生き生き箕面通信

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2669 ・「NHKは公式ベースを元に発表する」と、籾井勝人会長――安倍政治の本質

2016-05-02 10:36:43 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2669(160502)をお届けします。 

・「NHKは公式ベースを元に発表する」と、籾井勝人会長――安倍政治の本質

 NHKの籾井勝人会長が、原発に関する報道は、「当局の発表をベースに、公式見解を伝えるべきだ。いろいろある専門家の見解を伝えても、いたずらに不安を書き立てるだけだ」などと局内の会議で指示しました。ついに来ました。NHKの“大本営発表”です。

 朝日新聞が本日5月2日の社説でこの問題を扱い、「それは放送人としての『イロハのイ』だ。しかし、籾井勝人会長は就任から2年3か月になるが、今もその使命を理解していないとしか思えない」と難詰しています。

 この放送法に対する籾井会長の理解は、まさしく放送法を捻じ曲げるやり方です。朝日新聞がなにがしかの苦言を呈しても、「それはその通り。われわれは、放送法で世界を覆そうとしているのだ」とやり返されるばかりです。ヒトラーばりのニュース報道です。

 すでに、籾井氏は就任会見で「政府が右ということを左というわけにはいかない」と述べました。朝日新聞は、籾井会長の発言が、「その都度批判されてきたが、一向に改まらない。このままでは、NHKの報道全体への信頼が下がりかねない」と、強く批判しています。しかし、どうしても言いたいのは、籾井会長の発言は安倍首相とタッグを組んで行っているものです。

 事実、高石早苗総務相が、国会で「停波」について発言しても、安倍首相は「高石発言はその通りである」とコメントしています。

 少なくとも、NHKにだけは、私たちの電波が戻ってくるまで、つまり籾井氏が退陣するまで、そして安倍首相が「NHKが素直に国民の声をきくまで」は、視聴料を払わないようにしましょう。