伊木まり子と生駒の未来をつくる会

安心して生まれ、育ち、暮らせる生駒市を創るために、伊木まり子と共に歩むみなさんの会です。

新病院はいずこに?

2007-06-24 23:51:35 | Weblog
6月18日、国保連合会は生駒総合病院跡地を民間業者も含めて公募入札すると発表しました。最低入札価格は4億1千万円。この価格では市が跡地を購入する可能性はほとんど不可能となりました。
つまり、病院跡地に新病院ができる可能性はほとんどなくなったということです。

山下市長は昨年6月に用地取得費用として、3億円の予算を計上しています。しかし、昨年10月27日、国保連合会は4億1千万円で売却すると決定。両者の間に1億円以上の開きがありました。

生駒総合病院跡地の購入価格については、生駒市は更地としての不動産鑑定価格 461,700,000円から建物解体撤去費算定価格 203,700,000円を差し引いた約2億6千万円を希望。当初、国保連合会事務局は生駒市との間でこの価格で合意していたのですが、8月2日、国保連合会理事会はこの価格について結論を持ち越しました。10月27日、国保連合会臨時理事会は、今までの奈良県での土地取引の慣例として、更地(建物を撤去した土地)価格の1割引、4億1千万円で、建物付きのまま売却すると決定しました。この場合、生駒市は購入後、建物を解体・撤去するのでその費用を負担する事になります。

山下市長は、「建物付きの土地を更地の価格で購入するために新たに1億円以上の補正予算を組む事は、税金の不当な支出として市民の理解が得られない」という理由から、生駒市と国保連合会との間の土地価格の仲裁を県にお願いしたいとして、昨年11月16日、『仲裁申請』について市議会に提案しました。

市議会はこれを了承せず、2回も継続審議となり、本年1月23日の病院特別委員会で否決されました。反対した議員は、委員会の前に「国保連合会理事長は仲裁申請を拒否しているので、議会で審議しても仕方がない、了承する意味がない」と主張していました。私は「市民の病院をつくる会」の代表世話人として1月22日、国保連合会へ行きました。「生駒市が市議会の承認をえて仲裁申請の申し入れがあった場合は理事会にはかります。理事長一人で決められるようなことではありません」つまり、理事長が拒否しているのではないという回答を得ました。「市民の病院をつくる会」は特別委員会までに急いで、全議員にこの国保の回答を文書で伝え、仲裁申請承認をお願いしました。しかし、仲裁申請は否決されました。

11月にすんなり仲裁申請が行われていたら、今頃、県の仲裁がおこなわれていたかもしれません。県が4億1千万円で購入せよと判定を下していたら、山下市長は、市民の理解も得られるとして、1億1千万円の補正予算を計上し、跡地を購入できたかもしれません。

いったいどこに病院はできるのでしょうか?
駅から近い立地条件であったから、生駒総合病院は老朽化していても、また、採算のとれない救急や小児科を含め多数科あっても、3年前まで赤字を出さずにやってこれました。
私は山下市長に一般質問の中で尋ねました。「病院跡地での新病院建設は難しい状況ですが、駅北再開発地に病院をつくるというマニフェストで掲げた案を再検討されるつもりはないのですか?」と。「地権者の同意が得られなので難しい」との答弁でした。

中本前市長が設置した検討委員会が18年3月27日に出した答申の中に、病院建設予定地について、「新病院は跡地に作ることが前提」と明記されたため、市長はマニフェストに掲げた駅前から病院跡地に病院を作ることに方針変換ました。そのため、私の頭の中にも、駅北に病院という考えは全くなかったのですが、一般質問の後、はじめて何人かに話を聞きました。

生駒の顔である駅前に、亡くなる人のでる病院はふさわしくない、病院には汚いイメージがあるので、周辺では飲食店、食料品店などの経営はできない等々意見があるようです。

私はずっと病院勤めをし、病院が身近であったためか、また、最近できた、ホテルのような豪華なロビーのある病院を見ているので、そんな意見があるとは思っていませんでした。

