本殿堂から404m進むと「背比べ石」というものがある。
牛若丸が奥州へ向かう際、名残を惜しんで背比べしたと言われる石。
それほど大きいものでなく、見た感じは140cmほど。
比べて同じ位だとしたら牛若丸は当時として背は低いほうだったのか。
まあ少年時代だったろうしその後は背が伸びたのかもしれない。
この辺りが山の頂上付近のようで後は下りなので思ったより楽そうだ。
と思ったがそうでもなかった。木の根が地上にはみ出している箇所が多く、
躓きそうでさらに危険。転ばないように気をつけねばならんので
登りより精神的に疲れる。
「背比べ石」から460mのところにある「奥の院 魔王殿」
資料によると「650年前、金星より地球の霊王として天降り地上の
創造と破壊を司る護法魔王導が奉安されている」とある。
こんなところにそんなSF的な話があったとは。ちょっと感動。
奥にある白い箱の中に魔王様がおられるようで、どれだけ
開けてみたかったことか。
さらに573mほど歩いてやっと反対方向へと下山。そこから
少しだけ行くと貴船(きぶね)神社がある。
そこを訪れたら鞍馬山のメインは見た事になる。
貴船神社は絵馬発祥の神社。境内にも馬の像が飾られてあり
絵馬がいくつもぶら下がっている。
それ以外は、まあ普通の神社。喫煙所があったので一服。
これでひとまず鞍馬山探索は終わった。しかしこの後
まだまだ歩かねばならない。その話はまた。
思わぬハイキングになったが、まあそれなりに面白かった。