ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2021.9.30 エンハーツ20クール目 さらに減量16回目投与翌日のこと、食欲不振で熱っぽかったけれど夜は瞑想クラスでヨーガニドラー

2021-09-30 22:35:16 | 日記

 昨夜は、夕食後に薬を飲まねばならないのに食欲が全くないので、食事を諦め、ブログをアップ。紅茶専門店で買ってきたかぼちゃのブリュレとキャラメルムース、渋皮栗とほうじ茶のタルトを一口ずつ味見して、ダージリンセカンドフラッシュの紅茶を頂いて夕食代わりにした。
 夫は一人で、ほぼ2人分の夕食を済ませており、お茶とケーキが入るほどお腹の空きがなく、イマイチ食べられなかったようだ。私は食後、紅茶で薬を飲む。

 身体は疲れているし目も疲れていて眠い。それは間違いないのだが、頭はざわざわしている。ステロイドハイで、早々ベッドに入っても延々と眠れないのも嫌なので、録画していたドラマの最終回を視てから入浴。お風呂あがりに赤いヨーグルトドリンクをお腹に入れたら、やっぱりお腹ぐるんぐるん。ほてりも出てきて気持ち悪くなってきた。ああ、やっぱり。

 明日(つまり今日)は、夫は休務日で私は出勤。マッサージサロンのWさんから頂いた吐き気対策アロマオイルで、ふくらはぎから足の甲までマッサージをしてからゆるゆるとベッドに移動する。マントラCDをBGMに流し、ミントのスプレーを枕と部屋にシュッシュと撒く。頭が冷たくて気持ちいいように、先日アイスタッチの枕カバーをゲットしてそれを使っているのだが、気持ち悪さはあまり変わらなかった。
 どちらを向いても気持ちが悪い。眠れないからついついベッドでスマホを見てしまう。息子からLINEが来て、それに応えるからますますダメ。

 今朝はアラームが鳴る小一時間前に、お手洗いで目が覚めた。起きた途端に気持ちが悪い。その後は時間差で腹痛が。もう少しで起きなければならないからとぐずぐず粘っていたが、結局、我慢できずお手洗いに。まあ、これから便秘が始まるから、排出出来る時はちゃんと排出しておかねば。

 新聞を取ってリビングに行ったら、夫はまだ起きてきていない。空腹は感じないし、朝食の準備をする元気もなくて暫しソファに座っていたら夫が物音に気付いて起きてきた。

 お腹はグルングルン、火照って熱っぽくて(測れば6度もないのに)気持ち悪い。
 まずはグレープフルーツの紅茶でナウゼリンを流し込む。夫がピンクグレープフルーツのストレートジュースを買っておいてくれたけれど、触手が動かない。気持ち悪さがあまり改善されないのはいつもどおりだけれど、ナウゼリンを飲むのはおまじないだ。

 青汁もバナナスムージーもなし。ミニシナモンロールを温めて半分、冷やした抹茶の蒸しパンをひとかけら、ちびちびとナイフとフォークで一口ずつにして頂く。100mlのベリーベースの野菜ジュースをストローでちょっとずつ飲みながら何とか半分ほどお腹に入れた。青いヨーグルトもパス。りんごとバナナをひとかけずつ、ぶどう2粒でおしまい。水分が絶対的に足りないと思う。

 食後は今日、明日限定の吐き気止めイメンド80㎎、デカドロン4㎎が加わる。いつもの整腸剤ミヤBM錠、痛み止めのコデインと胃薬タケプロン。気分が悪いから、これらを飲み下すのだけでがっくり疲れてしまう。
 職場にはミニマグ(150ml)の紅茶を持参する。
 今日は気持ちが悪い日用の楽々服装で。気温は26度まで上がるというが、ウエストはリボンで調整出来る長袖ソフトデニムのワンピース。浮腫み防止の着圧ストッキング。

 家を出て歩いていても常に気持ち悪い。不織布のマスクは自分の吐息でもわっと熱がこもって暑苦しいし、顔は火照っているし身体は熱っぽいので、とにかく暑苦しくて息苦しくて鬱陶しい。坂道ではより息苦しさが酷い。酸欠状態だ。いつの間にか口呼吸になって呼吸が浅くなっている。
 周りに人の姿がない時にはなるべくマスクを外して歩くことにしたいが、つけたり外したりも面倒なのは事実。吐き気止めのイメンドは効いてくるまで小一時間はかかるので、それまでが辛い。