駅に近いと子供を持つ親御さんにもお年寄りも喜ばれるだろう、
成人病検診もガン検診も受けやすくなり、予防・早期発見・早期治療につながるだろう、
入院しなくてすむガンの通院治療拠点(外来ガンセンター)にでもできたら奈良や京都や大阪からも患者さんがたくさん受診されるだろう、
食堂街や図書室、市のサービスカウンター、保育所などもある複合施設ができたら便利、
商業施設の屋上に花壇や植え込みがあって、後ろの病院のまどから見下ろせたらきれいだろう、
病院の待ち時間に図書室や買い物に行けたら便利、
などなど、駅北の病院案をマニフェストに掲げて新市長が誕生したとき、私の周りでは話が弾んでいたことを思い出しました。
当時私は病院跡地にできてほしいと思っていたのですが。

駅北案も地権者の反対だけでなく、時間的にも不可能。本当に市はどこに新病院を作ろうとしているのでしょうか?
6月議会の一般質問で病院の進捗状況を確認したいと思いましたが、引き受け手の医療機関と交渉中のため公表できないとの理由で新たな情報は得られませんでした。

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6月議会が終わりました

2007-06-21 23:56:50 | Weblog
今日、6月定例会の全日程が終わりました。4月の選挙によってどれほど議会は変わったのでしょうか? 
 
3月定例会で否決された “生駒市政の透明性の向上及び公正な職務の推進に関する条例”は公益目的通報を追加し、“生駒市法令遵守推進条例”として市長から提案され、6月定例会で可決されました。条例の内容は追加項目をのぞきほとんど前回と同じです。可決されたことによって議会が変わったように見えたかもしれません。しかし、これは議会の体質が本当に変わったのではなく、前市長・前議長が逮捕されたという不祥事を受け、議会として市民の信頼を得るためには、3月には反対した議員も反対できなかったためだと感じています。
また、一般質問は静粛に行われていたと感じました。しかし、インターネット配信が行われていない委員会は、改選前と変わっていないと感じました。

某委員会が開催されたある朝、議会のある5階のエレベーターを降りると、数人の議員が議長室に向かっておられました。控え室からも何人か議長室へと向かっていました。何か打ち合わせをされるようです。委員会が始まると、今までになく活発な議論が始まりました。委員会の途中、進行が難しくなると、突然、委員長が“暫時休憩”と宣言、何のために休憩するのか知らされることもなく中断しました。15日は2時間半、21日は1時間半中断しました。中断の間に、委員長や議長は委員会の進め方を別室で協議。2時間半の中断の時は、再開後、委員長は、なぜ、長時間にわたり中断する必要があったのか説明することもなく、早口で決を採り、5分くらいで終了。委員外議員として傍聴していた私は、ゆっくりわかるように説明してから採決してほしいと思いました。
 
年に4回の定例会、議員が賛否の意思表示をすることはとても重大なことです。1年に数回示すこの意思表示で生駒の市政は動いていくのです。黎明と伊木の3名の代表として議会運営委員会(議運)に参加されている角田議員に、私はお願いしました。「委員長はもっとゆっくり話し、大切な採決時には特にゆっくり説明するよう、議運で要望してください」と。

多くの議案は委員会に付託され審議されたあと、本会議に戻され、「ご異議ございませんか?」「異議なし!」で終わります。21日の本会議では8つの議案が一括採決されました。委員会でどんな議論が交わされているのかは傍聴に来られた方にしかわかりません。

本会議はインターネットで配信されるようになりました。しかし、可決される過程での議論こそ生駒市政の方向を決める重要な議論です。また、委員会では多数決で採決されますので、その委員会の委員構成が生駒市政の方向を決めることになります。誰を各委員会の委員にするかは生駒市議会では議長が決めます。委員の互選により委員長が決まります。つまり、多数決により決まるので、誰を委員にするかで委員長は自ずと決まってきます。委員長は突然、委員会休憩を宣言し、議長(どの委員会でも委員長の傍らに着席)と委員会の進行につき協議されるようです。議長の権限がよくわかりました。この仕組みは逮捕された酒井議長の時と全く変わっていないと思います。

