スナップフォト素敵思想

日常のスナップフォトブログ

2011.10.2東京国際フォーラム PEE・ピー・ぴー

2011-10-03 | JULIE

FinePix F600EXR

個人的に2009年9月以来、トータル27回目となるJULIE LIVE。
「沢田研二 LIVE 2011~2012 GUEST:瞳みのる/森本太郎/岸部一徳」
岸部一徳と森本太郎も加え、3人をゲストというスタイルでのLIVE。
ザ・タイガースという名前は、
加橋かつみと岸部シローを加えた時に使いたいのだろう。
「ザ・タイガース復活コンサート」とか、
昔を懐かしむだけのようなネーミングにならなくてホッっとした。

40年ぶりに復帰したPEE(瞳みのる)を目当てに、
東京国際フォーラムホールAは1F2Fとも満席状態。
沢田研二の初となる同ホールでのライブ、
2004年12月25日「師走RomantiX」は2Fの後のほうに空席があった。
だが今回は会場の熱気雰囲気がソロとは大きく違っていた。

岸部一徳は1980年代初頭を最後に音楽から長いこと離れていたし、
森本太郎は地道に活動を繰り返しているとはいえ、
ギターテクニックは現代に適さずオジさんバンド的なもの。
瞳みのるはここ数年で音楽をまたやりだしたようだが、
もう還暦を数年過ぎていてドラムがキツイだろう。
けっきょく演奏は鉄人バンドの、
柴山和彦、GRACE、泰輝、下山淳が演奏するものであって、
ベース:岸部一徳、ギター:森本太郎、ドラムス:瞳みのる、
この3人はステージの絵としての存在で、コーラスに終始する絵を想像した。

それに昨年の「JULIE with THE WILDONES」の時とは違い、
新アルバムを発表しないので期待はできなかった。
当時の曲だけをひたすら懐かしみながらというのは、
沢田研二の最も嫌うスタイルでもあるし、聴く側の自分としてもそうである。
ヒット曲だけのLIVEはつまらないのである。
まして毎回同じ曲だと飽きるしウンザリする。

チケットが発売された時のLIVE構成の予想としては、
最初はJULIEがソロで場を盛り上げてから、
ゲストが途中で参加してザ・タイガースの曲を数曲やるのかなと思っていた。
でも全曲殆どをザ・タイガースと知ってかなりテンションは下がっていた。
レアなものも含めて全曲CDを持っているけど、
何しろ当時を知らないので想い入れが全くない。
しかし会場に埋め尽くされた多くのファンにとって、
当時の青春時代の自分と重ね合わせるのだから感慨深いに違いない。

JULIEソロLIVEのリピーターであっても、解散コンサートを最後に芸能界から去り、
40年間全く音沙汰のなかったPEEが舞台に立つことは、格別の想いがあるだろう。



予想していた曲は・・
タイガースのテーマ
シーサイドバンド
僕のマリー
モナリザの微笑
落葉の物語
銀河のロマンス
シーシーシー
君だけに愛を
美しき愛の掟
都会
Long Good-by

I'm Henry the Eighth, I am
ハーフ&ハーフ
どうにかなるさ
花の首飾り
青い鳥
スマイルフォーミー
光ある世界
雨のレクイエム
誰かがいるはず
ヘイジュテーム
出発のほかに何がある
ラヴラヴラブ



実際の曲(順不同)は・・だけ予想と一致

シーサイドバンド
モナリザの微笑
僕のマリー
落葉の物語
銀河のロマンス
シーシーシー
君だけに愛を
美しき愛の掟
花の首飾り
青い鳥
ラヴラヴラブ

怒りの鐘を鳴らせ
散りゆく青春
坊や歌っておくれ
淋しい雨
割れた地球
誓いの明日
風は知らない
Mr.Moonlight
Do You Love Me
TIME IS ON MY SIDE
Justine
SATISFACTION
BECAUSE
Littele Red Rooster

一番よかったのが「怒りの鐘を鳴らせ」
個人的にできれば聴きたくなかったのが「散りゆく青春」「僕のマリー」
「モナリザの微笑」「シーサイドバンド」「風は知らない」

「青い鳥」のセカンドコーラスで森本太郎に歌わせる、
あーおーいーとぉーり~ っていう部分はかなりキビシイ。
以前からそうではあるが、盛り上がらずに、
幼稚園の劇で演じている子供に向けられる意味合いのような拍手。
本人も歌いたくないのではなかろうか。
普段ソロで歌わない「淋しい雨」「割れた地球」「誓いの明日」がよかった。
「TIME IS ON MY SIDE」は十八番、
同じく十八番の筈の「君だけに愛を」は思い切り間違えるハプニング(笑)
コーラスがいるので歌詞を間違うと目立つし、
歌詞以外の大きな間違いもご愛嬌。
「SATISFACTION」は盛り上がること間違いなし。

しかし「Justine」でのPEEの声量やハリに驚いた。
ドラムスの腕も健在のご様子。
解散コンサート同様、JULIEのドラムシーンもちょっとあった。
サリー【本名は岸部修三(しゅうぞう)、当時芸名は岸部修三(おさみ)、
現在芸名が岸部一徳】のソロがあると思ったのになかったのが残念。。
でも「怒りの鐘を鳴らせ」などのコーラスで聴かせる低音がよかった。

「花の首飾り」は絶対歌うだろうと確信していた。
JULIEかPEEが歌うと予想していたけど、JULIEだった。
LULIEとトッポの確執が存在していたから、
ソロLIVEでも絶対歌わない曲。
それをJULIEが歌うことに加橋かつみへのメッセージを感じる。



オープニングは楽器だけの舞台がブルーライトで照らされ、
「G.S. I LOVE YOU」のCDがフルコーラス流れ、
終わる頃に8人が出てくる演出は全く予想していなかった。
できればワンコーラスで終わらるのがスマートな気がした。

JULIEが相棒の皆が揃って会場にきていると言ったものだから、
15分の休憩タイムに探し出され、
彼らの座席を囲むように通路を歩き見る人たちがいっぱい。
私は見に行かなかったけど、
十代二十代女子が「ミッチー、ミッチー」と騒いでいたので、
及川光博もきていたような。水谷豊はいたのかな?

十代~八十台まで幅広いファン層。
最近はソロLIVEでも15分の休憩タイムがあり、
ファン層の中で最も多い50~60代への気遣いなのだろう。
還暦を過ぎている4人、特に3人にとっても助かっただろう。
その後で再度10分休憩みたいなものがあり、
JULIEのトークだけで繋いでいた。

解散コンサートの日付と会場が同じ1月24日武道館は、
発売前にして席が足りないとか。
後側の席も増やして360度に君だけに~とやらないといけないようなご様子。
加橋かつみと岸部シロー、マネージャーだった中井さんを含めて、
ザ・タイガースのLIVEをまだ諦めていないと語ったJULIE。

ボーカリストとして衰えることがないJULIEだけど、
そろそろ歌えなくなる自分を見据えた時、
原点である昔の仲間と一緒に舞台に立てることは喜びなのだろう。
十代の当時とは違ってお互いが穏やかになり、
それぞれが別の道で続けてきたからこその喜びを感じるだろう。

まぁ、それはそれとして、
2年続けてソロLIVEもフルアルバムもないので、来年こそはドカーンとやってくださいよ。
でもクオリティの低い中途半端なミニCD出すくらいなら、じっくり時間かけて。



最新の画像もっと見る