 自席に着き、昨日届いた書類やメールに対応。平日に丸々不在にしていればそれなりに色々ある。自分だけ「気持ち悪いから」とじっとしていることも出来ない。気分転換にはなるというかそうせざるをえない。やっぱり吐き気は辛いし、生唾も出る。
 今日も昼休み途中からのリアル会議で、昼食を買いに行く暇がないので、お弁当を頼む。配達されたお弁当を見たら凄いボリュームに圧倒される。ナウゼリンを飲んで、食後はミヤBM錠。小サイズのご飯は4分の1,おかずは3分の1なんとか流し込む。

 会議はたっぷり2時間。その後、とにかく喉がカラカラで、珍しく階下の自販機までペットボトルのカフェオレを買いに行って一気に飲んだ。ファイリングをしたりメール対応をして、瞬く間に1時間弱が過ぎ、夕方からのZoom研修に参加。テーマは「コロナ禍の学生のメンタルヘルス」。精神科医で学校医も務める教授の話でとても興味深く有意義だった。終了後アンケートを書いて提出したら、もう定時を過ぎている。それからもろもろ残務整理をしたら結局辺りは真っ暗になってしまった。

 這う這うの体で帰宅の準備。気が張っているから治療翌日をなんとか乗り切るのだけれど、やはり疲労困憊。
 帰路も気持ち悪さは収まらず、とぼとぼと帰宅。足が浮腫んで重いしステロイドのせいで相変わらず火照って熱っぽい。職場往復で4,000歩にも満たなかった。

 夫は甲斐甲斐しく夕食を用意していたけれど、私は喉だけ乾いて食欲はなく、ピンクグレープフルーツジュースをグラス一杯美味しく頂く。
 夕食は、朝食べきれなかったりんごとぶどうを頂いておしまい。食後の薬を飲んだところで、息子からちょっとした相談の電話があり、延々1時間おつきあい。はあ。

 Sさんのオンライン瞑想30分クラスが始まるから、と電話を強制終了。
 治療翌日で参加を迷ったが、ヨーガニドラー(寝っ転がり瞑想)ということなので思い切って申し込んだら、やはりとても良かった。願い事サンカルパも3回しっかり唱えつつ、くつろぎの素敵な時間。暫し体調の悪いのを忘れることが出来た。

 明日は在宅勤務だ。資料はあれこれ持ち帰ってきたので、マイペースで過ごせればと思う。
 と同時に、明日から非常事態宣言は解除。夫は久しぶりに大手を振って息子のマンションを訪れる予定だ。
 治療後の週末、私はほぼ役立たず、廃人状態の我儘患者と化す。あれこれ気を遣って世話を焼いてもなんにも報われない夫が気の毒でならない。少し気分転換をしてもらいたいので、背中を押した。
 私も気兼ねなくダラダラとソファと一体化して過ごせるし、という魂胆もあり、Win Winの週末である。
 

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2021.9.29 採血後腫瘍内科診察、エンハーツ20クール目 さらに6割に減量16回目 今月2回目の治療無事終了

2021-09-29 20:09:35 | 治療日記
 昨日はほぼ定時で仕事を切り上げ、一旦帰宅。前泊用の荷物をぱぱっと作って、身支度を済ませ、夕食の支度をやめて夫と駅前のファミレスで待ち合わせした。

 レストランはそこそこの入りだったけれど、広いテーブルに案内され、あれこれ取ってシェアして頂く。お茶やデザートまでゆっくり摂っているとせっかく早く出てきた意味がないので、メインが済んだら早めにお店を後にした。乗換駅ではタイミングよく始発電車に乗れたので、しっかり良い席を確保出来た。

 先月、岩盤浴と温泉がセットでついているホテルですっかり温泉気分を味わえリフレッシュ出来たので、今回もそのホテルに素泊まりで予約を入れた。隣のコンビニで朝食を調達。
 
 岩盤浴のチェックイン終了まで30分ほど。それでも2回目で勝手がわかっているので、まずは母にDuo通話でご機嫌伺いをしてから移動した。

 私の母くらいの年齢の方がちょうど受付されているところだった。80代、一人で宿泊して岩盤浴、凄いなぁと思う。作務衣に着替えて移動して、横になる準備をしたところ、ほどなくして女性2人が入ってきた。
 残念ながら貸し切りとはいかなかった。5分お腹を温め、10分背中を温め、を2回半繰り返してたっぷり汗をかいた。温泉に戻ったら若い人たちもいて私を含めて7人。前回より混んでいる。

