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必ずコメントに参ります by iina

ライフ・オブ・パイ

2013年02月12日 | 映画
映画『ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日』3Dの吹替版を、映画の日に観てきた。

デジタル効果のせいか、トラが現れたときあまりな臨場感に鳥肌が立った。相手が虎なので虎肌か。
トラが現れる度つづき、トラと少年の関係が落ち着くまで止まらなかった。両腕の体毛が逆立つような怖気。その意味からもこの映画は素晴らしい。
幻想的なシーンが美しかった。

一緒に観たかみさんは、ラストに涙していた。

パイは、トラと漂流する主人公の名だが、πのことである。
拙ブログでは、このπについて扱っているので、興味のある方はお進みください。


  [ π ]

  [ πのパターン ]

  [ 数の物語① ]


数学なんて嫌いという方には、トラの笑撃集を用意しました。
  [ 笑撃トラ ]


コメント (19)    この記事についてブログを書く
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19 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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錆びたナイフ ♪ 石原裕次郎 (あQ)
2013-02-12 07:19:18
今日から、又忙しくなります。

この映画は、1/31に 、i i n a 様より先に観て参りました。
映画と云うものは、見る人によって、全く違った受け止め方になるものです。
私が先に観たので、細かいコメントはしませんでしたが、この映画は宗教色の強い作品でした。

原作を知らないので、映像からだけしか知る術がございませんが、何故か仏教に対する嫌悪感が随所に画かれておりました。
船上の白人の粗暴なコックが、自称仏教徒だったり、辿り着いた島が、イルカなどの動物を捉えて、溶かして糧にしていました。
一瞬、島の全景が映し出されましたが、その姿が「 涅槃像 」の姿だったり。

最後に日本人の保険調査員達が登場して、一層複雑怪奇な様相をていし、2~3回観なおさないと、映画の本当の意味は理解出来ません。
深く考えずに、映像の美しさや、漂流生活の過程を、緊張したり喜んだりと、単純に楽しんだ方が宜しいようです。(笑)
返信する
 (らいちゃん)
2013-02-12 07:23:04
虎は迫力がありますね。
3Dの吹き替えでも怖いと思います。
俳優さんも命がけですね。
大阪の虎(タイガース)も怖い存在になって欲しいのですが・・・。

私は砂像や氷の像を見たことが無いのでその素晴らしさを体感していませんが、ニュースで観る限り傑作であることが実感できます。
一度見てみたいものです。

返信する
はやいコメントのおふたりに 感謝 (iina)
2013-02-12 08:52:18
(あQ)さん へ
欧米人が描く映画(原作は、カナダの小説家ヤン・マーテル)は、仏教の得意な面を描き、野蛮な民族の宗教とみなす
傾向があるのかも知れません。
iinaも島の全景が「 涅槃像 」なのに気づきました。
映画の記事は、極力ストーリーを伏せることにしています。ただ、コメント欄には掘り下げても構わぬ姿勢です。

この映画は、見ようによっては難しい一面を宿しているようです。果たして、トラと漂流して生還したのか、あるいは
別の話を擬人化したものか。
映画評も、最後に単なるファンタジックな物語りが一変するといいます。




(らいちゃん)へ
「グ美人走(ぐびじんそう)虞美人草」と前に誤変換で扱っていました。意味は、
グーでおなじみのエド・はるみさん。24時間TVでは女性で最長距離をランニングー!!

虞美人草を和名でヒナゲシや芥子(けし)といい、英語ではpoppy(ポピー)です。
ついでに追加すると、スペイン語ではアマポーラ(amapola)ともいうようです。

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の主題歌に甘やかな♪アマポーラ♪が使われていて単調な調べ
にうっとりしました。

名前がどんな表現であろうと、ケシの花ですから危うい花という印象がぬぐえません。

こんな唄がありました、
  ♪赤く咲くのは ケシの花
   白く咲くのは 百合の花
   どう咲きゃいいのさ この私
   夢は夜ひらく♪
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9af3342cf62f481a1dc1868fb1712330

>俳優さんも命がけですね。
いえ、ライフ・オブ・パイの虎は総てのシーンをCG加工して撮影したそうです。ですから、少年はひとり芝居
をしていたことになりますから、まったく安全なのです。

