生き生き箕面通信

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2685 ・安倍首相は、「私が立法府の長であります」と、堂々と答弁――これで国会は止まらないのか

2016-05-18 09:42:20 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2684(160517)をお届けします。 

・安倍首相は、「私は、立法府の長であります」と、堂々と答弁――これで国会が止まらないのか

 安倍首相は、一昨日5月16日に、衆院予算委員会で「私が立法府の長であります」と、堂々と答弁しました。しかし、朝日新聞をはじめ、日本のメディアは完全に黙殺しました。これまでの国会答弁なら、審議がストップし、やっさもっさのあげく内閣総辞職に進むはずのものでした。

 5月16日に民進党からは山尾志桜里政調会長が質問に立ちました。それに答えて安倍氏が放ったのは、「山尾さん、あなたは国会の運営について、少しは勉強した方がいいですよ。私が、立法府の長であります」と、やったのだ。

 日本は、三権分立の手前、立法府の国会の長は、衆議院なら衆院議長です。参院なら、参院議長となります。行政は、内閣の長です。そのケジメモわからぬままに、うろ覚えの無駄口をたたくから、えらいことになります。ただ残念ながら、山尾氏はこの絶好の機会をはずしました。

 この質疑については、朝日新聞が4面で、例えば、山尾氏が保育士窮余の引き上げについて質問し、「女性の賃金だけをもとに話すのは、男尊女卑だ」としたのに、安倍首相は「男尊女卑とは、誹謗中傷だ」と、激しく反発。そうした紙面がありながら、朝日も「立法府の長」発言は、知ってか知らずか見逃した。山尾氏も、「立法府の長」はどうやら見逃してしまったようです。

 この「立法府の長」問題は、黙って見過ごすわけにはいきません。