とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

百山アンダーパス周辺 ~交通環境整備を~ 

2022年05月25日 | とだ*やすこの一般質問
今年の4月1日、JRの線路沿いに町道百山12号線(百山踏切⇔百山アンダーパス)が開通しました。電柱の移設工事(電力会社による)を経て、令和4年1月より舗装、フェンスの設置などが行われていました。

それまでにも用地買収や下水道敷設工事などを含めて多くの年月と経費を費やしています。計画当初には車道としての整備計画があったようです(当時行った情報公開請求により判明)が、歩行者・自転車専用道路でよかったと改めて思います。

開通以来、幾度か自転車で通っていますが、高齢者の方が杖を突いたり、手押し車に頼って通っておられる姿をみかけます。関西電力社宅敷地内の樹木や積水化学工業水無瀬研究所の植樹もあり、車の通らない散歩道として親しまれていくと感じています。

気になるのは百山アンダーパス周辺の見通しの悪さです。優先道路がわかりにくく危険では?というお声もいただいていました。そこで都市整備課や高槻警察の担当者と意見交換し、2月定例会議の一般質問で周辺の交通環境整備について問いました。

横断歩道が必要では?
積水化学工業水無瀬研究所方面からの下り坂(町道広瀬桜井幹線)と町道百山12号線が交差するところに横断歩道が要るのではないか、と考えます。都市整備課と高槻警察とで既に協議した経緯があるとのことですが、設置に向けて改めて協議を重ねていきたいという都市創造部長の答弁を得ました。

高槻警察(交通管理者)において開通後の交通量や北側の既設横断歩道の必要性など様々な視点から判断することになりますが、協議の結果、横断歩道の設置が困難との判断に至ってしまった場合は、町(道路管理者)として行える対策*を検討していくとのことです。  *一例:歩行者誘導線など啓発標示の設置

適切な路面表示が必要では? 
道路(百山3号線:体育館前)の停止線(規制標示)「止まれ」があるとよいと思います。これについても横断歩道の設置と同じく高槻警察の管轄になります。島本町としては、引き続き高槻警察署と協議を行いつつ道路管理者として行える対策*を検討するとのことです。 *一例:路面のカラー化

百山アンダーパスに向かう下り坂(町道広瀬桜井幹線)に「スピード落とせ」などの路面標示設置も求めました。注意喚起として有効であるとの認識から、町として検討していくとのことです。

本来ならばテニスコート跡地に沿って歩道が設置されるのが望ましいですが、現状、これには用地買収という課題もあり、すぐには解決できそうにもありません。テニスコート跡地(現空き地)が開発される際、土地所有者との事前協議によって方向性が示されると考えます。

歩いて暮らせるまちづくり。島本町は京都・大阪の中心部へのアクセスがよいのが魅力ですが、暮らしに必要なもの(域内交通含む)がいかに充実しているかが住みやすさの鍵になります。


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シェードガーデン風
ほとんど日が当たらない
水も与えないのに逞しい

アジアンタムは搬入された土から自生
手前のツワブキはご近所さんのタネから自生
ドクダミは一昨年、自生しているものを移植
コメント (1)
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アニマルウェルフェア☆彡犬と暮らして

2022年05月16日 | もっと生きやすい社会は可能だ!
新緑の季節です。黄金週間をいかがお過ごしでしたでしょうか。わたしは、長くほったらかしていた庭を精力的に整理して耕し、ヤマアジサイの苗を植えました。

インターネットであれこれと苗を買いそろえ、ヤマアジサイは「土佐の緑風」「瀬戸の月」という品種を選びました。母方のルーツが高知にあるからです。

また、愛犬(ミニチュアダックスフンド・オス)の最期を看取りました。そろそろお迎えが近いかもしれないと息子に伝えたその翌日、まるで彼を待っていたかのように静かに息を引き取りました。

2005年生まれ17歳。大往生。お昼には自分で歩いてなんとか水を飲もうとしていましたが、夕方は横になって動かず、息が苦しそうでした。夜中、ふと目が覚めたら亡くなっていました。

動物って凄いです。偉かったなぁと関心しながら深夜の「おくりびと」となりました。思えば、犬の成長、老い、死から学ぶことが多かったように思います。

以下、議員活動と少し離れますが、よろしければおつきあいください。

もともと実家で両親が飼っていた犬を、父が亡くなったときに我が家で引き取りました。母がおおいに自由に外出できると思ったからです。もともと犬が好きだったわけではありません。

思いおこせば20代、初めての海外旅行、ロンドンでひとり目覚めた朝。わたしは公園を散歩しました。そこには「犬の散歩」ではなく「人が犬と散歩する」風景がありました。

華奢な女性がピーと笛を吹くと霧の向こうから、大っきな犬がさっそうと駆けてきた! そのときわたしは日本では犬を飼いたくないな、絶対に飼わないでおこう、と心に誓いました。

