和歌山駅を出て30分ほどで貴志駅到着。出発した頃は座る
余裕があったのにいつの間にか満員状態のタマ電車。
貴志駅はいかにも田舎にある感じの小さい無人駅。
無人だからこそ猫が駅長になれたわけで有人の駅で猫が駅長になったら
人間にとってこれほど不名誉なことはない。
現在駅長室は改装中により駅に駅長はおらず、道路を挟んだ向かいに
ある仮設で勤務中。
写真は帰りに撮ったものだが着くとタマ駅長に会おうと大勢の人が並んでいた。
珍獣でもない、ただの三毛猫になんでこんなに人が並ぶのか不思議。
正直アホらしいとしか言いようが無いんだが。
しかしきっとそこらへんの猫とは一味違う何かがあるのかもしれない。
とありあえず後回しにしてメシを食べることに。しかし駅周辺は何もなく
人に聞いメシ屋を求めてしばらく歩くことに。
しかし何も無い所だなあ。のどかといえばのどかだけど不便そう。
名産はイチゴ狩りだとかでタマ以外のことでも訪れる人で
今の時期は賑わっていそうだけど。
10分ほど歩いてやっと見つけた一軒のメシ屋。閉まってたら
どうしようかと思ったがかろじて開いてたので飢えずにすんだ。
チャーハンを食す。疲れたのか腹は減れど食が進まない。
一服入れると動くのが面倒になる。歳を感じる瞬間。
老体とまではいかんが衰えた体に鞭を入れて戻る。
かなり人も減ってるのではと思ったら全然減っておらず、
余計増えたような気がする。恐るべしタマ駅長。
仕方なく並んでいると駅長の補佐役(でいいのか?)の人がタマを抱いて
並んでいる人にお披露目。有難いがその時点で列の前方に居る人が気の毒。
・・・やはり普通の大ぶりな猫にしか見えない。帽子を被っていないと尚更。
それでも周囲から「タマちゃ~~~ん」の声が飛ぶ。
まあアイドルも何もしてなければただの人間なのに道を歩いているだけで
声がかかったりサインを求めたりするからそれと似たようなものでは。
確かに可愛いことは可愛いし。
現在(5・4)の仮設の駅長室。これを書いているころには
改装は終わっている頃かも。
周囲に貼られたタマの写真。プロが撮ったのか、どれもいい表情をしている。
戻ってきたタマ駅長。すっかりお疲れの様子であんまり動かない。
なんか気の毒に思えなくもない。
ひとまずは有名な駅長さんにお目にかかれたのでこれで帰ることにした。
帰りの電車ですれ違ったタマ電車。車内ではこれからタマに
会いに行こうとする客(特に子供)がはしゃいでいた。
大阪駅構内に貼られてあるポスター。日曜日は駅長はお休みとかで
他の日も事情によって休むこともあるので前日に確認とのこと。
疲れました(笑)