とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

権利の上に眠るな

2010年06月30日 | 女性議員が多い島本町議会
「女性参政権と理想選挙に焔を燃やして ~故市川房枝さんから学ぶ~」という講演会(
二木洋子さんのナビゲートセミナー)で、紀平悌子(きひらていこ)さんにお会いする機会に恵まれました。

参議院議員となられた市川房枝さんの初代秘書であり、後に自らも熊本地方区から無所属・革新の立場で出馬され参議院議員生活を経験されています。80歳を超えて、今なお市民運動の先頭に立っておられるとのこと。高槻まで日帰りで来られていました。

端的、明確な言葉の力強さに圧倒されました。平等・福祉・政治浄化・平和は、互いにどれが欠けても存在できないとして、これを貫いてこられました。また、市川先生から教わったこととして「人に後継なし、運動に後継あり」を紹介されました。「理想選挙」の原点が、ここにあったと知りました。

紀平悌子さんは、1967年婦人公論で「男の政治は権力で女の政治は生活、生きることだ。このジェンダーの境目を越えなければならないが、その道は遠いし、谷は深い」と書いておられるそうです。無所属、市民派、女性議員と呼ばれることの意味が、正直言って、はじめて腹にすとんと落ちました。

選挙は政治への入り口
政治浄化なくして市民のいのち、暮らしは守れない
平等なくして平和なく、平和なくして平等なし
権利の上に眠るな
「婦選」は鍵なり    故市川房枝さんの言葉より

お目にかかれたという事実が、ずっと糧になる、そんな出会いでした。先人の汗と努力、戦争という負の遺産とひきかえに手にした参政権を、無駄にしてはいけない!と気づいたのは、一票をもたない暮らしの危うさ、儚さからの「叫び」でした。政治は暮らしそのものです。票が「力」です。

また、市町村合併ふれ、地盤・看板・カバンをもたない女性にとって、特にカバン(利権も含めて「金」)に関わらない選挙をしようとする女性にとって、入り込む余地がない状況が生まれているとしたら、台所や育児からの視線に乏しい政治で暮らしがよくなるはずはありません。

教科書でしか知らない市川房枝さんの言葉を身近な方から直接聴くことができ、自らもまた歴史の1ページにいるのだという感覚が実感できました。紀平さんと主催者のみなさんに心から感謝し、今後の活動に活かしたいと思います。ありがとうございました。


画像は、島本町の町民憲章(ライオンズクラブ寄贈)
住民センター(役場)の正面にあります
数百万円はする高価な石ときいています
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