BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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世界初、生体牛テスト開発News & 別件で感度10倍、費用1/10のテストも

2005年06月17日 09時24分45秒 | 【最新】新検査情報
■「世界初の生体のままでのBSE検査法開発」ニュース


笹山登生さんの掲示板より、笹山さんからのご紹介です。
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi
サイト
http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
によると、この画期的検査方法を開発したのは、
Vacci-Test(TM) Corporation 
http://www.vacci-test.com/ 
で、一滴の血で、Protein 14-3-3の有る無しがわかるという触れ込み。
結果は30分以内にわかるという。
検査対象は、細菌ウィルスにまで及ぶといい、さらに6種類のVacci-Test(TM)を開発中であるという。
また、動物ばかりでなく、人間のクロイツフェルトヤコブ病の生体診断まで出来るという。
検査コストは、動物の場合、一検査20ドルだという。
詳しくは、Vacci-Test Corporationのサイトhttp://www.vacci-test.com/へ。
========以上笹山さん情報=========

機械訳のままで済みませんが、上記サイトから。
''Vacci-Test BD will facilitate affordable mass testing of live cattle in the field with results readable in less than 30 minutes. We believe that Vacci-Test BD will provide the required assurance that cattle will soon be able to be exported across any border'' says Bill Hogan, President and CEO.
>「結果が読み込み可能な状態でVacci-テストBDは30分未満後に分野での生きている牛の手頃な大規模テストを容易にするでしょう。」 「私たちは、Vacci-テストBDが牛がすぐどんな境界の向こう側にも輸出することができるという必要な保証を提供すると信じています。」と、ビル・ホーガン(社長と最高経営責任者)は言います。

http://www.newswire.ca/en/releases/archive/June2005/16/c2783.html
"We forecast that Vacci-Test(TM) BD, at a cost of approximately $20 per animal, will be available in North America for purchase by the fall of 2005," says Hogan.
>「私たちはそのVacci-テスト(TM)BDを予測します、1動物あたりおよそ20ドルの費用で2005年秋までに北アメリカで購買に利用可能でしょう」と、ホーガンは言います。

すごい検査みたいですね。

この画期的な検査ですが、国内の今の検査コストの10分の1という触れ込みの伊藤ハムの新検査が、カナダに対し20ドルでPRしてるそうですから、
http://health.nikkei.co.jp/bse/child.cfm?i=2005060811744bs&c=0
この新しい、20ドルの生体牛検査キットも、国内の現行の検査より安いということですね。これで、感度と精度がよければ万々歳ですねえ。生体に適用できるほど感度と精度が高いのだとしたら、畜産品から感染動物をより効果的に排除できますね!詳細が知りたいですね。ワクワク。


■BSE検査にかかる費用を10分の1にする、感度10倍、時間短縮テストの開発状況

日本経団連タイムス No.2771 (2005年6月16日)
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2005/0616/01.html
>また、BSE(牛海綿状脳症)検査を迅速に、かつ安いコストで実施できる診断チップを東京大学、東北大学と共同で開発することに成功、社会貢献、消費者サービスなどの視点から、これを利用した検査実施を米国などに対して働きかけているとの報告があった。

伊藤ハムのやつでしょうか? 
http://www.itoham.jp/news/050308.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050304AT2G0401204032005.html
http://nature.cc.hirosaki-u.ac.jp/lab/3/animsci/050305_BSE_chips.html
朝日、日経の記事によると「感度が10倍、価格10分の1、検査時間も短縮」されるのに、なんで日本の食安委や厚労省には働きかけないんだろう。。。?