市民全体の声が反映されるような委員構成を考え調整してくれるような、中立的なというのは無理としても、せめて、議員の希望に沿って委員会に配属してくれるような議長を求めます。これが、市民の方を向いた議長の本来の姿ではないのでしょうか? 突然審議を止め、別室で協議するような不透明な運営は辞めてほしい、議会は変わっていないと強く感じた初議会でした。

一般質問、委員会審議、本会議などを終え、病院問題についてこれから取り組むべきこと、委員会審議の中での自分自身の課題、議会はどうあるべきかなど、新米議員の私にも幾分見えてきました。9月定例会までにもう少し、いえ、できるだけ成長しておきたいと思っています。

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6月議会 中間報告(2:とても長くなりました)

2007-06-17 18:04:30 | Weblog
先に15日に開かれた北部地域開発特別委員会について。
当初、6月議会ではこの委員会は開催される予定ではありませんでした。6月8日に急遽、本会議開催前に議会運営委員会が開催され、6月15日に北部地域開発特別委員会が開かれることになりました。
その理由は、学研高山地区(第2工区)の開発について、本年3月5日に山下市長が都市再生機構西日本支社関西文化学術研究都市事業本部 本部長にたいし回答をしていたにもかかわらず、この回答が3月16日開催の北部地域開発特別委員会で初めて示されたことにたいし、市議会から3月23日に“この回答文書の存在は、3月7日に招集された定例会の他の会議での審議資料として大きく関わるものであり、審議が形骸化された。議会での審議には、市長からの最新の情報提供が最低条件であり、正当な可否の判段を求める側の基本姿勢である。”として、市長の真摯な議会対応を求める決議が出されたことによるものです。6月議会招集後に、山下市長が同本部長に対し新たな申し入れをすることになったため、その内容を先の議会決議を受けて、委員会に示すことになったとのことです。
この申し入れは、山下市長の3月5日付けの回答に対し、本年3月26日に同本部長から示された見解について答えたものです。その中で、山下市長は、生駒市の計画案を示しています。自然保全ゾーン 101ha、自然資源との共生ゾーン 132,7ha、居住促進ゾーン 54,7ha、一般住宅地 41,6ha、道路計画は高山東西線のみというものです。約4700人の新たな居住を推定しています。

午前中2時間、委員会委員による質疑が行われました。いずれも、今までの開発案と、今回示された生駒市案の相違点や、採算性の問題、減歩率の問題、地元の理解が得られるか等々、開発ありきのもと議論されていました。私は委員外議員として傍聴していましたが、市長選で山下氏に投票した人は山下氏の学研高山地区(第2工区)の開発白紙撤回に賛成されたのではなかったのでしょうか?市長選で約3万票投じた多くの市民の声はこの委員会には全く反映されていません。どうなっているのでしょうか?委員構成、委員会の委員は議長が決めますので、高山地区から立候補された井上議長の意向が反映されることになります。ここではっきり、多数派工作とか、議長をとる意味が分かりました。私が議長になったら、きっとどちらの立場の人も委員会に入り、市民全体の意見が委員会に反映できるような委員構成をしようと苦心すると思います。
昼食をはさみ、委員外議員からの意見を求め、その後、市長案に対し委員会が賛否をとるために採決を提案。これに対し、市長から、申し入れを委員会に示しただけであって、委員会の賛否は不要と反発あり、紛糾。委員長は休憩を宣言。打ち合わせに入る。約二時間だったとおもいます、中断。その後、再開、重要案件であるため、法的拘束力はないが、委員会として採決をとると宣言。まず、報告内容を「聞き置く」ことへの賛否をとったが、賛成2で否決、その後、了承するかの採決をとったが、了承にたいし、賛成者なく報告事案は否決されたことになった。(私にとっては、初めての議会で委員会が紛糾。再開後、5分足らずで?終了。2時間待たされたあげくに、ばたばたと採決。この結末を、新人議員の私は理解できず、すぐに聞けば良かったのですが、読売新聞の記事を参考にまとめました。「聞き置く」の意味もよくわかりません。単に「聞きました」であれば採決をする必要はないはず、委員は全員聞いていたのですから。18日に議会事務局にどんな意味か尋ねてみます。以前、市民として傍聴した委員会で、酒井議長がある議員の発言に対し、「寝言として聞き置く」という発言をし、そこでその議員の発言が止められてしまったのを思い出しました。)