それ以来、ペットショップのガラスケースのなかで過ごす子犬をみることもできませんでした。虐待に等しいと思ってしまうからです。正直、10数万円?無理‼、餌代よりも人間の食材‼です。

なのに犬を飼ったのは、祖父母の家で子犬だったダッチをみて「僕も犬を飼いたい」とひとり息子が言ったからです。

もちろん、毅然と、いえ猛然として反対しました。彼は珍しくぽろぽろと涙をこぼし「わかった」と諦めたように頷きました。次の日、家の近くで「子犬譲ります」の張り紙に気づきます。

よくよく考えれば、譲ります=無料ではなかったのですが、ミニチュアダックスフンドだったので妙に気になりました。ダッチはやがて家で飼うことになるだろう、同い年の同じ犬種を飼って慣れておきたいと思いました。

そこで息子には内緒でこっそりと張り紙の主を訪ね、なんと「生まれて間もない子犬たちが広い柵のなかで兄弟姉妹じゃれあう姿」をみたのです。

兄弟に攻撃され(じゃれている)憤慨しつつも毅然としていたクッキー(ミニチュアダックスフンド・メス。昨春他界。享年16歳)。「この子となら暮らせそう」「家にひとり女子がいるのも悪くない」と決断しました。

後日、我が家にやってきた夜はずっと泣いていました。この「泣く」という感情が、犬にも飼主にもたいそう重要だったということが、今にしてわかります。親兄弟から引き離して迎え入れたのだ、大事にしてやらなくては、という飼主としての自覚がわたしに芽生えました。

言葉を話せないだけで、人間の2、3歳くらいの理解力はあるように思えます。犬の成長とともに、人間の子どもよりも成長した犬の方が、こちらのことをよく理解する、感情の豊かさを実感しました。

さて、久々の投稿に長々と「わたくしごと」を書きましたが「枕」はここまで。2019年に改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」についてお伝えします。 

6月から犬や猫などのペットにマイクロチップを埋め込む情報登録(個体識別証)が義務づけられます(取扱業者対象)。マイクロチップには世界で唯一の15桁の数字(ISO規格の個体識別番号)が記録されています。


動物病院などで獣医師が専用の注入器で皮下に埋め込み、これをもとに飼い主の情報を登録します(環境省データベース)。迷子や災害で離ればなれになったときにも個体識別番号を読み取ることができます。いわば飼い主の責任が明確にされます。

環境省:令和4年6月1日から開始するマイクロチップ登録制度に関する飼い主の方向けQ&A

さらに生後56日以下の犬猫の販売も禁止されます。生まれたばかりの犬猫をあまりに早く親兄弟姉妹から引き離すと、健全なコミュニケーションを身につけることができず、噛みついたり暴れたり問題行動を起こす確率が高まるそうです(結果的に虐待を助長するとも)。

動物取扱業者が守るべき数値基準(飼養施設、繁殖方法、展示方法など)も明記されました。これにより法的根拠をもって悪徳業者を取り締まることができやすくなります(業者の事情と抵抗?により施行は延期されているらしい)。

わたしたち飼主になる側にも、狭いガラスのケースに糞尿もそのままにフードを与えられているような子犬・子猫の姿に「これはダメだ!」と思える感覚が要ると思います。

インターネットで子犬や子猫、あるいは珍しい生き物が変える時代。飼主となるわたしたちにできることは優良業者から愛犬・愛猫を迎えいれることです。倫理的・道徳的消費といいます。

そのためにはペットショップのスタッフやブリーダーとよく話しあって(対面販売)、子犬・子猫の様子、飼育環境をしかと見極めなければなりません。アニマルウェルフェア、こどもたちにも、ぜひ知ってもらいたい言葉です。


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在りし日のダッチ&クッキー
パパさんの帰宅を待っている
お母さんが居ても知らんぷり

クッキーはマイクロチップを装着
家に来てすぐ香港に移り住む話があり
動物病院でお願いして埋めました
装着しないと入管を通れません

獣医さん「え?それなんです?」
「調べて取り寄せます!」
というのが日本の状況でした

子犬に泣く泣くマイクロチップや
いくつもの予防接種を続けて打ち
法律が異なる日本と香港の間で
右往左往し遂に円形脱毛症に
結局、渡航の話はなくなりました

チップが必要なのはダッチだった!
一度は上賀茂署で預かってもらい
一度は高槻警察で保護されました
実家の両親は可愛がるばかりで
躾には無頓着、支離滅裂
わたし、躾、頑張りましたよ!
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