４２.１９５ｋｍ

２００５年３月２０日（日）
　第８回 東京・荒川市民マラソンに出場した。

国リハＳＩ１４期マラソン部の仲間と、
卒業記念にフルにチャレンジしよう！と盛り上がり、
人生初のフルマラソンにチャレンジすることになってしまった。

４２.１９５という道のりを甘くみてはいけないと頭では考えていながら、
新年明けたら、１５日間の実習が始まり、
学校復帰したら、卒研が待ち受けていて、
終わったと思ったら、謝恩会の準備に追われ、
卒業してもなんやかんやと家を空ける日々が続いた。
は、は、走ってない・・・

大会３日前、我が家の宇宙人が、
あのオリンピック・マラソンメダリストのＡ森Ｙ子さんにお会いし、

「無謀すぎる」
「歩いても７時間(大会制限時間)じゃ無理だよ」

と私へのありがたい(?)コメントを頂いてきた。
それを受けて、本当にヤバイんじゃないか？波がじわじわと襲ってきて、
慌てて 走ってくると外に飛び出した。
急に走れるわけがない。もう後の祭り。
最悪の事態を考慮して(なんのこっちゃ)、おかんに保険証の場所を教える…


当日は４時に目が覚めた。
東西線に乗り込むなり、ランナーらしき人が目に付き、
都営三田線に乗ったら、乗客全員がランナーだった。(のように見えた)
２万人に近い出場者が荒川の河川敷に大集合！(写真)
ＡＭ９時。私を含めた同期６人と、スペシャルゲストＴ先生、
無謀な挑戦がスタートした。

マラソン不慣れな私たちにとって、Ｔ先生の存在は本当に心強かった。
走りながらもひとりひとりの調子を気にして声をかけてくれた。
手話で話しながらマラソン☆
折り返したＴ先生に会ったとき、私はリタイアしようかなってくらい死んでて、
「痛いか？大丈夫か？コマメに屈伸するんだぞ！」
この先生の言葉にどれほど励まされたか！

１８ｋｍ地点、両親が応援に来ていた。
なんやしらんけど、手には棒に掲げた旗(紙)を持っているようだ。
近付いてみると・・・
　――Ａ森Ｙ子(実名)に無謀と言われた　マイコ がんばれ――の文字。
オーバー！オーバー！ありますか？！(←手話)
ランナーの目が「無謀のマイコ」に集中する。なんてこったい。

ゴール地点では、わざわざ応援に駆けつけてくれた同級生の顔ぶれ。
「なんでみんな居るのぉ～」と涙が突然溢れ出てきて、止まらなかった。

４２.１９５ｋｍを走り終えて・・・。
足が曲がらず、階段・和式トイレなんてトンデモナイ。
痛くて痛くてたまらないけど、心の底から楽しいと感じた。
次はＴ先生と一緒にトライアスロンにチャレンジ！！(ほんまかいな)

全員完走！！の仲間たち、そして応援してくれたみんな、Ｔ先生、
ありがとーーー