どっかに行きたいのだ!

散歩程度の日帰り旅行から海外旅行の話を書いてみようと
思います

鞍馬山探索(京都)後編

2009-05-31 14:34:49 | Weblog


本殿堂から404m進むと「背比べ石」というものがある。
牛若丸が奥州へ向かう際、名残を惜しんで背比べしたと言われる石。
それほど大きいものでなく、見た感じは140cmほど。
比べて同じ位だとしたら牛若丸は当時として背は低いほうだったのか。
まあ少年時代だったろうしその後は背が伸びたのかもしれない。
この辺りが山の頂上付近のようで後は下りなので思ったより楽そうだ。



と思ったがそうでもなかった。木の根が地上にはみ出している箇所が多く、
躓きそうでさらに危険。転ばないように気をつけねばならんので
登りより精神的に疲れる。




「背比べ石」から460mのところにある「奥の院 魔王殿」
資料によると「650年前、金星より地球の霊王として天降り地上の
創造と破壊を司る護法魔王導が奉安されている」とある。
こんなところにそんなSF的な話があったとは。ちょっと感動。
奥にある白い箱の中に魔王様がおられるようで、どれだけ
開けてみたかったことか。




さらに573mほど歩いてやっと反対方向へと下山。そこから
少しだけ行くと貴船(きぶね)神社がある。
そこを訪れたら鞍馬山のメインは見た事になる。





貴船神社は絵馬発祥の神社。境内にも馬の像が飾られてあり
絵馬がいくつもぶら下がっている。
それ以外は、まあ普通の神社。喫煙所があったので一服。

これでひとまず鞍馬山探索は終わった。しかしこの後
まだまだ歩かねばならない。その話はまた。
思わぬハイキングになったが、まあそれなりに面白かった。






















鞍馬山探索(京都)前編

2009-05-30 18:33:49 | Weblog


叡山鉄道の終着駅、鞍馬山に行ってきた。特に目指すものは無く
ただ地図を見て終着駅がどんなものか気になっただけ。
それが思いのほかハードなハイキングになるとは思わなかった。

叡山鉄道は京阪電車の終着駅、出町柳で乗り換える。
単線で本数の少ない二両編成のローカル線で無人駅もチラホラ。
終着駅の鞍馬駅は日本の名駅百選に選ばれているとか。



駅を出るとでかい顔をした天狗がお出迎え。鼻の形が
ヒワイな感じがするのは僕だけか?





駅を出て少し歩くと鞍馬寺仁王門があり、その奥には
鞍馬寺本殿金堂へ向かう鞍馬ケーブルがある。




着いてそこから山道を500m以上歩かねばならない。
別にハイキングのつもりで来たわけではないのに何故こんなことに?
駅を見てさっさと帰ればよかった気になった。
「せっかく来たのだから」な気持ちがえらいことになった。
難儀な好奇心だ。




やっと到着。正直どうでもいい(笑) 山頂から見る風景も
「だから何なんだ?」である。
周囲を見渡すと年配の人が多い。よく登ってこれるもんだ。
僕もハイキングの気構えがあればどうってことないけど(と強がり)



しばらく休憩を入れて境内を探索。さらに「奥の院 魔王殿」へと
続く道がある。その距離1500m・・・しんどいわ。
しかもさらに上へ上へと登る。さすがに帰ろうと思ったが
「魔王」という響きに魅せられ少々悩んだ末行くことに。
まあ他の年配の人も登ることだし行くしかあるまい。



登る前に「お水さん」のお世話になる。






















こんな所にあったのか

2009-05-20 12:22:26 | Weblog


自転車で近場をブラブラしていると『旭学園幼稚園』という
名の幼稚園を見つけて感動した。
僕は寝屋川市にある『旭学園第二幼稚園』という所に通っていたが
『第二』はあるのに『第一』がどこにあるのか長年疑問だった。
噂で「第一はあったが閉園した」「名前を変えただけ」
など飛び交ったがまさか寝屋川市からずいぶん離れた旭区にあるとは。
(だから『旭学園』と言うのだと今になって判った)




最初は同名の別の幼稚園かとも思ったが幼稚園のマークや
校舎とバスのデザインが我が母校(?)と全く同じで
間違いなく姉妹校。(正しくは『第二』のほうが姉妹校か)
『第二』に比べずいぶん小さい感じだけど、数年前甥も通っていた
様変わりした『第二幼稚園』よりもまだこっちのほうが
思い出深い気分だった。



マニラでの油断

2009-05-10 20:14:11 | Weblog


全く油断をしていた。今思い出しただけでも腹立たしい。

夕方にロハス通りを歩く。ここはサンセットビューとして
ちょっとした名所で夕方になると大勢の人が集まってくる。
僕も以前来た時に大いに気に入ってまたこの光景が見たくて
再びやってきたようなもの。しかし「名所には落とし穴がある」
という法則をすっかり忘れていた。
通りをブラブラと歩いていると10歳くらいの子供4人ほどが
近寄ってきてなれなれしくなついてくる。
鬱陶しいと思う一方さほど悪い気もしなかったので
歩きながら適当に相手をしていると一人が僕の腕をとって
引っ張る。何がしたいのか判らなかったがそのうちスーと
子供たちは離れていった。子供を撮ろうとするとやたら顔を隠す。
別に恥ずかしいわけでもないだろうに。
その理由が少しして判った。売店で飲み物を買おうとポケットに
手を入れると財布がない。ホテルに置き忘れたのかと思ったが
嫌な予感がしてダッシュで部屋に戻ったが財布が無い。
予感は的中した。ガキどもはスリの集団だった。

ホテルのスタッフにその事を話すと近くの交番を教えてくれて
交番に向かう。拙い英語とジェスチャーで説明。
警官は「またかよ~」みたいな顔をして頭を抱えながらも
「なんとかするから安心してホテルに戻りなさい」と
親切に対応してくれた。もちろん財布が戻ってくるとは思っていない。
それでも面倒でも通報しておかなければ気がすまない。
ホテルのスタッフたちは慰めてくれたがその夜は悔しさで眠れなかった。
被害総額2万円以上・・・眠れるわけがない。

翌日同じホテルに泊まっていた初老の日本人男性にその事を話すと
よくある手口で彼は5万円盗られたことがあったらしい。
「必要以外のお金を持って外に出ない」という鉄則。いつも
守っていたのに何故この時に限ってしなかったのやら。
ああ、情けない。
今度マニラに行くことはあっても思い出すのでロハスを歩く
ことは無いだろう。