リハビリ、苦しみの中に楽しみあり。リハビリ器具・自助具開発と歩む日常。

たくみ21・ボランティア団体・リストラウンダー・タワーリング・Qポール・リハビリ器具と自助具・みどりの癒しの紹介。

回復させようとする意志を持っている時がまさに回復期

2018-01-06 13:43:49 | リハビリ中
機能回復に取り組んでいる時が、いつでも回復期



ご無沙汰しております。退院して1年になり、また新年を迎えました。

正月3日には孫4人含め、家族総出でカラオケにいきました。




従来カラオケは苦手でしたが、リハビリテーション病院に入院してからは積極的に参加す
るようになりました。


リハビリは、思っていた以上に、順調に機能回復が進んでいると思います。

退院時使用を進められ、用意したレンタルの車いすは使わなくなったので返却。

足の装具も使わなくなったのでお蔵入りです。入院していたリハビリテーション病院に贈
呈しようとおもっています。



今、足のリハビリは週2かいです。
理学療法士さんの付き添いでマンション前の通りを400mぐらい歩いてきます


先ず3階から1階まで室内階段を降り、

正面玄関前の曲がりくねったクランク状のスロープを下り

歩道にでてから50mぐらい歩いて、3車線の信号を渡ります。青信号の時間は30秒弱で

す。車の込み具合で時間が変わります。

今のところわたる時間はギリギリで余裕がないです。信号変わると同時に歩き出せるよう

に足元や周囲にきをくばります。

対面の歩道を歩いて100mぐらいで1車線の信号を渡り、

2車線の信号を2つわたって元の通りに戻り、

マンションの前述のスロープまで戻ります。

この間150mぐらいです。あと室内階段を上って部屋まで戻り、

ストレッチして体をほぐしてもらって終了です。

歩行中は、

路面の荒れや段差、斜面変化には気を使いそこに気を使いすぎると周囲の情報確認が不足

し、人、自転車、車の出現に慌てバランスをくずしてしまいます。

足元の情報は、できるだけ足裏で受け取れるようにして、前方に注意を向けて歩きます。



雨など外出できないときのリハビリは、

ストレッチと筋肉の弱いところ、動かしにくいところの筋肉トレーニングした後、

狭くて短いですが、室内廊下で杖なし歩行の練習をやって終わりです。

週2回ぐらいリハビリはあっという間に終わります。

リハビリしてない時間の方が圧倒的に多いので、

そのままではマヒはなかなか改善しません。現状維持にすぎないです。

理学療法士さんのリハビリが効果的になるよう

アドバイスを受けながら、毎日何回か自主トレーニングをしています。


当初は、足指が曲がって縮むことや、足首が反りかえり、体重をかけないと踵が床につか

ないつま先立ちでした。

足首が上がるよう、ベッドで繰り返し練習しました。体全体力んでやっとわずかに足首を

上げたり回したりできるようになりました。

また、ベッドに座って、足裏でボールを前後左右に動かしました。

簡単にできることではありませんでしたが少しずつできるようになりました。

また、足ひざの曲げ伸ばしがぎごちなく、二段モーションのようでした。

ベッドに仰向けになり、ゆっくり足の曲げ伸ばしをやりました。

マヒ側の腹筋や足の外側の筋肉がほとんど機能していませんでしたマヒ側の足でバランス

よく立てませんでした。

理学療法士さんのアドバイスでマヒ側の片足スクワットをよくやりました。副次的に足の

外側の筋肉も刺激するとのことでした。

暫くすると足の外側の筋肉が意識できるようになりましたので、体重を外側の筋肉だけで

意識するようにしてスクワットを継続してやっています。

健側の足も強くするとマヒ側の負担が減るので良いと、理学療法士さんにアドバイスされたので、両足とも片足スクワットをやりました。

リハビリテーション病院を退院してから二か月ぐらいのリハビリのとき、

理学療法士さんに、「足の装具はいつ頃外せるようになりますか❓」と聞いたら、

装具は弱いところを補強しているので弱いところの機能が回復しないと無理ですと言われ、ショックでした。

退院してから四か月ぐらいですね、

足裏を床に平に置ける様になり爪先も上がるようになったので理学療法士さんのリハビリ

のとき以外は装具を外しました。

日常できるだけ素足で過ごしましたが、自主トレの歩行練習には素足だと足指が曲がって

しまい歩きにくいので、柔らかい室内履きを履きました。

素足で日常を過ごすようになってから足指を使うよう意識しました。