私はパブコメで、伊藤ハムの検査情報を、北大の感度100倍の大量検査試作機の情報も含めて、新検査情報を厚労省に送りましたが、厚労省パブコメまとめには出てませんでした。

厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部改正(案)に関するご意見の募集結果について
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&KID=495050002&OBJCD=&GROUP=

伊藤ハムさん、今豚肉不正疑惑で大変みたいですが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050617-00000301-yom-soci
伊藤ハムの検査だって、検査費用が10分の一なわけですから、まぁ、単純にいうと、100億→10億になって、90億も節約できるわけですよ。感度も10倍よくなるわけです。

税金の無駄遣いとか叫んでおられた方々は何やってるんですかね?税金を節約できるチャンスなのに。
※なお、日本のBSE問題で一番かかった費用は、「業界への補償」費用です。検査費用無駄遣いの主張をされる方も、数%の検査を廃止することで新たに発生する費用やライン分離の手間・人件をお考えいただけると幸いです。全頭検査はそれらの社会的合理性も踏まえて始まったことも理由にあるそうです。

追伸:検査については北大の大量検査試作機完成ニュースなどもあります。
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0504/04_22.htm

7月3日新情報:
■血液から異常プリオンを検出可能にする技術

異常プリオンを血液から検出可能に、米国ベンチャー
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/flash_rss/381253
2005年06月17日 09時17分
>米Adlyfe社が、BSEやCJDの原因となる異常プリオンたんぱく質を血液から迅速に検出する技術を開発した。Alan.S.Rudolph社長が6月初めに来日し、そのメカニズムなどを説明した。実用化に向けて技術の評価が行われるのはこれからだが、ウシの生前BSE検査、輸血液のvCJD汚染検査などに使える可能性がある。現在、血液などの体液から異常プリオンたんぱく質を検出できる市販の検査キットは存在しない。
(日経バイオテク・オンラインから)
http://www.adlyfe.com/adlyfe/home.html
http://www.adlyfe.com/adlyfe/diagnostics.html
笹山さんによる概要のご紹介(発言2483・2487)
http://www.sasayama.or.jp/saboard/b_board.cgi

「この米Adlyfe社の検査キットは
BSE-pronucleonキット
TSE-pronucleonキット
Az-pronucleonキット
の三種類があって、BSE診断の場合、30分で生体診断可能であり、牛の副産物の血清アルブミン、ゼラチン、中央神経組織の診断にも応用できるとしています。」

「変異蛋白質(misfolded proteins) を直接検出するということのようで、これをBSEにも、vCJDにも、アルツハイマー症にも、血液から検出でき、しかも、生体でも、死体でも検出できるというもののようですね。特にアルツハイマー症の場合は、その検査結果によって、治療方法や生活様式の変更・適合が可能となるというもののようです。」

============

昨年11月の食品安全委員会・プリオン専門調査会議事録から
>○北本専門委員 そう言うと、皆さんは何かわかったような気になりますけれども、だけど何が一番大事なのかという一点は、そのデータを出した人、つまり、潜伏期間中に筋肉ないし末梢神経、何でもいいんですけれども、SRM以外のところで、異常なプリオンたんぱく、ないし感染性のデータが出ていったら、直ちに日本はそれをSRMの指定しなければいけない。それだけです。
http://www.fsc.go.jp/senmon/prion/p-dai16/161116_dai16kai_prion_gijiroku.pdf
飼料に、牛脂や血液を許可しているようなBSE対策のものを輸入しろ、というのは、いかがなものかと思うのですが。

ちなみに、上記に「アルブミン」の話が出てきましたが、ヒトの「アルブミン」は現在の日本の一部のワクチンに使用されているとのことです。そのアルブミン使用停止を推奨する論文を今年2月に私は厚労省の血液対策課にお渡ししています。

追記:
7月12日の報道 生体牛検査のプレスリリース
New Genetic Testing Platform for Chronic Illnesses
http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1
笹山さんのご解説(掲示板[2810]より
>この記事の元記事は、この論文「Bov-tA Short Interspersed Nucleotide Element Sequences in Circulating Nucleic Acids from Sera of Cattle with Bovine Spongiform Encephalopathy (BSE) and Sera of Cattle Exposed to BSE」ですね。
BSE牛の血清の中にあるサイン(SINEs、short. interspersed elements)(進化を経るごとに遺伝子の順番が入れ替わりやすく、いったん変わると動かない部分、DNAの構成単位であるヌクレオチドが300個ほど並んだもの、これと同じようなものとして、「ライン(LINE)」があり、これはヌクレオチドが5000個ほど並んだもの。)に注目し、血清の中の循環する核酸(Circulating nucleic acids)と連関しているサイン(SINEs)の特徴によって、BSEを判断するもののようですね。

http://biz.yahoo.com/bw/050711/115402.html?.v=1
http://cdli.asm.org/cgi/content/abstract/12/7/814