 大きなジャグジー風呂と普通のお風呂と水風呂にスチームサウナがあり、今回も水風呂はパスして、その他はコンプリート。サウナは密を避けて2人以上入らないように、5分で交代するようにとあり、1人先客がいたのでお湯に浸かって時間調整。

 そもそもの宿泊の目的は通院治療前泊だけれど、こうしてちょっと温泉宿に宿泊したような贅沢気分を十分味わえるのは悪くない。転んでもただでは起きぬ精神、ちょっとブルーな治療日にはニンジンが必要である。なかなか汗が退かず、買い込んだジュースや赤いドリンクヨーグルトを珍しく一気飲み。お肌はすべすべ。空調は除湿にセットしてすんなり眠った。

 丑三つ時、一度目覚めたけれど、お手洗いに立つこともなくそのまま眠り、スマホのアラームが鳴るまでぐっすり。浴槽足湯を済ませて、部屋でサンドイッチとジュース、ヨーグルトの朝食。レストランだと身支度をしてからエレベーターを昇ったり降りたりと時間が取られるけれど、部屋でニュースを見ながらリラックスして頂くのはお気楽だ。

 朝の連続テレビ小説を視、チェックアウト。前回楽だったことを思い出し、荷物を預けて病院に向かった(それにしても、長くホテル前泊を続けていて、重い荷物を持ち歩いていたお馬鹿さ加減に今頃気づく。帰路は若干遠回りになるかもしれないけれど、身軽に動いた方がよほど体力温存出来ていたのに・・・)。

 いいお天気。青空で雲一つない。薄いジャケットを羽織ったけれど、日傘を差していても汗ばんでくる。今日は最高気温26度の予報だ。
 病院に到着し、若干並んで受付でIDカードを通す。受付表には60歳3か月とプリントされていて唖然とする。早くも60歳の4分1が過ぎたということか。採血受付へ移動して、ピンク色の受付番号表を取る。電子掲示板を見ると、数人待ちで待ち時間は7分と出ているが、もう私の番号が採血室に入って良いことになっている。そのまま部屋に入る。

 ほぼ時間通りに番号を呼ばれた。今日は初めましての技師のOさん。とても丁寧な感じで良い印象だ。今月2回目、前回が簡易の2本だったので、今日は5本。刺す時、全くというほど痛まなかった。抜く時もそうだった。「全然痛くありませんでした。」とお礼を言って立つと、「それはラッキーでした。」と丁寧に頭を下げられてしまった。幸先の良いスタート。

 止血をしながら向かいの腫瘍内科へ移動した。待合い椅子はガラガラに空いている。久しぶりに定位置を確保してから受付に並ぶ。すんなり。いつものように問診票の追加を頂く。今回も息切れ以外全て「ない」に〇をして、息切れ「ある」の前に“たまに”を追加した。
 
 今日のお供は内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」(講談社文庫)。
 帯には「人生100年時代の大ベストセラー 痛快「就活」小説!」とある。
 昨年夏に放映されたNHKのドラマを視てしまったので、ストーリーはほぼ覚えていたけれど、さすが内館さん。これでもか、と容赦ない描写でもう大変!ドラマは本当に忠実にこの世界を再現していたことがわかり、役者たちを思い浮かべながら頁を繰る手が止まらない。面白うてやがて悲しき・・・ではあるのだけれど。

 採血から1時間ほど経過して、本の切りの良いところで血圧測定。92-60、脈拍が90。
 ほどなくして ”中待合いへどうぞ”に番号が出た。そこから20分ほど待って、先生がお顔を出された。今日は病院チェックインから先生にお目にかかるまで1時間半少々。とても順調である。

 「おはようございます。」と挨拶して、荷物を籠に入れ、自分の体調管理ノートやエンハーツダイアリー等を出して席に着いた。
 「さて、4週間ですね、どうでしたか・・・。」と訊かれ、「おかげさまで、(副作用は)いつも通りといったところです。それでも体調の良い時間が1週間延びて2回分土日に予定を入れて動き回れるので有難かったです。気持ち悪さが終わると下痢になり、その後は便秘。今回は久しぶりに酸化マグネシウムを2日間飲みました。台風の気圧の変化により胸痛はありますが、ずっと調子が悪く痛みが続くというわけではありません。」と返事をする。

