生き生き箕面通信

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2677 ・民進党は、自分の党さえ増えればいいのか

2016-05-10 10:05:01 | 政治

おはようございます。生き生き箕面通信2677(160510)をお届けします。 

・民進党は、自分の党さえ増えればいいのか

 小林節さんらが「国民怒りの声」を設立して、参院選へ名乗り出ることにしました。民進党はこれに何か文句でもあるのでしょうか。岡田代表らは、「野党票が割れてしまう」と、政権批判への分散が増えることに危機感を示し、「一番喜んでいるのは自民党だ」という声も出ています。

 もともとこういういきさつを招いたのは、民進党でした。「国民怒りの声」側が、政策協定を申し込んでも、それを袖にしたのは、民進党でした。「怒りの声」が政策協定として申し入れたのは、①言論の自由の回復②消費税再増税の延期と行財政改革③辺野古新基地建設の中止と対米再交渉④TPP不承認と再交渉⑤原発の廃止と新エネルギーへの転換⑥戦争の廃止と関連予算の福祉・教育への転換⑦改悪労働法制の改正などにより、共生社会の実現、憲法改悪の阻止、でした。

 これらは、野党共闘の中心課題です。どれをとっても、排除する必要はありません。つまり、すべて、野党共闘が文句なく盛り込むべきものです。

 これを嫌がっていては、野党共闘がつぶれてしまいます。ところが。この協定が、岡田克也氏らは「気にいらない」というのです。これ以上、さらに伸ばすためには、時間が足りず、結局、自分たちで立ち上がることにしたわけです。足りないものは、自分たちで補う方式です。

 民進党は、前原誠司氏や野田佳彦氏、あるいは岡田哲也氏らもそうですが、連合と一緒になって共産党を嫌っています。だから、小林氏らもそれらを考慮して、共産党は加わらないことで頑張りました。しかし、これ以上、伸ばすわけにはいきません。参院選の告示日まで、あともう2か月しかないのですから。

 民進党から、第2自民党のような人間は早く追い出すしかないかもしれません。結局、そうするしか方法はないのでしょう。それも、やむをえないですよね。