。
ぎりぎり11時にチェックアウトし、
吉野家で朝ご飯。東京に来たら必ず1度は食べようと思っていた。
だってぼくの地元にはないから。
「並、卵、みそ汁」
お決まりの注文をして、懐かしい味に頬が緩む。
できたばかりの眼鏡を受け取り、
映画でも見ようかと金券ショップへ。
だけど、都合よく、見たい作品と時間が合わない。
気が付いたらパチンコ屋に入ってた。
入って、しかも打ってた。
打って、しかも勝ってた。
「なんで東京に来てまで・・・」と思いながらも、
勝ったことはよかったと「さてこの金・・・」と考え、
あぶく銭はあぶくのように使ってやろうと思い、
見事にあぶくに変えてやりました。泡が気持ちよかったです。
さすがは人間の三大欲求のひとつ。
理性は勝てませんな。

夕方過ぎに東京駅へ。懐かしのバイト先へ。
しばらくひとりで魚を肴にちびりちびり。
7時半頃、友達4人ほど合流し、懐かしい面々と宴の始まり。
大いに盛り上がり、午後10時の閉店で店を出、
新宿でうまいラーメン屋を探し、見つかり、食す。
そして今夜の宿へ。
一緒に飲んでた、大学の後輩でもあり、高校の後輩の家へ。
話すことなくなったら寝ようと思ってたけど、
てことはすぐ寝ることになるだろうなと思ってたけど、
けっこうあったね、話すこと。
何時頃寝たんだろ。2時頃かな、はっち。

そんな2日目。

3日目へつづく。




己に勝てなかった1日目。

2009年12月25日 21時11分38秒 | つれづれなるままに。
 12月18日金曜日

午後1時50分、中標津空港発の便で羽田へと。
機内番組の「柴崎コウスペシャル」を聞きながらの機内。
いつもなら昼寝の時間帯なのだけど、
高ぶっているのか、なかなか寝付けず。
少しだけ柴崎にやられる。いい意味で。
午後4時ごろに羽田着。
新宿行きのバスに乗り、5時半過ぎに新宿着。
泊まる予定のビジネスホテルに荷物を置いて、
懐かしの街を散策。
ゆっくり見てまわる暇はなく、お目当てのお店へ。
眼鏡屋さん。眼鏡市場。オールインワンプライス。
一緒に食事をする予定の後輩の子に選んでもらって即決。
どれがいいのかさっぱりわかりまへん。
ブツは明日受け取ることにして、お食事のお店へ。
名前出してもいいよね、古本。
「ふるほん」違います、「こもと」読みます。
寿司屋でバイトしてたとき知り合った、同い年の板前。
伊勢丹のすぐそばの路地にある和食屋さん、「楽太朗」。
検索するべし。めちゃめちゃうまかった。
俺のために仕入れてくれたというネタの数々に感動。
会計もちょいビビったけど。
でも4時間くらいいたからね。
7時から11時過ぎまでいたでしょ。
そのあと古本交えて、高校の友達も交えたんだけど、
さすがにお昼寝せずの、4時間飲みまくりの、
午前0時過ぎでは、体がもちませんでした。
後半あんま記憶ありまへん。
せっかく来てくれた友には申し訳ないと思いながらも、
「帰る」の一点張り、だったと思う。
で、帰った、と思う。
で、寝た、と思う。いや、絶対寝た。

そんな初日。

2日目へつづく。




機内にて。

2009年12月22日 14時28分26秒 | つれづれなるままに。
ヘッドホンから流れるその音楽と、
パーソナリティの声を聞きながら窓外の景色を眺めていると、
ときどき錯覚に陥ることがある。
「ぼくは今どこに向かっているのだろう」と。
往路なのか、復路なのか。
向かっている先は旅先なのか、それとも自分のいるべき場所なのか。
4日前にも聞いた、その機内番組を聞きながら、
「今日が出発の日だったらよかったのに」と一瞬だけ思う。
そうしたら、もう1度あの場所にも行けるし、
おいしかったあの料理も食べられる。
楽しいひとときを過ごしたあの人にも、会える。

楽しい4日間だった。

1日目は、かつて同じ職場だった友人の店を訪れ、
ぼくのために仕入れてくれたという、
新鮮で手の込んだ料理に感激した。
2日目は、学生時代の友人、いや、今も続いている親友と、
その絆を再確認した。
3日目は、友人の結婚記念パーティのような、
同窓会のような、忘年会のような集いに参加し、
一夜の短さを悔やむように、朝日が顔を出すまで
グラスをぶつけ合った。
そして昨日、最終日、友人の家で昼過ぎまで布団をかぶり、
もったいないと感じながらも、
だけどとても贅沢な時間だということもわかっており、
惚けた目をこすりながら、
「また会おう」とぼくらは手を上げ、別れた。

徐々に飛行機の高度が低くなってきている。
見下ろす景色に広がる、白が占める面積も、
東京の地のそれとは比べものにならない。

「ぼくは今どこに向かっているのだろう」

きっと、往路でも復路でもない。
自分の足が踏みしめているその地が、
自分の選んだ場所であり、そのときいるべき場所なのだと思う。

明日から、また日常の生活が始まる。
いや、空港に降り立ったそのときから。
楽しかった4日間を振り返り、蓄えた力のようなものを糧にして、
ぼくが向かうべき場所へと向かう。

眼下の家々や木々がはっきり見えるようになってきた。
おそらく無事に着陸してくれるだろう。
シートベルトをはずし、荷物を持って降り立ったぼくは、
すっかり白くなった足もとに気をつけながら、
歩き出すはずだ。




もういつつ寝ると。

2009年12月13日 21時25分34秒 | つれづれなるままに。
あと5回寝れば、ぼくの体は海を越えます。

近頃はそのことしか考えてません。
子供の頃の遠足のようなものかしら。
いや、あの頃もここまでは楽しみにしていなかったはず。

4泊という、長そうで、でも明らかに短い日程をどう過ごすか。
どこに行くか。誰に会うか。
何を食べるか。何を飲むか。どれだけ飲むか。
寝るのか。

忘年会や、友人の結婚お祝い会の日程を、
わざわざこの期間に開いてくれる友に感謝しながら、
元気な顔を見せられるように、
元気な顔に会うのを楽しみに、
指折り数えながら、布団にもぐりこみます。
スペースシャトルのカウントダウンにも負けないくらいの、
大きな期待を込めて。


明日になれば、あとよっつ。