 「採血の結果は特に問題ありません。マーカーはちょっと上がっているけれど、まあほぼ変わりないということで治療を続けましょう。」とのこと。なるほどマーカーは前回ほぼ2か月前に比べて3割弱の増だけれど、まだギリギリ1桁である。白血球は4,500、好中球は1,400近くあった。HとLの項目もまあほどほどだ。アルブミンは下限値ギリギリで久しぶりにLから脱した。やはり欠食おばさんタームが長く、きちんと食べられる(食べすぎ?)時期が1週間延びるのは大きいのだろう。診察室での検温は6度7分。息苦しい時があると書いていたので、パルスオキシメーターで計測してくださった。SPO2は98%で脈拍は80。我が家のものよりずっと精緻なものだから安心だ。

 というわけで治療続行である。4週に1度の投与だから、今月は2回だったけれど、来月からは1回ずつ。あと3回来れば今年も終了である(途中、検査通院はあるかもしれないが・・・)。そして、あと6回の治療を経て3月末には晴れて定年、と行きたいものである。先生は再来年春で定年を迎えられるが、その後今の病院に引き続きいらして頂けるかどうかは全くわからない模様。「あまり遠くに行かれてしまうと、引っ越しして追いかけなければならないので、どうぞよろしくお願いいたします。」とご挨拶する。

 次回は変更して頂いた口腔外科の予約があるが、採血に加えてレントゲン撮影も行うことになった。
 4週間分の薬が処方される。前回同様、エルカルチンは1日4回から3回に。

 お礼を言って、診察室を出、化学療法室へ移動。お一人待っている。受付番号を取り、待合い椅子に座って夫やお友達にライン連絡。すぐにMさんがイメンドを持ってきてくださって、その場で飲んでから、お手洗いを済ませる。ほどなくして、看護助手さんに窓側の一番奥のお気に入りリクライニングシートに案内された。暖かな日差しが入って、まるで温室のよう。
 
 環境整備をして読書を再開。40分ほどしてOさんが針刺しに見えた。あまり痛まず、今日は針刺しラッキーデー。お隣も皆静かで、お喋りの声も騒音もなく、とても快適である。

 針刺しの後10分ほどでKrさんが薬を持っていらした。アロキシ・デキサートミックスからスタートし、ブドウ糖、エンハーツ、ブドウ糖、生食である。始まってからも順調。途中初めましての看護師さんが薬を替えにいらした。お名前は防護服を着ていらしたので名札が見えなかったけれど、ヘルプや遊軍ではなく6月末からこちらにいらしたそうだ。ひとまずご挨拶。
 
 投与後血圧測定もOさんで、91-52、脈拍は70。抜針もOさん。あ、イテっという感じだったけれど、一瞬の技。お手洗いを済ませ、お礼を言って化学療法室を出た。

 腫瘍内科で受付表を出し、処方箋のデータをFAXで薬局に送ってから待合いで本を読みつつ10分ほど待って自動支払機でお支払い。カードで11万円強。

 外に出ると、風はあるけれどまだまだ暑い。薄いジャケットは荷物になった。
 薬局の待合い椅子はそれほど混んでおらず、FAXは無事に届いていたけれど、相変わらず後の番号の方たちに抜かされる。それでも30分ちょっとの待ち時間。薬剤師さんは久しぶりに仲良しのIさんだった。4週間に1度になって楽になった話など、あれこれお喋りをしてしまった。9,000円弱カードのお支払い。今日の病院と薬局の滞在時間は合計で5時間強。きわめて順調だ。

 ホテルに荷物を預けて出かけたので、病院往復は身軽で楽だった。荷物をピックアップしてから駅へ向かう。朝はたっぷり頂いたし、まだお腹が空かないので、乗換駅まで戻っていつもの紅茶専門店でランチを摂ることにした。JRは遅れていたけれど、快速に座れて、本の続きも読み切れた。

 紅茶専門店は遅いお昼やお茶の人たちで繁盛していたけれど、こちらでも定位置に座ることが出来た。食後、ケーキを頂きたかったけれど、お腹一杯になってしまったので、諦める。お支払いの時にショーケースを見たら、芋・栗・南瓜と秋の味覚、好きなものが沢山。結局、お土産に買ってしまった。夜になって気持ち悪くなったら食べられるかしら、ということも考えず・・・。やっぱり私は夫が言うように、芋姉ちゃん改め芋おばちゃんか。

 帰宅後は生協のお届け品を取り込み、収納。薬やら何やらの片付けをしているうちに、ライナーに乗ってパンクチュアルに夫が帰宅した。それにしても日が短くなった。文字通り、秋の日はつるべ落とし。夫が帰宅する時間は、ついこの間迄はまだまだ明るかったのに、今はとっぷりと日が暮れて真っ暗。
 お昼が遅かったしお腹がなんだかモタモタして空かないので、まだ頑張れるうちにこのブログを書いている。