なお、委員会の構成員と選挙公報に掲載された高山問題や環境についての主張を確認してみました。

福中委員長:人と自然が共生する良好な『環境づくり』の推進を。
白本副委員長:恵まれた自然と交通の利便性を活かし活力と発展を。伝統技術と先端科学が交流する街。 
下村委員:地球温暖化防止
山田委員:世界に誇れるやさしさとぬくもりのある生駒市を
西口委員:都市と自然の調和を図り---
中浦委員:豊かな自然を背景に将来に向けての街づくり
角田委員:記載なし
上原委員:学研高山地区第二工区の巨大開発中止
井上議長(委員会全てに出席、委員長の横「上座」):開発を中止した場合、都市再生機構は土地の買収費や調査比などに1000億円をすでに投資しており、本年二月に損害賠償請求を示唆している。そうなれば生駒市は破綻! 第2の夕張市にしないためにがんばります。

山下市長のマニフェスト:高山地区第2工区の宅地開発計画に対する生駒市の協力姿勢を白紙撤回。
高度経済成長と人口増を前提とした採算性のないニュータウン開発を中止させるため、事業主体と交渉する。貴重な里山とオオタカの生息環境を守り、税金の無駄遣いをストップさせる。  

 
後になりましたが、今定例会の中で最大の注目議案、『議案第39、市長提出議案、法令遵守推進条例の制定について』、『議員提出議案第7号、生駒市政治倫理条例の制定について』は14日、午後は企画総務委員会で審議されました。この委員会は西口委員長、中浦副委員長、中野議員、中谷議員、角田議員、八田議員により構成されています。開始早々、今までの本会議や委員会と少し雰囲気が違っていました。今まで、議員によるヤジ(市民として傍聴していたときびっくりしました)はほとんど気にならない程度でした。この委員会はこんな言葉でいいの?発言中にヤジが飛ぶ!4月の市議選前にタイムスリップしたように感じました。もちろん、欠席のため、なぜか聞いている人をしんとさせるような、でも、理不尽な、大きな声の発言は聞かれませんでしたが。

生駒市議会には平成2年12月議会の全員協議会で『生駒市議会議員政治倫理要綱』が決定されています。
第1条(目的)
この要綱は、生駒市議会議員が、主権者たる市民の厳粛な信託を受け、法の精神にのっとり、市民全体の奉仕者としてその倫理性を自覚し、公正、誠実かつ清廉を基本として、厳しい倫理意識に徹して積極的に活動し、姿勢の発展に寄与することを目的とする。
第2条(遵守事項)
(1)(2) 略
(3)自らの行動を厳しく律し、議員としてふさわしい品位と見識を養うこと。
(4)公正でかつ清廉な---政治活動を通して、市民の支持と信頼を培うこと。
(5)政治倫理に反する行為として、政治的または道義的批判を受けたときは、誠実に疑惑を解明すること。
以下略

生駒市議会の議員としての心得として新人議員全員に配られました。この要綱決定に加わった議員は委員として企画総務委員会に参加しています。
今回提出の2議案とも、上記要綱の1条が遵守されていたら、出す必要のなかった議案です。出された議案に反対意見を述べるのではなく建設的な議論を期待しましたが、全体的な流れは自己保身のような発言が多く、議決権のない委員外議員としてなぜか悲しい気持ちで傍聴しておりました。
法令遵守推進条例は原案を市長が取り下げ、修正し21日の本会議に再提出する予定のようです。生駒市政治倫理条例は継続審議となりました。

14日の企画総務委員会、15日の北部地域開発特別委員会とも、市民の方を向いていないと感じました。長くなりましたが、初委員会についての報告と感想です。

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6月議会 中間報告(1)

2007-06-16 12:27:08 | Weblog
今週は連日、本会議、委員会がありました。5月の臨時議会に比べれば、議会の仕組みが見えてきましたが、よくわからないままにすぎていったところも多い1週間でした。特に14日と15日の委員会は紛糾。今まで見えなかったどろどろしたものがどっと見えた2日間でした。また、自分自身の課題も見えてきました。