壁際で、片手で支えながら、つま先立ちの練習も良くやりました。

トイレのスリッパの履き替えもマヒ側のスリッパを健側で押えて、マヒ側の足をスリッパ

に差し入れることができるようになりました。

爪先が上がって歩行できるようになったと理学療法士さんの室内歩行が装具なしになりました。

外歩きのリハビリ歩行で装具なしになったのは、退院後七か月ぐらいです

なんとなく装具なしになりました。いつの間にかという感じです。


退院一年たっての今の当面の目標は、

余裕をもって信号を渡れること。歩き初めに足がマヒでこわばらないようになることです。

そのために心がけていることは、

左右の足のスッテプ練習と、左右の足の片足立ちです。

右足立ちは余裕ですがマヒ側の片足立ちはまだ一秒足らずです。

ステップ踏みながらの筋肉強化は歩行にだいぶ良い影響を出しています。

歩行時の横ブレがなくなり足の踏み降ろしが素早くなりました。

マヒ側に体重を乗せた時、体重以上に重く感じていたのが、健側マヒ側とも同じぐらいに

なりました。まだマヒ側の足を上げるとき重い感じが残ります。

歩行に余裕ができるようになったら、公共交通機関を利用して外出したいです。最終目標

は杖なし歩行です。ぜひとも駆け足できるようになりたいです。


手指腕の機能回復も順調に進んでいると思います。

リハビリテーション病院入院時、

腕手指は肩からぶらっと、下がっていて、しびれがあり、指先の感覚がありませんでした。

リハビリテーション病院退院時は、

肩がまだ、亜脱臼で、指1本半ぐらいうでが下がっていました。肘の屈伸も自力ではでき
ませんでした。

全身で力んでやっと握力が出るぐらいでした。

現在は亜脱臼も治り、

ベッドに寝て腕を体に沿わせた状態から天井に向けて真上に持ち上げ、斜め前後左右に下

せるようになりました。またリハビリ中に床に置いた缶をつかんで低い椅子の上まで運ぶ

訓練もできるようになりました。親指を口元まで運べるようになりました。

コップの取っ手をマヒ側の手で掴み、ストローで水を飲めるようになりました。

腕、手、指のリハビリについては近いうちに細かくのべたいとおもいます。

まとめとして、自分のリハビリについて二ついいたいです。


一つはリハビリをあきらめず続けること。必ず結果がでます。どこかのプロ野球の監督が

言ったことと同じです。

回復期を過ぎたとか維持期になってしまったからと機能回復をあきらめることはありませ

ん。


回復させようとする意志を持っている時がまさに回復期だと思います。

足は日常的にマヒ側に刺激が行くのですが、腕手指は運動の刺激を与えないと機能維持、

どころか機能が後退しますので、セラピストのアドバイスをもらって、日常的に自主トレ

ーニングをすることがだいじです。

☆もう一つは

私の1回だけの経験から言うのでマトを射てないからかもしれませんが、

リハビリ病院のセラピストの方々が、

リハビリの実務において、医師を頂点とする医療体制の末端を担わされているだけで、専

門職としての職責や権限、立場等が大事にされてないという感想を持ちました。

セラピストの方々の専門性や創意工夫が大切にされる回復期のリハビリテーション病院であってほしいと思います。

むしろ、今受けている訪問リハビリのセラピストの方たちのリハビリの方が患者側に寄り添って対応してくれているように思えます。

(私は回復期のリハビリテーション病院に5か月いました。その間に受けたリハビリを否

定するものではありません。むしろ、その5か月間の下地があって今の回復があると思っ
ています。)




追記
5月から、シャワー浴一人で入れるようになりました。

独居生活7月に終了。いま。妻と娘と3人暮らしです。

近いうちに腕、手指のリハビリにについて述べます。

去年5月、江の島の見える藤沢の海岸砂浜で、



IGA

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1 コメント

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感激 (kobo-sera)
2018-01-06 19:06:24
2018.1.6の「・・いつでも回復期・・」のブログ、長文だけど一気に読みました。問題提起もあって説得力ありますね! 読む人が逆に元気になりそう。私も頑張ります。

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