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12 コメント

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Unknown (star_gazer1)
2005-06-17 18:36:04
いつもTBありがとうございます。

ひさびさの明るい話題だと思えます。しかし、これ、ちゃんと使ってもらわないとね。

米国の大規模食肉加工工場でこれを使う気があるのかというと僕は懐疑的です。彼らは「牛一頭の検査に20ドルだから、日本に売りたい個体数掛ける20ドル分、自分たちの年俸が減る」と胸算用して却下しかねないような守銭奴なようですから。

米国では、是非全頭検査をして日本に売りたいと既に言っているのに妨害を受けている、有機農業でやってるような良心的な小規模農場が一番可哀想ですね。
妨害工作? (とき)
2005-06-17 23:04:17
はじめまして。

伊藤ハムの新検査法の件、霞ヶ関?からの妨害工作で、今後の進展に疑問符がついた模様。悔しいですが、こういうことはよくやる手です。

たとえば、「ODA建設利権」だと、

http://www.nikaidou.com/column01.html





TB張らせてもらいますね (Nancy)
2005-06-20 20:23:57
コメントありがとうございました。

こちらのブログは一つのことを掘り下げていて情報が充実していますね。

TB張らせてもらいますね。
どこ向いて政治をやってんのか (みすた)
2005-06-20 23:41:32
TBどうも。本当に自公政権ってのはどこ向いて政治やってんでしょうね。
TB有り難う御座います (海老名誠)
2005-06-21 00:05:46
一滴の血で判定出来るとは、凄い話ですね。

200ドルは日本人に負担させるから、検査をお願いしますと土下座する伊藤ハムも凄いですな。
検査は1頭20ドル (Mariko)
2005-06-21 07:00:20
海老名さまみなさまコメントありがとうございます。

1頭あたり200ドルではなく、20ドルのようです。日本もはやく導入して、検査にかかる費用を引き下げてもらいたいですね(^^
TBありがとうございました (HOOP)
2005-06-21 17:29:01
この検査法は感度は高そうなのですが、今のところ特異性という点でかなり問題がありますね。

BSE以外にも脳疾患をみな引っ掛けてしまうので、安全側にシフトした使用法をすれば、かなりの安全を担保できるとはいえ、いたずらに一次検査陽性を増やすことになりかねません。もう少し情報開示されていれば、彼らが自信を持っている根拠がわかると思うのですが、、、
Unknown (Mariko)
2005-06-22 09:25:03
HOOPさんコメントありがとうございます。どのくらい擬陽性出ますかね。確定診断のWBなんかと組合せりゃいいのでしょうけど、とりあえずその辺の情報など(日本の報道)ほしいですよね~。どこも報道してくれないんですもん。
いつもトラックバックありがとうございます。 (KONKON)
2005-06-24 19:38:02
いつもトラックバックありがとうございます。

気になりますゆえに、いつも注目していますよ。
TBありがとうございます (panchi)
2005-06-27 10:53:05
どうもTBありがとうございます。こちらのブログはかなり情報が充実してますね。僕は直接大動物とは接する仕事ではないですが、最近の家畜における様々な病気については、私たちの安全な食生活影響を与えることになりますので、非常に興味を持っています。
おどろきました (浮き世)
2005-06-27 12:26:41
TBありがとうございます。目を通させていただきました。勉強になります。確かに全頭検査廃止の前にこの検査法導入の検討は行われれるべきですね。検査日本のことですから、この検査法の導入には時間がかかりそうですね...
TBありがとうございました (Quasi)
2005-06-28 07:44:57
TBありがとうございました。こちらからもTBさせてもらいました。早くBSE問題が解決すると良いですネ。

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