老化の理由と対策まとめ

老化の理由との対策についてまとめてみる。

１．活性酸素
　肉体の老化のかなりの部分は活性酸素による酸化によって起こると言われている。細胞が酸化し、遺伝子が酸化によって傷つけられ、老化が進む。その対策としては、ビタミン類を摂るとか、ストレスを減らす（ストレスは活性酸素を発生させる）などの対策がある。私はご存知のとおり負電荷療法をやっている。今度から野菜と果物のジュースを朝摂ろうと計画している。体内の重金属は活性酸素を発生させるのでそれを取り除くプログラムもやる必要がある。放射能による内部被曝も、酸化によって細胞や遺伝子の電子を傷つけることで身体に害を及ぼすので、活性酸素対策はより重要になってくる。

２．腸の汚れ・宿便
　腸の汚れがあらゆる病気の原因になることは、内視鏡検査の権威であり、何十万人もの人々の腸を実際に観察した経験を持つ新谷元アルバートアインシュタイン大学教授が言っている。前記のように腸が汚れているというのは植物で言えば、土が汚れているということであり、ここをきれいにしなければあらゆる健康法は水の泡となってしまうだろう。
　宿便については、存否について論議があるが、私としては腸内の悪玉細菌等がフィルム状になって腸壁にくっついているものと、憩室にはまりこんでいる硬い便ということで理解している。実際にそれっぽいものが出てきたのを確認済みである。宿便を取り除き、腸をきれいにすることが、人間の健康のためには大前提であると確信している。
　宿便と便秘を勘違いしている人がいるが、宿便は私に言わせれば先ほどの定義のようにフィルム状になって腸壁に薄く貼り付いているものと、憩室に詰まった便のことであり、「糞詰まり」である便秘とは違う概念である。
　宿便への対策は、運動や自律神経のバランスを整えることなどによって腸の蠕動運動を活発化させること、そして宿便を取り除く何らかのプログラムを実施することである。　
　腸 は私見によれば、土を身体の中に取り込んだものであり、ここが汚れるとあらゆる病気や老化の原因になる。土が悪いと植物が病気になりやすくなるのと同じことだ。理化学研究所で、多数の人間の便を集め、病気との関係を分析していることも含めて、今後腸への注目がより集まるのは間違いないと見ている。
　また、世界の長寿村ではどこでも、腸内細菌叢が善玉菌中心なのはよく知られている。オナラが臭い、悪玉細菌優勢の腸の持ち主は長生きできないのだ。

３．トラウマ
　トラウマは、記憶力を減退させ、脳の機能を低下させるものと考えている。その結果、偏屈や頑固、人嫌い、視野狭窄、強い思い込み、人の話を聞かないなどの老化的性格が出てくる。トラウマについては忘却または評価を変えることのどちらかしかないと一般には思われているらしいが、その修復は可能であり、できるだけ修復を進めておくべきというのが私見である。これまでの常識では、トラウマの修復は困難であると思われているが、記憶というものはその成立時からあやふやな物であって、成立後も編集され続ける単なるデータであり、変更が可能である。トラウマも記憶であり、他の記憶と同じく変更が可能だというのが私の実体験に基づく感想だ。なお、ここで言うトラウマとは広い意味で使っており、「嫌な記憶」まで含む。「嫌なことは忘れよう」という考え方は、脳のシステムの安定性を確保するのは良いが、同時に記憶力の減退を招く。

４．未来に対する希望
　未来に対する希望がなくなると人は急速に老化する。従って常に明るい希望を抱いている必要がある。暗い話ばかりする人と付き合ってはいけない。話を聞いているだけで未来に対する希望がなくなり、無駄に老化してしまうだろう。明るい希望を持っていれば内臓は元気になるし、気力も溢れて活気が出てくるものだ。

５．かかとの高い靴を履くことによる全身のバランスの狂い
　前から書いているが、人体はかかとの高い靴を履くようには設計されていない。そういう靴を長い間履いていれば確実に全身のバランスが狂い、早い段階で様々な支障をきたすようになるであろう。エッフェル塔の脚の片方にゲタを履かせるようなものである。このアンバランスによって歩けなくなれば、寝たきりになるリスクが急上昇する。従って、常にフラットな靴を履くことがアンチエイジングのためには必須となる。足腰が老化し、きちんと歩けなくなると急速に老化が進むことはみなさんご案内のとおりである。

６．笑うこと
　笑うことを忘れ、いつもしかめっつらをしている人が早く老けるのは議論を待たない常識である。いつも楽しいことを考え、にこやかに過ごすことができるのは人生の達人である。できるだけ笑いを生活の中に取り入れ、幸せに生きるべきである。その意味でも楽しい人と付き合い、ユーモアを欠かさずに生きることが肝要だと思う。

　とりあえずこれらをきちんと押さえるだけでだいぶ老化の速度はコントロールできるだろう。否、正確には、必然ではない、無駄な老化を避けることができるということなのだと個人的に思っている。別に違う意見を拒絶するわけではないが、世の中、完全に証明されていないことについては真偽不明であり、結局のところどの結論を取るかは個人の決断ということになると考えている。