14日、午前は環境文教委員会、私も委員の1人。議案第42は中学校の改築工事請負契約,議案第43は教育機器の取得についての議案。工事の契約金額は1,224,920,812円、機器は44,835,000円と高額なものです。入札の方法や落札率、工事のクラブ活動への影響、現在までの機器購入の状況等について、他の委員から活発な意見が出ました。高額な支出に関わる議案をしっかり審議することの重要性はわかっていたのですが、どんなことを質問すべきかよくわからず、何も質問できませんでした。今回の意見を参考に次回からは審議に積極的に加わり、問題点を指摘していきたいと思っています。課題です。

議案第45号、38号は、総合スポーツ公園用地取得差止請求住民訴訟事件について、和解案件とそれに伴う補正予算についての審議でした。反対意見も賛成意見も出ないまま承認されました。
これについては、委員を含め議員は、5月29日に議案説明会があり、議案について説明を受けていました。議案の多くは常任委員会に付託される予定になっており、付託されるか否かは6月8日の本会議で諮られ、付託が決定、委員会で審議されることになりました。45,38は前生駒市長、前議長が逮捕のきっかけになった非常に重要な訴訟事件に関わる議案であったにもかかわらず、先に説明を受け、何となく納得していました。総合スポーツ公園用地取得の承認に加わってこなかった新人議員だからこそ聞けたはずの理事者からの説明も求めず、意見も出せなかったことは、非常に問題だと反省しています。公社の責任がうやむやになってしまったではないかと、支持者の方から指摘を受け、さらに反省。

議案についての審議終了後、その他の意見は?と、委員長から問いに、遊具の安全性が確認できているか、教育現場での禁煙状況について質問しました。遊具は1年に1度点検しており、前回の点検では問題の指摘はなかったとのことでした。教育現場での禁煙については、4つの小中学校でしか施設内全面禁煙が行われていないとのこと、全ての小中学校で禁煙を進めていただくよう要請しました。

なお、6月15日、全ての会派から12名の議員の賛同が得られ、議会関連施設での禁煙を議長に申し入れました。ブログの最後に申し入れ書の内容を記します。

長くなりましたので、ちょっと休憩。あしからず。


議会関連施設内全面禁煙の申し入れ書

 2003年に施行された『健康増進法』の第25条において『受動喫煙の防止』が定められて以来、多くの自治体は喫煙の害を住民に知らせる努力をし、多くの公共施設で分煙から施設内禁煙へ、さらに敷地内禁煙へと対策が進んできました。その結果、男性の喫煙率は50%から30%へ大きく低下し、肺ガン死亡率も低下の兆しを見せ始めています。いまや禁煙は動かしがたい世の流れとなっていると言っても過言ではないでしょう。
 しかるに生駒市においては、庁舎内はいまだに煙が漏れ出す極めて不完全な分煙で、生駒市議会においては本会議、委員会の席では禁煙となっているものの、控え室、面談室ではいまだに喫煙が許された状況です。周知のごとく、喫煙は喫煙者本人だけでなく、非喫煙者の受動喫煙により多大な健康被害をもたらします。現在、喫煙との因果関係の明らかな疾患は、食道ガン、肺ガン、喉頭ガン、口腔ガン、舌ガン、膀胱ガン、心筋梗塞、高血圧などがあり、また、胃ガン、膵臓ガンにおいても発ガンの誘因のひとつであると推定されています。受動喫煙により非喫煙者が不幸にしてこれらの疾患にかかることは絶対に起きてはいけないことです。また、喫煙者自身がこれらの疾患に罹患するのは自業自得だから捨て置けという意見もあります。しかし、喫煙者が喫煙関連疾患によって消費する多額の医療費は喫煙者だけが支払うわけではありません。我が国においては、医療保険制度のもと、一般的に医療費の約8割は保険料と税金によりまかなわれています。つまり、市民が収めた保険料や税金が喫煙者の医療費に使われるのです。議員は市民の血税や保険料をムダに使ってはならないと考えます。
 市民が収めた税金や保険料をムダにしないためだけでなく、市議会議員は市民の代表であり、市民の範とならねばなりません。児童、生徒が議会見学に来たときに、議員がたばこを吸っていてよいのでしょうか。次世代を担う子ども達に健康で明るい生駒市を託すためにも、議会が率先して禁煙を推進すべきと考えます。以上より、一日も早く議会関連施設内の全面禁煙を実施することを申し入れます。