映画の公開にあたり、本物の虎に様々なポーズをとらせ、それを元に創り上げたのですから、いまはどんな難しい
映像さえ創れてしまう時代です。
虎の風貌さえ膨らませて立派に仕立てていました。
返信する
314日ではなく227日 (^π^)
2013-02-12 11:10:17
『トラと漂流した227日』ということだけど、どうせなら314日にしとけばよかったのにね。

そうするど、あまりに辻褄がよすぎるからよくないか。

                                       バイバイ (^π^)/~~~
返信する
ライフ・オブ・パイ (motoko)
2013-02-12 16:48:20
iinaさん 今日は
天気予報では、夜から雪か雨とのことで、こちらは
寒い一日となっています。

私は今日見てきました。
3Dに驚き、トラの表情にトラも演技をする・・・と感心しま
したが、デジタル技術で作られたそうですね。
アカデミー賞最有力との声もあるそうです。
私たち夫婦含めて3名という館内でしたが、素晴らしい
映画で、私も少し涙しました。
昨年12月、レ・ミゼラブルも見ました。
ときどき映画も、楽しみたいと思っています。
返信する
コメントに m(_ _)m (iina)
2013-02-13 08:39:56
(^π^)さん へ
どうして漂流した日数を227日にしたのでしょうね。
ロビンソン・クルーソーは28年間だし、トラの名になったリチャード・パーカーが食べられたヨットミニョネット号事件
では、残りの生存者は24日目に救助されています。映画は、この事件を示唆しているようなのです。

そうです、4人の乗組員が難破し救命艇で脱出した事件の犠牲者の名をトラの名にしています。
人の肉を食べるために殺人を犯したのは事実だが、そうしなければ全員が死亡することも確実であり、仮に若者が
死亡するのを待っていたら、その血は凝固してすすることはできなかったはずであると減刑された事件です。
それでも世論は無罪が妥当との意見が多数であったため、特赦され禁固6ヶ月に減刑されました。




(motoko)さん へ
天気予報に反し、神奈川は雪にならず、いま晴れ渡っています。
motokoさんも、この映画とレ・ミゼラブルを鑑賞でしたか。iinaは涙にはならなかったですが、考えようでは難しい
映画でもあったようです。
次は、アウトローにしようと思っています。
返信する
TBに コメント (iina)
2013-02-13 10:20:15
(hamutaro's BLOG) さん へ
ことし2本目が3Dでした。
ファンは必見ということは、インドでは名のある俳優なのですね。歌も踊りもないけど、ファンジックな映像でした。




(京の昼寝~♪)さん へ
鳥肌ものなトラの登場でしたから、アニメでない3Dでも疲れずにすみよかったです。それに字幕を読む手間もな
く吹替版で正解でした。

トラを調教するなんて、無理のない納得させる筋立てですね。




( もく窓 )さん へ
肉食獣は、草食獣の肝臓を食べることによって草を食べたことになるそうです。

豚を食べるのをタブーにする宗教があるのは次のような理由があるそうです。
牛や羊、ヤギ、ラクダなどの反芻する動物は、草を食べて消化する能力があります。人間は草を消化できないから
草を食べないので、牛と人間が食物をめぐって競合することはありません。
しかし、反芻しない豚は草を食べることができず、穀物を食べるので人間と競合します。豚を育てて食べるには
人が食べるものを与えなくてはならないから、はじめから豚を食べてはならないとしたという説です。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/399518ce3ec4e855b761baf07e74079c




(そーれりぽーと) さん へ
2つの物語のどちらが正しいかは誰にも証明できない。

好きな方を選び、そちらの方が良い物語だといったとします。
神についても同じことがいえます。
神がいるかどうかは誰にも証明できないけど、神を信じるかどうかはあなたが選ぶことだと問うているのかも知れません。
・・・どこかのブログにつづっていました・・・




(西京極 紫の館) さん へ
ファンタジックな映画でした。

iinaも、インド人が主役で踊らない映画を初めて観た気がしていましたが、サー・ベン・キングズレー主演の
「ガンジー」を観てました。(笑)
最近では「 ヒューゴの不思議な発明」に出てました。




(いい加減社長の映画日記)さん へ
ただ単に、ファンタジックな映画として見ましたが、最後に2つの物語のうち、どちらが好きかと映画を観る者に
投げかけて終るため、さまざまな解釈ができるらしいですね。

アカデミー賞にノミネートされるには、抽象的な味付けをするに限ります。
返信する
3D~ (cyaz)
2013-02-13 12:33:41
iinaさん、こんにちは^^
コメント、ありがとうございましたm(__)m

こんな見事なトラなら、最初から3Dで観れば良かったと
後悔しています(汗)

>トラが現れたときあまりな臨場感に鳥肌が立った。相手が虎なので虎肌か。
お~、ナイスです!!

