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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

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2012-08-13 09:00:19 | 日記
おはようございます。

生き生き箕面通信1343(120813)をお届けします。



・「日本が核武装するって疑われてるの?」と朝日がダマシの解説



 「日本が核武装するって疑われてるの?」という見出しで、朝日新聞が

本日8月13日のコブク郎欄(2面)で日本の核武装問題を取り上げていま

す。問題意識は非常に優れたセンスと高く評価しますが、他方、その解説

内容たるや、恥ずかしげもなくよくもこれだけ上滑りの内容でお茶を濁した

ものだとあきれます。読者をコケにするにもほどがあるではありませんか。



 まず、コブク郎が「『日本が核武装に道を開いた』と韓国などで騒ぎに

なったって?」と口火の質問。それに対してアンサー(A)が「『原子力の

憲法』とも呼ばれる原子力基本法が6月に改正され、『我が国の安全保

障に資する』という文言が入ったんだ。……平和目的に限るとうたって

いた原子力の研究や利用に、安全保障という目的が加わったんだ」と、

いきさつを説明しました。



 また、(A)が「『宇宙航空研究開発機構(JAXA)法』も改正され、JAXA

の仕事を『平和目的』に限るという条件を緩めた。人工衛星の打ち上げ

などに使うロケットの技術は、核弾道を積んで(飛ばす)ミサイル技術に

転用できる。この二つの法律を同時に書き換えたことで、いっそうの疑念

を持たれたんだ」と、いいところをついています。



 日本が45㌧のプルトニウムを保有し、それは核爆弾5千発以上分に

相当することも指摘しています。ここまでは事実のおさらいとしても的確

ですが、問題はこのあとです。急に「日本には『比較三原則』がある」と、

建前だけの内容で終わっています。



 知りたいのは、その「非核三原則」が風前の灯になってきている現状が

これからどうなるのか、です。韓国をはじめ世界は、二つの法律が「平和

目的に限る」としていた”平和のしばり”をなぜはずしたのか、はすした狙

いは何か、に疑念を持っているのです。解説は、そこにこそ踏み込まなけ

ればならないはずです。しかし、肝心の点はすっ飛ばして肩透かしです。



 この解説の狙いは、最後の一言に込められています。「世界唯一の

被爆国として核武装を疑われたくないね」が最後の一言でした。いわ

ば、韓国向けに、「日本は非核三原則があるから、ご心配ご無用」とい

うことでしょう。「核武装するなんていわんといて。そんなんするわけな

いやん」といいたいのでしょう。それで世界は納得するでしょうか。



 ボク自身も、「日本はひそかに核武装への道を本格的に探り始めた」

と確信しています。朝日の解説は、だましです。真のジャーナリズムは、

表面の事象の裏で進められる真実をえぐり出すのが使命のはずです。



 野田首相は、急きょ総選挙用のマニフェストに「脱原発」の文字を入

れる意向を示したようです。もちろんこれもダマシです。選挙に勝ちさ

えすればいい、という態度です。約束したことを平気で破るのは得意

芸です。これほど信用ならない人間が政治のトップに居座り、それに

ヨイショするマスメディアがはべっていれば、この国の行く末は押して

知るべし、というほかありません。






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