 夕飯の支度は端から諦めていて、生協で夫用にかき揚げ蕎麦、お寿司等すぐに食べられるものを注文しており、それを食べてもらった。

 明日で長月も終了。長く続いていつからだったか記憶が定かでなくなった緊急事態宣言もようやく解除だそうだ。総裁選も終わり、現総理はまさにあの人誰だっけ、状態のなんだかよくわからない事態になっている。
 ともあれ明日は通常出勤、リアル会議の日。なんとか乗り切らなくては。

 記録のために。一昨日届いた今月2回目のお花は、夏の名残、向日葵が3本、沢山の蕾を付けたオレンジのスプレーカーネーションが2本、淡いラベンダーのクルクマ、赤い実が可愛らしいヒペリカムが1本ずつ、ルスカスの葉が2本。花言葉はそれぞれ「崇拝」、「素朴」、「乙女の香り」、「きらめき」、「陽気」だそうだ。
 夏のビタミンカラーと秋の訪れが同居する賑やかな投げ入れになった。

 今日は義母の8回目の祥月命日だ。仏壇に義母が好きだった紫の小菊とピンクのスプレーカーネーションや林檎をお供えしている。
 
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2021.9.28 コロナ禍、相次ぐクローズにしょんぼり・・・

2021-09-28 21:52:56 | 日記

 コロナ禍の今、飲食業だけでなく、ホテル、旅行、運輸業界は大変厳しいことになっている。そしてアパレル業界もしかり。

 ずっとお気に入りだったブランドが終了になると知って哀しい・・・、と夏前にこのブログでも書いた。先月半ば、10数年御用達だった、某百貨店内にあるショップが閉鎖された。

 平日の会議出張や、日曜日の瞑想ヨーガクラスも全てオンラインでの開催となり、都心に出向くことがすっかりなくなっていたけれど、さすがに最後と伺い、空いているであろう時間を見計らってご挨拶に出向いた。
 仲良しのKさんとは残念ながらお目にかかれなかったけれど、その時、店長のHさんからエコバッグとマスクケースを頂いた。

 このブランドの洋服の生地で本部のチーフが手作りしたとのこと。なるほど、どちらもワンピースやスカート等だった見覚えのあるもの。そこに添えられていたメッセージにうるっと来てしまった。
「お客様に喜んで頂けるものづくりをもっと、もっと、長く続けていきたかった。それが今の私たちの気持ちではございます。最後になりますが、お客様に感謝の気持ちをお伝えしたく今までのプリントや刺繍素材を使って、マルチケースを作ってみました。コロナ禍の今はマスクケースとして、またコロナが明ければ、パスポートケースやチケットケースとしてお使いいただければ幸いでございます。素人の手作り故に多少、雑な所もあろうかと思いますが、お許しくださいませ。 ○○本部一同」

 店舗がクローズになった後も、ネットのサイトでは今月上旬まで買い求めることが出来た。なんとなく訪れては、ぽちっとして最後の最後までお世話になってしまった。コメントを見ても残念がっている方たちが多くいた。

 先日届いた最後のメールには、「沢山のお客様からブランド、商品、ショップスタッフへのあたたかいお言葉や終了を惜しむお声を頂戴し、本当にありがたく感動いたしました。この場をお借りして御礼申し上げます。そして、その中でも多くよせられたご意見が、ぜひ何かしらの形で〇〇を継続、復活をさせてほしいというお声でした。長きに渡り皆様にご愛顧いただいたショップは、残念ながら8月ですべてのお店が閉店することとなりましたが、何とか違う形でいただいたお声にお応えすることができないか現在前向きに検討を進めております。皆様に、新たな企画などご案内できることが可能になりましたら改めてご案内させていただければと考えております。」とあった。

 かれこれ15年ほどお付き合いさせて頂いたように思う。還暦にもなったことだし、卒業の頃合いだったのだろうな、と自分で自分を納得させている。

 そんな中、近くにあるアウトレットモールの御用達ショップから、今月初めに突然ハガキが届いた。いつものセール案内かしらと見ると、今月末を待たずしてクローズとのこと。絶句した。
 色々アドバイスを頂いてきた仲良しのHさんには「実はここ以外にもう一つお気に入りのブランドがあり、そこがクローズになるのだけれど、まさかこちらはそんなことはないですよね?」とお話ししたことを思い出した。「全くそんなことはありません。」とのことだった。それから僅か2か月くらいか。