πってその昔どこまで暗記できるかやりましたよね(笑)?
返信する
TBに コメントします (iina)
2013-02-14 12:07:48
はるみのひとり言さん へ
ファンタジックな映画として観ましたが、なにやら意味深な後半部分でした。

2つの物語のどちらが正しいかは誰にも証明できません。
神についても同じことがいえ、神がいるかいないかは誰にも証明できないけど、神を信じるかどうかは選ぶこと
ができるといっているようです。

また、トラの名のリチャード・パーカーは、19世紀のヨットミニョネット号の人食い事件で、難破し食べられた
犠牲者の名だそうです。
こんなことは、予備知識がないと理解できないですよね。




(はらやんの映画徒然草)さん へ
はらやんは、なかなかな深読みな感想でした。
後の物語が真実で、前の物語はパイが過酷な出来事から逃避するため、生きる意味について解釈・咀嚼する
ために自らが作り出した物語と考えたのですね。
シマウマ、ハイエナ、オランウータンとリチャード・パーカーが、それぞれ船員、コック、母に纏わるもう一つの
ストーリーを創りだしたなんて・・・。



(酔生夢死浪人日記)さん へ
>インド人、いや、日本人も感覚的に理解している汎神論――万物に神が宿り、一切が神である――をベースに、哲学的テーマを追求している。

トリックに満ちた哲学的ファンタジーとは読み込めなかったですが、そのような解釈があるものかと感じ入っています。
ラストにストーリーが一変すると評されてますから、どんな意味かと彼方此方ブログを辿ってました。
ゼロを見つけたインド人を主人公にしているのも意図があるわれですね。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/911f4f65c911bd13ebf3b1caabd4c02a




(『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭)さん へ
漂流中にトラがいることによって生かされたと独白していたように思い出されます。
トラとの対峙によって己の存在を知り、大自然の大海原の猛威は「社会状況」というのも面白い解釈です。

甘噛みされた気分です。




(日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~)さん へ
そういえば、「アバター」を撮った J キャメロンもが絶賛してましたね。
漂流サバイバルに生きながらえて、いろんな解釈ができるあたりがアカデミー賞の審査員に受ける部分なのでしょうか。




(映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ~)さん へ
>戻ってきて瀕死のパイの顔を舐める。
なんて表現もあったでしょうが、そんなことにトラわれないで無愛想に去っていく方が好いです。
3D映像に、虎肌が立ちました。(^^ゞ




(新・映画鑑賞★日記・・・) さん へ
大海原に放り込まれて、孤独に身を焼くところを、トラと命を掛けて対峙することで乗り切ったのですから、トラさまさまでした。

ファンタジックな映画として観ましたが、なにやら意味深な後半部分でした。




(我想一個人映画美的女人blog)さん へ
映画ポスターも、いくつかあるのですね。

やはり、トラの '撮ら' れたポスターが魅力です。
返信する
TB (迷宮映画館)さん へ (iina)
2013-02-15 09:04:25
>自分が生き抜くためにトラを生かさなければならない。
なるほど、そうですね。
トラを精神的な支えと解釈するのが多いなかで、切実な意味づけでした。

日本人にとって、ヒンドゥー教徒もキリスト教も八百万の神のひとつにすぎません。トラこそが、パイを生かしたもの
であるかもしれず、神の意思とも思えます。
普通に生活していて、あまりに自然すぎて神と気がつかない神もいそうです。

”無”から”有”を生ぜしめる神の存在の可能性について考えてみました。あるいは、TBを貼ってコメントを引き出すのに似ています。(^^ゞ
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1152ffe10ee51fdc9ddbbe5e45a11006

また、[神は存在するか?]についても考察してみました。↓
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/0c34a1319fcb3a86165a525a9b4a463c
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