どっかに行きたいのだ!

散歩程度の日帰り旅行から海外旅行の話を書いてみようと
思います

名物駅長

2010-05-20 21:42:26 | Weblog


和歌山駅を出て30分ほどで貴志駅到着。出発した頃は座る
余裕があったのにいつの間にか満員状態のタマ電車。
貴志駅はいかにも田舎にある感じの小さい無人駅。
無人だからこそ猫が駅長になれたわけで有人の駅で猫が駅長になったら
人間にとってこれほど不名誉なことはない。



現在駅長室は改装中により駅に駅長はおらず、道路を挟んだ向かいに
ある仮設で勤務中。
写真は帰りに撮ったものだが着くとタマ駅長に会おうと大勢の人が並んでいた。




珍獣でもない、ただの三毛猫になんでこんなに人が並ぶのか不思議。
正直アホらしいとしか言いようが無いんだが。
しかしきっとそこらへんの猫とは一味違う何かがあるのかもしれない。




とありあえず後回しにしてメシを食べることに。しかし駅周辺は何もなく
人に聞いメシ屋を求めてしばらく歩くことに。
しかし何も無い所だなあ。のどかといえばのどかだけど不便そう。
名産はイチゴ狩りだとかでタマ以外のことでも訪れる人で
今の時期は賑わっていそうだけど。



10分ほど歩いてやっと見つけた一軒のメシ屋。閉まってたら
どうしようかと思ったがかろじて開いてたので飢えずにすんだ。
チャーハンを食す。疲れたのか腹は減れど食が進まない。
一服入れると動くのが面倒になる。歳を感じる瞬間。



老体とまではいかんが衰えた体に鞭を入れて戻る。
かなり人も減ってるのではと思ったら全然減っておらず、
余計増えたような気がする。恐るべしタマ駅長。




仕方なく並んでいると駅長の補佐役(でいいのか?)の人がタマを抱いて
並んでいる人にお披露目。有難いがその時点で列の前方に居る人が気の毒。
・・・やはり普通の大ぶりな猫にしか見えない。帽子を被っていないと尚更。
それでも周囲から「タマちゃ~~~ん」の声が飛ぶ。
まあアイドルも何もしてなければただの人間なのに道を歩いているだけで
声がかかったりサインを求めたりするからそれと似たようなものでは。
確かに可愛いことは可愛いし。



現在(5・4)の仮設の駅長室。これを書いているころには
改装は終わっている頃かも。




周囲に貼られたタマの写真。プロが撮ったのか、どれもいい表情をしている。



戻ってきたタマ駅長。すっかりお疲れの様子であんまり動かない。
なんか気の毒に思えなくもない。
ひとまずは有名な駅長さんにお目にかかれたのでこれで帰ることにした。



帰りの電車ですれ違ったタマ電車。車内ではこれからタマに
会いに行こうとする客(特に子供)がはしゃいでいた。



大阪駅構内に貼られてあるポスター。日曜日は駅長はお休みとかで
他の日も事情によって休むこともあるので前日に確認とのこと。



疲れました(笑)






























名物電車

2010-05-19 23:55:46 | Weblog


これもGWのお話。名物駅長のタマ駅長に会いに和歌山まで足を伸ばした。
別に興味があったわけではないがとりあえずどこかに行きたかっただけ。
JR和歌山駅で貴志川線に乗り換える。
慣れた大阪や京都と違い、さすがに和歌山まで来ると旅の気分は出てくる。




貴志川線和歌山駅のホームではすでにタマ駅長のグッズを販売している。
GWを利用してタマに会おうと親子連れで賑やか。
と、そこへ電車がやってきた・・・・




・・・・何これ?こんな列車が走っているのか!全く予想だにしなかった
ものが現れたのでビックリした。そこまでやるか、貴志川線。




中に入るとさらに驚き!幼稚園か、ここは。
物珍しさで写真を撮りまくる大人にはしゃぐ子供たち。
そんな客への配慮か、到着してもなかなか出発しない。




本棚まであってますます幼稚園化している。しかも猫関連の本が多し。
貴志駅到着まで30分。観光客の時間潰しには丁度良く、
歯医者の待合室にも通じるものがある。





内装もタマのキャラクターデザインでビッシリ。ひとつひとつが
いろんなポーズをとっていて可愛らしい。



もうタマ本人よりキャラクターのほうが人気あるんじゃないかと。
某女性デュオより彼女たちのデザインキャラのほうが可愛いという
アレと同じか。



途中、違うデザインの車両とすれ違う。「いちご電車」と呼ばれるもので
貴志駅はイチゴ狩りでも有名らしく、他に「おもちゃ電車」なるものも
走っているがやはり一番人気はタマ電車だろう。
偶然乗り合わせた僕はラッキーだったかもしれん。
ただ観光客ばかりでなく普通に利用している人もいるので彼らにしてみれば
食傷気味に感じるのでは。



運転手及び運転室はいたって普通。ここはやはり人も運転室もタマ色に
して欲しいがさすがに痛いかそれは。




























竜馬ブーム(後編)

2010-05-06 22:41:39 | Weblog


メシを食べ終わり戻るとさっきより列は短くなったがそれでも
敷地内から道路にはみ出るほど並んでいた。
並んでから30分ほどかかった。その間係員が待ち人のために
退屈しのぎと寺田屋で起こった出来事を解説している。



やっと順番が来て中に入る。もうごった返して思うように写真が撮れない。
玄関内は普通の古ぼけた旅館風で今でも宿泊所として使われているらしい。
とは言っても一般の宿泊客ではなく特別な場合に限ってのようだが。