 ハガキが届く前の週にもふらっと訪れたのだけれど、その時は公休日のHさんとはお会い出来なかった。仕事から帰宅してハガキが届いたまさにその日からクローズセールスタートだった模様。彼女たちも本部から聞いたのは直前で、ハガキに何と書けば良いのか・・・、と辛かったという。

 セール初日、それはとんでもない人出だったとのこと。セールが始まって翌々日の昼休みに覗いた時にも、普段見たことがないほどのお客さんの数。言葉は悪いけれど、皆、ハイエナの如く、爆買いをしていてレジ周りは殺気立っていた。ラックはかなりスカスカになっており、すっかり圧倒され、すごすごと帰ってきた。

 以前このお店の店長だったMさんが異動された先のショップも7月末でクローズになり、それを機に退職されたという。Hさんは今のショップが一番通勤に便利だったが、月末からは片道1時間半はかかりそうな駅ビルのショップに異動が決まったのだそうだ。

 「ひとまず行ってみて、あまりに辛かったら年も年だし、退職かな・・・と思っています。」とのこと。退職を余儀なくされるような遠い店舗への異動、年も年だ、なんて私から見ればまだまだ若いわけで、このまま仕事をしないで・・・というわけにはいくまい。

 最初に書いた百貨店内のショップには、かつては店長のHさんを含め4人のスタッフが常駐していた。クローズが決まってからは3人になり、Hさんは別の百貨店内別ブランドの店長として引き続き勤務することになり、仲良しだったKさんは会社を退職し、同じ百貨店内の別の店舗で働くことが決まっている、と聞いた。

 けれど、一番若手の、息子と同い年のTさんは、退職はするが次の職場はまだ決まっていないとのことだった。「就職が決まった時は、まさかこんなことになるなんて・・・何が起こるかわかりませんね。」と呟いた彼女に、かける言葉が見つからなかった。

 こうして多くの人たちが思いもかけず異動を余儀なくされ、或いは職が失われていくのを目の当たりにして、やるせなく哀しい気持ちが溢れてくる。

 コロナ禍、本当にいつまで続くことやら・・・。
 

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2021.9.26 リニューアル・オンライン瞑想ヨーガクラス第5回無事終了

2021-09-26 17:23:33 | ASHARE (アシェア)
 今日はASHAREさん主催「乳がん患者さんのためのオンライン瞑想ヨーガクラス」リニューアル後の第5回目。4月にスタートしてから早いもので半年が経った。
 お天気はちょっとひんやりとした曇天。夏の疲れとコロナ禍で溜まっているストレスを癒やせるように、今日も無理なく動いてリラックス優先のクラスにしようと決める。

 いつもよりちょっとだけ寝坊をして洗濯機を廻し、部屋干しに。朝食後、リビングをクラス仕様に整える。着替えを済ませ、クラス実施の準備完了である。

 Zoomに入室すると、参加される方たちが画面上にどんどん揃ってくる。代表のUさんがいつものように開始までの話題提供をご担当。ワクチン接種の話をされているうちに全員が揃った。
 もう一人の代表Hさんから今回のお楽しみプレゼントである“アロマストーンとラベンダー、オレンジ、フランキンセンスという瞑想ブレンドの精油”で是非リアルクラスのようにお楽しみください、とご挨拶があり、ほぼ定時でバトンが廻ってきた。

 今回は初めましての方が複数おられるので、自己紹介から始める。初めての方で、運動はとても久しぶりという方たちのために、簡単かつゆったり身体を解せる動きをメインに取り入れたクラスを用意した。これまで同様60分のクラスである。

 いつものように、ヨーガの智慧で特にお伝えしたいことをお話してから、聖音ॐ(オーム)を唱えクラスを始める。
 まずはウォーミングアップで身体を温める。今日は足の甲や足首をよく解した後、腿裏や内転筋、大臀筋等下半身を中心にストレッチしながら、最後にはわき腹も気持ち良く伸ばしていく。

 深い呼吸をすると、少し動いただけでも汗がじんわり出てくる。いつでも水分を補給して頂いてOKとお伝えする。呼吸を整えてゆっくりもとの楽な座位に戻る。

 今日は帰命敬禮の動きを復習する。マントラを最初に紹介し、動きの見本をお見せしてからまずは動きだけ、続いて動きにマントラをつけて繰り返す。

 続いて恒例の朝ヨガのご紹介。前後、左右、回旋の動きを復習した後は、先日Sさんのオンライン瞑想クラスを受講した際にこれが好きだったことを思い出した「ソー・ハム呼吸」からそのまま瞑想に繋ぐ。
 瞑想とシャヴァーサナの後のキールタンは、やはりSさんのオンラインクラスで練習したばかりの「オーム」。

