シンクロニシティ & etc.

日々訪れるシンクロニシティの意味の探求と、「青天井」な人間力向上の追究、その他いろいろなことについて。

理想的な状況を作るために

2007-10-12 21:16:49 | 気づき

 人間関係の話です。

 人間関係について理想的な状況っていうのは、一つには、周りに良い人ばかりいて、悪い人はいないというのがあります。

 どういう人がこういう状況になっているかを知るためにそういう状況になっている人の例を頭に思い浮かべて見ると、ある共通点が浮かび上がります。 

 それは、①良い人と悪い人の区別が付いていて、かつ②悪い人に対してNoと言えるという2点です。

 門に喩えれば、門番がちゃんといて、良い人と悪い人を区別して、良い人にはニコニコと門を開き、悪い人が来たときにはピシャっとしめてしまうような門を持っているということです。

 まず①の能力はどのように身につくかというと、これはワイルドな(守られていない)空間である程度鍛えるほかないと思われます。免疫力のようなものですね。人に守ってもらうのもある程度は良いですが、すると今度は守ってもらっている人に支配される危険性もあります。やはりある程度の人を見分ける力はどの立場にいても必要でしょう。

 ②については、悪い人は大抵、一見おいしそうな餌を持ってきたり、脅してくるなどして、なかなかN0と言えないような状況を作り出してくるので結構厄介です。そういう甘言や、脅しに屈しないではっきり言えるだけの度胸が必要です。

 餌が本当においしいならそれは取引として成立しますから問題ない(その人は悪くない!)のですが、悪い人が持ってくる「おいしい」話は当たり前ですが本当においしいことはありません。どこかおかしな点があるのでそれを見つけ出す視点が必要になります。

 その視点は、ミクロなものとマクロなものと両方があります。ミクロな視点でじっと見ていると、どこか細かいところにボロが見つかるものです。また、鳥瞰的、マクロ的視点も重要です。ミクロで見ると気づかないが、マクロで見るとおかしな点に気づくことが多々あるのです。例えば、「そんなおいしい話を私に持ってきたのはなぜだろう?」というのはマクロ的視点ですが、この視点があれば話に潜む嘘に気づきやすくなります。

 また、脅しについても、その根拠のなさを見破ったり、対抗する力を得るためにはやはりミクロ的視点とマクロ的視点の両方が必要になります。脅されるといっきに思考停止になり、両方の視点が凍り付いてしまう可能性があるので、人のアドバイスが必要となることが多いでしょう。

 さて、ここまで書いておいて今更という感じがするかもしれませんが、世の中、必ずしも良い人と、悪い人というように単純に二分できるわけではありません。また、1人の人間であっても良い面と悪い面があります。上に書いたことは、話を分かりやすくするためにそういったことを捨象していますのでその点ご了解ください。 


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