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一般質問を終えました

2007-06-11 23:29:24 | Weblog
一般質問を終え、ほっとしております。昨日は、私の思いに加え、主に4人の支援者の声を入れた形でどのように答弁をまとめようかと一日中、原稿とにらめっこしていました。どれだけうまく伝わったか疑問ですが、今日、議員としてスタートできたかなと思っています。

今回は自席での質問の内容をしっかり煮詰める時間がありませんでした。今回の議会からインターネット配信が始まりましたので、初めて自分のしゃべりをみたのですが、緊張していた割に、ゆっくり、何か余裕があるようなしゃべり方なのにびっくりしました。次回は、もう少し早くから準備して、自席での2回目以降の質問も、今日のように、あのーあのーと間を取ることなくすらすらしゃべれるようにしたいと思っています。

今日の、私の答弁について、言うべきところ忘れていたと思われることや、言い過ぎのところなど、何かお気づきのことがありましたら、お手数ですが後援会のメールアドレスまでご連絡お願いいたします。

15日まで毎日、本会議、委員会が続きます。気持ちを入れ替えてのぞみたいと思っています。

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6月議会の予定

2007-06-05 22:54:38 | Weblog
昨日の議会運営委員会で6月議会の日程が決まりました。私の一般質問は11日です。午前の最後か午後の1番目です。生駒市議会のホームぺージには、議案や他の議員の一般質問の要旨が掲載されています。新人6名を含む14名の議員が一般質問をします。

私が取り組む病院問題については6月議会では特別委員会が開催されません。有村委員長に開催を強く要請しましたが、医療機関と慎重に交渉中とのこと、委員会に示せるような新しい進展はまだないので今回は開催を見送るとのこと、進展があれば議会閉会中でも委員会を開催するとのことでした。

そんなわけで、一般質問をすることにしましたが、いつも参考にしている本によると、『一般質問』では『知らないことを聞かない』ことが基本だそうです。『一般質問』は『所信を問い質す』ことにより、執行部の政治姿勢をあきらかにし、その政治責任を明確にさせ、結果として現行の政策を変更、是正させ、新規政策を採用させる目的と効果があるとのことです。

初めてですのでどこまで出きるか不安ですが、今までの議事録を参考に『一般質問』の趣旨に添うようまとめてみたいと思っています。

また、議案42,44,45,46が私が参加する環境文教委員会付託となりました。こちらも勉強しないといけません。
議員提出議案『生駒市政治倫理条例の制定について』は全員協議会で意義が出たため企画総務委員会で審議されることになりました。

なお、伊木まり子後援会ニュース第4号で、6月18日(月)の午後に全員協議会があるとお知らせしましたが、開催の予定はありません(午前10時から議会運営委員会が開かれます)。すみません、訂正いたします。




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市の行事に参加

2007-06-03 23:01:50 | Weblog
先週は、29日は戦没者追悼式、24日は生駒市障害児・者を守る連合会と生駒市手をつなぐ育成会の合同総会、6月2日は健康のつどい講演会に参加しました。

24日は、生駒市の障害のある方への取り組みはどんな状況か勉強させていただこうと参加させていただきましたが、合同総会での井上生駒市議会議長、高柳県会議員のご祝辞を拝聴し、生駒市では議員の障害者の方への深い理解が感じられ安堵しました。ただ、障害のある方が病院に入院されるとき、市内で対応可能かどうか、お聞きするのを忘れたことに後で気がつきました。また、お尋ねしたいと思っております。
会場に会員が作られたお菓子、お皿、野菜、パン、手芸品などが販売されていました。元気なネギ、大根、お皿などを買いました。パンも美味しかったです。次回は手芸品をゆっくり見させていただこうと思っています。

明日は、6月議会前の議員運営委員会、全員協議会があります。6月議会の詳細が決まる予定です。

今日、ようやく伊木まり子後援会ニュース第4号をホームページに掲載しました。

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