 今日はパンクチュアルに1時間で終了出来た。皆さんのお顔を拝見するにリラックスして頂けたようでほっとする。
 
 クラス終了後は、若干のお手洗い休憩を挟み、プチお喋り会スタート。今日も2つのブレイクアウトルームで各々のグループに半分ずつ参加させて頂くことになった。
 ルームを自由自在にワープする感じがいつもながら“どこでもドア”のようで楽しい。
 今日は自己紹介、最近気になっていることに加え、お題は「秋になって新しく始めたい事」、と事務局のTさんから前振りがあった。

 最初のグループは代表のUさんがファシリテーターを担当された。自己紹介や今日の感想を伺う。地方在住で初参加のWさんからは、お住まいの近くでは瞑想ヨーガのようなクラスはないので、コロナのお陰で繋がれたことが嬉しい、モヤモヤしていたけれど心が軽くなった。是非また参加したいという有難いお言葉。
 同じく地方から3回目のご参加となるTさんからも、とても多忙で疲れ切っていたが、こんなにリラックス出来たのは初めて。これからも参加したい。朝ヨガもやります、という宣言があった。皆さんの前で宣言することはとても素晴らしいことだ。

 常連のOさんからは、疲れが回復途上にあったけれど、心が鎮まって良かった。
 Uさんからは、前回のクラス以降、朝ヨガに瞑想を加えている。5分座るのはなかなか大変だと思ったけれど、思い込みだったようだ。他の瞑想ガイドを聞いてみたけれど、このクラスの声のガイドが優しくてより良かったとのこと。

 総じてガイドの声をお褒め頂き、リアルでもオンラインでも変わらずに瞑想ヨーガの良さをお伝え出来ていることが分かり、感謝することしきり、である。

 2つ目のグループは代表のHさんが司会進行を担当された。
 私がお部屋に入る前は不眠についてお話しされていたようだったが、私が入ったタイミングで、皆さんから感想を頂いた。
 常連のKさんからは今日もガイドの声に癒され、瞑想タイムはぐっすりだった、今に集中して呼吸が出来るようになった。
 Aさんからは普段なかなか集中出来ない呼吸に集中した。途中雑念も混じったけれど、最後は横になってリラックス出来た。
 初体験のYさんからは、夜は不安でドキドキすることが多いが、最後シャヴァーサナで落ち着いた。心を鎮めることが出来て、続けたいと思った、等など有難いお言葉を頂いた。
 同じく初体験のHさんからは、左右のバランスが悪いのを感じているというご自身のお身体の気づきがあった。代表のHさんからは不眠にはアロマを使っているが、色々雑念が出てきた時も今は考えない、深く呼吸を意識出来るようになった、との発言。

 長く続けておられる方たちが、普段の生活にも瞑想ヨーガの智慧を取入れておられることを聞くことが出来て、素晴らしいと思った。

 かくして皆さんからのコメントで、日々進化していることが伺い知れたのは、お伝えする者冥利に尽きることだと思う。
 というわけで、今日も沢山の嬉しいお言葉を頂くことが出来、とても幸せで充実した時間を過ごすことが叶った。
 来月は24日に開催予定。日曜日の午前中、皆さんが少しでもリラックスする時間を持てたのであれば、何よりだったと思う。

 お喋りに花が咲き、瞬く間にお約束のお昼になった。代表Uさんのご挨拶で無事クラスは幕を閉じた。
 皆さんが退室されるのをお見送りし、その後は、事務局の方たちと今後のスケジュールについて打ち合わせ。リニューアル瞑想ヨーガクラス5回目も無事終了した。
 ハート型の素敵なアロマストーンに垂らした瞑想ブレンドの残り香が部屋中に漂い、とても心地良かった。


 (追記)ASHAREさんの活動レポートに取り上げて頂きました。
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2021.9.25 治療週直前の土曜日はメンテの一日

2021-09-25 18:30:24 | 日記

 土曜日。
 昨日は都心往復の後に職場に戻って半日仕事。終えたら自分でもびっくりするほど疲労困憊。夫が外食するのをいいことに、ダラダラと過ごしていたら、夫は思いのほか早くライナーで帰宅することになり、慌ててレンチンで適当に夕食を摂った。

