伊木まり子と生駒の未来をつくる会

安心して生まれ、育ち、暮らせる生駒市を創るために、伊木まり子と共に歩むみなさんの会です。

3月議会が閉会しました

2010-03-26 16:54:24 | Weblog
3月議会が終わりました。平成22年度予算、1年間決まらなかった第5次総合計画基本構想など27議案は可決しました。しかし、行政組織を改正する条例については1年前と同様、否決、また、市民派クラブから提出した病院設置条例改正議案も否決になりました。

条例改正議案の採決の前に反対討論に立たれた井上充生議員は、“・・・・3医師会に拒否権を与えるかのようなことは公平性に欠けると言った発言もありましたが、原点に立ち返るならば市は医師会の公共的団体との信頼関係と連携の前提に立って進めるべきものであり、当初から議会が修正し現行条例を制定したものであり、まさしく改正の必要性はないものと考えます。よって、本案に賛成する余地は全くありません”と締めくくられた。

今回、私は、議案等説明会、本会議、市民福祉委員会と3回にわたり、改正議案の提案理由として、委員が平等に扱われない委員会は問題である、公平性を欠く会議体のままでは病院事業推進委員会において真に病院づくりに必要な審議が行われない、委員会が役割を果たせないと述べた。12月議会で請願の紹介議員として発言したときも、会議体における委員間の不平等は問題だということを説明したので、公平性についてはみなさんに理解していただいていると考えていた。

また、16日の市民福祉委員会終了後、何人かの議員に今回の提出について再度説明をした時、伊木さんの気持ちはわかるが、今、市長が医師会に委員派遣を申し入れているので今は様子を見てはどうかと言われた。賛成していただけない議員の趣旨はこの辺だろうと思っていた。

しかし、会議体の公平性については賛同頂けるだろうと思っていたので、昨日の反対討論の中で“賛成する余地は全くない”と言い切られたのには、仰天してしまった。

なお、反対討論の中で、井上充生議員は、市長が医師会に対し委員の推薦を依頼し鋭意努力されていることを評価し、すみやかに委員会を構成し再開することや地域医療との連携を構築することなどが必要と発言された。市立病院を開設し、1日も早く地域医療を充実させるために、議会代表委員として力を尽くしていただきたいと願うばかりである。


議員になって約3年。議会はどうあるべきか、行政の役割はなにかなど、自問する日々を送ってきた。やっといくらか見えてきたように思う。

3年と言えば中学、高校の教育課程と同じ年数。手探りでやってきたが、この3年間にどれだけのことを学んだのだろう。根本から勉強しないといけない、そう感じています。

もうすぐ恩師の1周忌。できることなら書きかけの論文を仕上げて先生に報告し、新たに勉強を始めたいと思っています。

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病院事業推進委員会、当面開催のめど立たず・・・

2010-03-23 14:47:36 | Weblog
今日の全員協議会において、病院事業推進委員会で欠員となっている2医師会からの委員派遣のめどが立っていないことが明らかになりました。

市長は今定例会中に委員の選任同意を議会に求めたいとして、19日までに生駒市医師会と地区医師会に対し委員派遣をお願いしていたとのこと。しかし、19日、生駒市医師会から2点質問がある、質問に対する市長の回答を見て、委員派遣を検討するという主旨の文書が届いたとのこと。市長は19日中に、医師会からの質問に対し回答し、同時に、医師会に対し、4月2日までに委員派遣についての返答を求めたとのこと。

医師会からの質問は、下記の2点とのこと。
①病院事業推進委員会をどう位置付けているか、どのように運営しようと考えているか?
②昨年暮れ、推進委員会の答申が出ていないにもかかわらず、市が県に事前協議書を提出したのはなぜか?

これに対し、市長の説明は下記のようなものでした(私の認識)。
①位置づけは条例の主旨の通り。医療を提供している医師会からの代表、予算の議決権を持つ議会、病院の利用者である市民、医療(救急など)の現場に係る消防などに委員として参加してもらい、病院の開設や運営においてさまざまな意見を反映させようと考えている。
②県から配分された210床の有効期限は21年度末までということだったので、21年度中に開設許可申請をするためには早急にまとめる必要があると考えた。さらに、答申については尊重する義務はあるが、答申がなければ計画を作ることができないというものではないという主旨であることを、条例制定時に確認していたので、答申は出ていなかったが、審議内容をまとめて、それをもとに県に提出した。

私は今定例会中に医師会から委員が派遣され、1日も早く推進委員会が再開されることを望んでいたので残念な報告でした。19日に市長は回答されたとのこと。医師会におかれては、4月2日なんて言わずに1日も早く委員を派遣していただきたいそう願うばかりです。

