
GR DIGITAL IV
このホテルは客を放っておいてくれるのがいい。

決して客へ意識が向いていないということではなく、
多分目は行き届いているのだと思う。

過剰なサービスやコミュニケーションというものがない。
適度に客と距離を置いてくれるので、それが心地いい。

どのホテルでもそういう対応が心地いいとは限らない。
それを欲している時もあったりする。

その時の気持ちでどう過ごしたいのか、
それによってホテルを選べばいい。

神楽坂という街にひっそりと佇むホテル。

ホテルの入口から客室までの距離が近いので、
気侭に日常の世界を行き来できる。
ホテルスタッフの視線を気にせず、
いつでもぶらりと散歩に出歩くことができる。

人気があるホテルというのも理解できる。
また隠れにいきたいホテルである。

神楽坂探訪、これにて終了。