 聞けば20時でお開きにしたが、イタリアンレストランは22時まで営業しており、お酒も提供していたとのこと。知る人ぞ知るなのか、夫たちが退散するタイミングで、さぁ、これから飲むぞといった人たちがお店に入ってきたのだそうな。
 うーん、店側も客側も、もう我慢できませんということか。

 今朝は土曜日仕様のアラームが鳴り、ベッドで朝ドラ復習を視てからノロノロ起きる。
 1か月に一度のお楽しみリフレクソロジーの日だ。
 朝食を終えて、いつもの様にサロン最寄り駅でピックアップして頂く。スタッフのGさんは出張中で、今日はオーナー一人。正真正銘の貸し切りだった。

 前回に続き、月の満ち欠け×リフレクソロジーのお任せコースにハンドリフレをオプション追加した。満月のオイルは華やかな香り。この1か月の体調等の報告をしていたけれど、気づけば深い眠り。それでも途中、あまりの痛さに足がピクピク突っ張ってしまった。右足は膵臓の反射区だったそうだ。左足はいつものように踝が痛かった。
 そんなわけで、施術後のハーブティは“胃腸はお元気ですか”ブレンドを頂いた。

 オーナーのKさんは、沖縄日帰り弾丸ツアーをなんと1万円ポッキリで愉しんだという。飛行機で往復6時間かかるのに一体どうやって?とびっくり。成田発着で前後泊をしたけれど、沖縄ではレンタカーを借りて6時間たっぷり動けたそうだ。
 誰もいない首里城公園を散策し、沖縄の風を満喫したとのこと。前週には北海道日帰りも決行し、雲丹に舌鼓を打ってきたのだそう。

 どちらも飛行機は本当にガラガラで申し訳ないくらいだったとのこと。ああ、そういえば我が家ももう2年間飛行機には乗っていないなあ、としみじみ。それにしてもなんというバイタリティ。同い年で、一度脳梗塞で倒れているというのに、小学生のお孫ちゃん2人とも頻繁に遊んでいるようで、本当に元気印である。

 そんな話をしながら再び駅まで送って頂く。
 今日はメンテ特化の日で、午後には2か月ぶりに美容院でカットの予約が入っている。リフレサロンは午後のお客さんの予約まで時間に余裕があったと見えて、すっかりお喋りをしてしまい、いつもより駅に戻って来るのが30分近く遅かった。

 当初は、美容院のある隣駅まで移動してからランチを済ませようという予定だったのだけれど、予約時間まで30分もなく、とてもゆっくりしている暇はない。時刻表を見ると、次の電車まで10分。その次の電車まで17分だ。
 それでは、とそのまま改札口に一番近い駅ナカベーカリーに入ってカフェラテとフレンチトーストを頂いて軽いお昼にする。

 美容院に行く前には、Wさんサロンに先日分けて頂き損なった吐き気止めオイルを受け取りに行くことになっていた。
 急いでWさんサロンに寄ってから、美容院へ向かう。ここで既に1分の遅刻。顔だけ出して、お手洗いを済ませてチェックイン。担当のJさんは大好きな紫色のマスクでお出迎えしてくれた。

 ガウンを羽織って、まずは検温とメディカルチェックシートを記入。「もうかつらを取っているんですね?」と言われ、前回2か月前のカット後から地毛デビューしているとご報告。
 「大分根元がしっかりして髪に艶が出てきましたね。」と褒めて頂く。なるほど以前は触るとぺたっとしてしまったけれど、最近ではかき上げるとそれなりに立ち上がるようになってきた。プロにそう言われるとやはり嬉しい。
 このまま地毛でどのくらい暮らせるかしら。
 先にシャンプーを済ませ、トップとフロントは揃える程度、サイドとバックは伸びた分だけカットして頂き、さっぱりした。

 1時間もかからず、会計と次回の予約を済ませて無事終了。
 少し見ないうちにビル内のテナントがかなり変わっていた。このご時世、どこも大変なのだなあとしみじみ。
 本屋さんで文庫を数冊買ったけれど、ここは珍しく長蛇の列ではなかった。それでもどこもそれなりの人出である。

 昨日までの晴天とは打って変わって、灰色の曇が立ち込める今にも雨が降り出しそうな気配。
 最寄り駅まで2駅電車移動して家路に。先日ススキが秋らしくて綺麗だな、と愛でていたのにあっという間に丸刈りになっていてなんと不粋な、とちょっとがっかりした。
 お月見が終わったらススキは用なしなのかどうなのか、わからないけれど・・・。
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