早期派遣は早期開催を願うからだけではありません。委員を派遣していただいてからでないと、委員会は正常化しません。現在の生駒市議会では、『先にこの議案を可決したら、市は医師会に委員派遣を求めなくなるだろう』という、私が提出した条例改正議案に対する根深い『医師会はずしという思い違い』を払しょくできそうにないからです。
委員が平等に扱われない委員会を条例で規定し、その事実に気付いた後もそのままにしておくなど、民主主義の根源にかかわる問題と考えます。休止中なので、実害はないと言えるかもしれませんが、私には議会がこのような委員会をそのままにしていることが残念でならないのです。

1日も早く、生駒の地域医療が充実するように、市立病院開設へ向けての審議が再開されることを望みます。


なお、今日、同推進委員会の議会代表委員も決まりました。

私は今回は自ら立候補しようと考えたのですが、会派から推薦していただくことになりました。しかし、新病院の設置等に関する特別委員会の委員長、井上充生議員も推薦され、多数決の結果、私には市民派クラブと共産党の支持しか集まらず、議会代表は井上議員に決まりました。私は自分が医師であるからだけではなく、おそらく誰よりも地域医療を充実させたいと願っているので委員になれなくて残念です。以前から新病院の開設には慎重姿勢を示してこられた井上議員、病院設置条例で規定した委員会で、議会代表としてどのような発言をされるのか注目したいと思います。

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3月議会もあと2日です

2010-03-22 00:08:20 | Weblog
9日から始まった3月議会は、一般質問、22年度予算審議含む委員会審議も終了、ゴールに近づいてきました。

23日は9時45分から議会運営委員会、その後、全員協議会、議会運営委員会と続く予定です。3月議会中に審議する案件について市側からの最終提案があるものと思われます。

市立病院に関しては、現在、市長の諮問機関である病院事業推進委員会が、11月に生駒市医師会、生駒地区医師会からの委員が辞任したため、休止状態になっています。一方、2月9日に開催された奈良県医療審議会において生駒市立病院の210床は4月以降も留保されました。後は病院事業推進委員会が開催されれば病院開設へと進みます。しかし、この委員会は奈良県医師会、生駒市医師会、生駒地区医師会からの委員が一人でも欠けたら、開催されない仕組みになっているので、現在、欠員となっている生駒市医師会と生駒地区医師会から委員が選出されるのを待っている状態です。

この委員会については、病院の事業計画や協定書についてなどの病院事業にとって重要な審議をするために、市議会が条例で規定しました。そして、市と医師会との連携が重要として、この委員会開催については医師会の参加を必須のものとしました。昨年の6月議会のことですが、私も賛同し条例を可決しました。
しかし、病院事業推進委員会は、設置後、2カ月もたたないうちに、一部の委員の辞任により委員会が開催できなくなり、さらに、一部の委員には辞任により委員会を休止させる権限が与えられている(一部の委員にだけ拒否権を与えている)ので公平公正な審議ができないという問題点も明らかになりました。

私は委員会が休止して初めて、この委員会において医師会の参加を必須としたことの問題点に気付きました。条例の改正が必要と考え、12月議会に改正案を議員提案する予定していましたが、市民から改正を求める請願が出されたため、市民の声を議会に届けることが先決と考え、議案提出を見送りました。私が請願を紹介したのですが請願は不採択となりました。不採択になったのは請願者が医師会を委員会から排除しようと考えていると受け止められたからと思われます。

条例を改正し、公平公正な環境のかなで病院事業について1日も早く審議を進めて頂きたいと考え、今回、条例改正議案を議員提案した次第です。この議案は16日に開催された市民福祉委員会で審議され、委員会としては賛成3人、反対2人で可決しました。反対議員の1人は“医師会を代表する者”とすべきところを“医師会の代表者”とした点が不適切であると指摘されました。議会としての最終的な判断は25日10時から開催される最終本会議で示されます。今議会も最後まで緊張が続きます。




提出した議案と16日の市民福祉委員会で私が行いました議案提案理由説明は下記の通りです。

生駒市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例

生駒市病院事業の設置等に関する条例(平成21年6月生駒市条例第23号)の一部を次のように改正する。
第3条第3項第2号及び第3号を次のように改める。
(2) 消化器内科
(3) 循環器内科
第17条第4項を次のように改める。
4 委員は、次に掲げる者のうちから、議会の同意を得て市長が委嘱し、又は任命する。
(1) 奈良県医師会の代表者、生駒地区医師会の代表者、生駒市医師会の代表者その他医療に関し識見を有する者
(2) 市民
(3) 議会の議員
(4) 関係行政機関の職員

