つれづれなるままに・・・☆

関俊彦さん・中居正広さん・SMAP・高岩成二さん等々の話題から日常まで取りとめもなく。
毎日書く事だけを目標に☆

タイトル未定。終わらないんだよな、「第2話」(爆)。

2009-12-07 13:23:23 | 思いつくまま・・・:一次&二次創作駄文
何のつもりなんだ、拓也の奴・・・。
美咲も美咲だ、あんな大人しく肩なんか抱かれやがって・・・!
バイトに戻った俺は、表面こそ何でもない風を装ってはいたが、ムシャクシャした気持ちに歯止めを掛ける事が出来ないでいた。
表情を取り繕う事は出来ても、纏う空気までは変えられないんだろう。バイトの仲間が怪訝そうに俺を見ているが、それどころじゃない。
「あ、あの・・・翔太くん・・・?」
1つ年下の、でもバイト歴では先輩の愛ちゃんが俺に話し掛ける。彼女の接客は非常に勉強になるし、話をしていても楽しい。バイト仲間の中で密かに彼女に想いを寄せている連中がいる事も知ってる。俺は比較的彼女とローテーションが一緒になる事が多く、暇な時間に結構話をしている事もあって、その連中からは若干妬かれている節もある。
ま、確かに可愛いからな。
でも今は、彼女に気を遣うだけの余裕がない。
俺の頭の中では、先ほど見せつけられた光景が、繰り返し流れている。
バイト中くらいは忘れたいのに、頭から離れない・・・!
「何?」
知らず、口調が剣呑なものになる。
その口調に愛ちゃんが少なからず傷付いた様子を見せるが、フォローするだけのゆとりがない。
くっそ・・・マジでイライラする・・・!!

美咲と俺は、幼稚園の頃からの腐れ縁だ。
今でこそ女っぽくなっては来たが、色気もなくガキ大将よろしく男と対等に駆けずり回っていた頃から美咲を知っている身としては、絶対に恋愛対象にならない存在だった。
現に、初恋は小1の時の担任の先生だったし、今まで2人の女の子と付き合った事もある・・・といってもキス止まりだけど。
だから、今まで男と付き合った事がない美咲(美咲の小母さんが愚痴ってた)を心配していたんだ。ちゃんとした奴が現れるんだろうかって。
なのに。
付き合ってるんだろうか、拓也と美咲は。
ふと浮かんだ疑問に、スーッと体温が下がる気がした。
だから拓也は、幼馴染の俺が気に食わない、とか・・・?だから美咲は、イヤがる素振りを見せない・・・とか?
ドクン、と心臓がイヤな音を立てて鳴る。
じゃあどうして美咲はオカシな考えを持ったりしたのか―――考えが分かった途端、比喩でなくマジで鳥肌が立った―――とか。そもそも店先で踵を返して走り去った理由は何なのか―――美咲の奴、あんなに「来るな」って言ったのに。大人しく聞くとは思ってなかったけど。たまに変な着ぐるみ着せれらるから、見られてからかわれたくなかったんだよ―――とか。
色々思うところはあるが、イヤな感情は一向に消えてくれない。

拓也は良い奴だ。高校に入って知り合った奴だけど、気兼ねなく話せるし、でも口は堅いし。ルックスだって良いし、頭も運動神経も悪くない。もし拓也が美咲の彼氏なら万々歳だろう。
頭では分かっているんだ。
それなのに。
拓也と美咲が寄り添う姿を目にした瞬間、凄まじい嫉妬心と怒りが沸いて来て止まらなかった。
いや、もう憎悪だったかもしれない。
と同時に、自分の愚かしさを殴りつけたい気分になった。
何が「恋愛対象にならない」だ。
どうして2人の彼女と長続きしなかったのか、今なら分かる。1人目は違和感を覚えて俺が別れを告げ、2人目には心変わりを理由に振られた。けど実際、殆ど傷付かなかった。
当たり前だ。
・・・ずっと、たった1人だけが特別な存在だったんだから。
美咲が誰とも付き合った事がないと知った時、呆れながらも何処かホッとしている自分がいた。
妹を取られるような気持ちなのだと思っていたけれど、今俺が抱いている感情は、そんな生易しいモノじゃない。
自分で気付いていなかった感情に強制的に気付かされた挙句、拓也には挑発するような態度をとられ、美咲は美咲で喧嘩を始めた俺たちにただオロオロするだけ―――他の連中との喧嘩の時は、俺に必ず加勢していたのに―――。
イラつくなという方が無理だ。

結局今日は店長から、
「お前は今日は裏に回れ。子供が脅えかねん」
と言われ、倉庫と事務所の番に回る事になった。
不愉快を隠す必要がなくなったのは良いが、電話番以外とりたててやる事がないので、かえって美咲と拓也の事を考えてしまい、バイトが終わるまで独りイライラ悶々とした時間を過ごす事になったのだった。


【続く】




~言い訳~

はい、去年の10月17日にUPしたオリジナル小説の第2話でございます。
1年以上振りのくせに、相変わらずタイトル未定(笑)。
てか書き始めたのは今月入ってからだっていう・・・どんだけ寝かせりゃ気が済むのかっていう(核爆)。
今回は翔太視点で書いてみました。
ええ、ありきたりありきたり♪(爆死)
いやでもしかし。
ホントにこれ、終わるのかなあ?
とりあえず拓也視点も書いておりますが。
どーも巧くいかないんだよな・・・ま、いつもの事ですが(爆)。
地道に地道にノロノロと進めて参ります。
・・・待ってる人もいないでしょーしね☆(死)
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