炎天下の中、木津の方まで足を伸ばしてみた。
大阪市内にいると夏場はどうしてもこういう田舎みたいなところに憧れる。
子供の頃は夏休みに入ると親の帰省で岡山の田舎に行ってたものだから
ついこういう光景が懐かしく思える。
木津駅周辺は何にもない。それなりに大きい駅なのに駅前には
食事をするところも売店も見当たらず、道路に出れば多少は見当たる程度。
駅の喫茶店で一息入れたかったが仕方なく歩くことにして
一軒のレストランを見つけてそこで昼飯にした。
こう暑いと腹は減れど食が進まず、懐具合もあって安い
自家製とやらのザルソバを選択。
隣の席では坊さんらしい人が天ザルを食べてた。
坊さんは生臭ものは食べないのではなかったのかと心の中で文句を言う。
店を出て来た路と反対方向に歩くと木津川が見えてきた。
やはり木津と言えば木津川。
いい加減暑いのでメシを食べたら帰ろうと思ったが
もう少し探索してよかった。
しかし気温は35度・・・・暑いはすだ。
木津川を渡る橋の袂はうっそうと植物が茂っていて不気味な感じ。
遺体でもあるんじゃないかと下を覗いてみる。
川が見えてきた。緩やかに流れる浅瀬の川。若い衆数人がここで
水と戯れていて羨ましい。
下に下りて草に覆われた道なき道を進み川へと向かう。
梅雨の時期の影響か草が横倒しになっていた。
特になにかあるわけではないけど青空と川と草木に囲まれて
夏の匂いを感じる落ち着いた気分。
これでもう少し涼しいければいいんだけど。
映画『ブルーベルベッド』のOPを真似して一枚。
・・・・夏だなあ。