附 則
(施行期日)
1 この条例は、公布の日から施行する。
(経過措置)
2 この条例の施行の日(以下「施行日」という。)の前日において改正前の生駒市病院事業の設置等に関する条例第17条第4項に規定する委員(以下「旧委員」という。)である者は、施行日に改正後の生駒市病院事業の設置等に関する条例(以下「新条例」という。)第17条第4項の規定により委員に委嘱され、又は任命されたものとみなす。
3 前項の規定により委嘱され、又は任命されたものとみなされる委員の任期は、新条例第17条第5項の規定にかかわらず、旧委員としての残任期間と同一の期間とする。
4 施行日から前項に規定する期間の末日までの間において新条例第17条第4項の規定により委嘱され、又は任命された委員の任期は、同条第5項の規定にかかわらず、同日までとする。



議案提案理由説明

本条例に基づいて設置された病院事業推進委員会は市立病院の事業計画、指定管理者との協定書などを審議する、病院事業の推進において非常に重要な委員会です。しかし、本委員会は、昨年10月には県医師会からの委員の辞任により休止し、その後、再開しましたが、11月には生駒地区と生駒市医師会からの委員の辞任により再び休止しています。委員会が休止し、生駒市の病院事業という公務に遅れをきたすことは容認できない事態と考えます。
このような事態を受けて、昨年の12月定例会において、市民から本条例の改正を求める請願が提出されました。しかし、『医師会からの委員を排除するものではない』ということが十分理解されていなかった向きもあり不採択になりました。
市立病院事業には医師会の協力は必要です。しかし、会議体においては、委員間の公平性を担保されなければなりません。つまり、医師会からの委員も他の委員も平等で無ければなりません。そして、何よりも、本委員会に課せられた重要案件を審議できる環境づくりをしなければならないと考えます。
2月1日発行の市議会の動きには、12月議会において条例の改正を求める請願に対する反対討論は、『推進委員会を再建、再開することを求めて、請願に反対する』と締めくくられています。私も、まさに、本委員会が本来の役目を果たすために、つまり、委員会を再建するために本議案を提出しました。
改正点を説明させていただきます。
今回、条例改正にあたり、“医師会からの委員を排除するかのような誤解”を与えない条文にすることに努めました。
まず、第17条の4ですが、『委員は次に掲げる者のうちから、議会の同意を得て市長が委嘱又は任命する』としております。
そして、(1)において、現行の条文同様、3医師会からの代表者について明記し、更に、『その他医療に識見を有する者』を入れることにより、学識経験者なども委嘱できるようにしました。一般的な条文においては、『医療を担当する者、もしくは、医療に従事する者』としておけば、通常、医師会からの代表も入ることになりますが、医師会からの委員を排除する意図のないことを明確にするために、3医師会名を記しました。そして、17条の4の(2)以下において、現行の条文同様、市民、議会、行政機関の職員を明記しております。
次に、前後いたしますが、第3条の改正につきましては、医療法施行令で規定されます『医療機関が標榜する診療科目の広告可能な範囲』の改正に伴うものです。
わかりにくい表現かと思いますが、病院や診療所の看板に掲げることのできる、内科、小児科など、診療科の名称が、平成20年2月の政令改正により変更されていたことが、昨年の病院事業推進委員会の審議の中で判明しました。
本来は、市長が改正を提案する部類のものですが、今回、条例改正を議員提案することから、先の政令の趣旨に基づき、この際、改正を規定するものです。
具体的に申しますと、平成20年2月までは、消化器科、循環器科という名称を用いることができたのですが、同年4月以降、同名称を用いることができなくなりました。そのため、消化器内科、循環器内科に改めております。診療科の中身の変更ではなく、名称の変更でございます。
繰り返しになりますが、条例の改正につきましては、医師会を排除する意図は全くなく、生駒市立病院の一日も早い実現に向けて、委員会審議が遂行されることを願い提出したものです。


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3月議会が始まっています 明日からは委員会審議です

2010-03-14 18:53:31 | Weblog
3月9日から3月議会が始まりました。

直前に冠婚葬祭行事があり、議会案内をする余裕もなく、定例会に臨みました。10日の一般質問では生駒市の医療・保健施策と防災対策を取り上げました。折角の30分間の質疑の機会を十分活用できない内容となってしまいました。

気を取り直し、議案書・予算書とにらめっこしております。

明日からは下記のような日程で、何れも10時開催です。
15日 都市建設委員会
16日 市民福祉委員会
17日 環境文教委員会
18日 企画総務委員会 
19日 総合計画特別委員会
23日 全員協議会
25日 最終本会議

私は16日に委員として審議に加わります。
また、今回、市民派クラブから病院設置条例を改正する議案を提出しました。
16日に審議されます。

お時間がありましたら、傍聴にお越しください。
議事堂の絵画も新しくなりました。みなさんの力作もお楽しみください。


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