階段を上がると部屋はざっとこんな感じで広さは畳4畳半ほど。
今でも泊まる人がいるせいか畳もそこそこ新しい。




こんな感じで部屋番が記されている。部屋は全部で6つほどか。
正直覚えていない。なんせ人が多いものだから流されるように
見て周るので何部屋あるか数えている暇もないほど。



部屋から見た光景。なかなか涼しそう。



エアコンまで装備(笑)TVもあった。



ここが竜馬が泊まっていた部屋。それにしても若い女性が目立つ。
最近「歴女」という歴史好きの女性が増えたらしい。彼女たちの
脳内では実物より美化されているとかで、アイドルを見るような
感覚なんだろうか。なんにせよ歴史に興味を持つのは良いことだ。




竜馬が使っていたらしいピストルと刀。
ピストルの方、銃身と弾倉の位置がずいぶん合わない気がするが。
引き金もないがどうやって撃つのだ?




襲撃事件の様子と今も柱に残る弾痕と刀傷。



おりょうさんはこの風呂に入浴中異変に気づき、全裸のまま飛び出した。



これは昔TVでやってた『知ってるつもり』のアレではないか?
由緒ある地で何故こんな写真を飾っている?
TVで紹介されたラーメン屋みたいなことはやめて欲しいんだが。



出た頃にはすでに人は減っていた。閉館時間だから当然だけど。
とにかく人が多すぎてゆっくり堪能できなかったのが残念。
ブームが過ぎた平日にでも改めて行ってみようか。































竜馬ブーム(前編)

2010-05-05 22:39:06 | Weblog


巷ではTVドラマの影響で坂本竜馬ブームらしい。僕は殆ど興味ない。
興味ないが他に思いつかないので近いということもあってちょっくら出かけた。
場所は京阪中書島駅。僕の住む場所から電車で1時間とかからない。
京都に行く時は全く気にも留めず素通りしたが竜馬にゆかりのある場所
だったのかと初めて知った。



駅から数百メートルの所にある竜馬ゆかりの旅籠『寺田屋』。
ここで竜馬が暗殺されたのかとずっと思っていたが大違いで竜馬がアジトとして
使用していて襲撃を受けたものの、入浴中のお龍(おりょう)がいち早く気づき
竜馬たちに教えたためになんとか難を逃れることができたという話。
『寺田屋事件』と物々しい名があるが・・・まあたいした話でもない。

それにしても凄い人の集まりでまさか列が出来ているとは思わなかった。
GW中なので当然か。ましてブーム、思わないほうがおかしいな。
並ぶ根性は無いので帰ろうかと思ったが腹も減ったのでメシを食べてから
もう一度来てみることに。







メシを食うついでに『竜馬通り商店街』という通りを歩いてみた。
竜馬がこの通りをよく歩いたということでその名がついたらしい。
道幅は狭くどこか帝釈天通りを思い起こさす。
違うのは土産物屋が少なく二件ほどで立派な名前の割りに賑やかさが無い。
寺田屋の女将、お登勢の名を使った茶店がある。














遥かなるEXPO70

2010-05-04 22:45:06 | Weblog


毎年GWは海外に行ってたが今年は事情により行けそうにもなくだからって
部屋でじっとしてるよりマシだろうと、万博ネタは二度ほどやってるような気が
するが上海万博開催にちなんで大阪万博公園に行ってみた。
それにしても連休ということもあって凄い人の数。エキスポランドが
人身事故によって消滅した今でも公園目当てで訪れる人は多いようだ。



目指すは『EXPO70』というその名のとおり、大阪万博のメモリアル館。
公園内は家族連れなどで溢れかえっているが、こことなると当時を知っている
人に限定されてしまう。当時を知らない若い衆はあんまりいない。



一階フロアで上海万博のマスコット『海宝(ハイバオ)』君が迎えてくれる。
上海万博に行けない人へのせめてもの気配りか。




二階フロアへ行くと太陽の塔とその周辺を再現した模型がある。
言っちゃなんだがもうちょっと精巧に作って欲しい。
TVの特撮ヒーロー物の消耗品的なセットに見える。



奥の通路へ進むとこんな感じで当時へとタイムスリップ(気分)。




各パビリオンのチラシ。これを見ただけでどれだけ多くの国や企業が
参加してたかが判る。




万博内で働くホステスのお姉さんのコスチューム。
70年代にみた未来の衣装。なにやら側にいた若い衆に大うけ。



今でこそ、そう珍しくはないが当時としては斬新なデザインだった椅子。




少し見づらいが太陽の塔の内部のレプリカ。
憧れの内部だったが思いのほか「な~んだ」。



万博周辺を走っていたモノレールの車窓から見た風景を映像で再現。
当時モノレールは未来の乗り物だった。
小学校の頃「モノレールは誰でモノレール」という
つまらん駄洒落が流行っていたのを今思い出した。
現在「誰でモノレール」は門真~大阪空港間を走り、
世界一長いモノレールとしてギネスに認定されている。



懐かしきかな記念コイン。千円玉なんてのもあった。
子供の頃は珍しかったがインフレの象徴だったようだ。




電動サイクルに電動カー。どちらも万博内を係員がこれで颯爽と
走り周っていたとか。
今ではオバサンが電動サイクルで街中を颯爽と走っている。



ご存知、三波春夫の万博のテーマソング『世界の国から』
しかし倍賞美津子も歌っていたのは知らなかった。



おばQも万博を応援。
叶修三?誰それ?




華やかでにぎやかだった万博の姿はなく、当時あった様子がわずかに
残っているだけの公園。

大阪万博はすでに遥かなる過去になった。