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白骨一葉茶

2010-08-12 21:47:07 | 中国茶

会社で飲んでいる「苦丁茶」の在庫が無くなったので、購入のため、しばらくぶりに、「苦丁茶」を買っている中国茶通販店のサイトにアクセスしたところ、今まで見たことも聞いたこともない「白骨一葉茶」という名前の「苦丁茶」が紹介されていた。

サイトにアクセスしたときは販売が7月下旬からとなっていたため、8月になってから注文してみた。

いつも買っている普通の「苦丁茶(一葉茶)」より高いのだが、「白骨一葉茶」の説明を読んでいるうちに、どうしても飲んでみたくなったのだ。

名前の由来のとおり、葉の根本は白骨のようだ。(写真左)
それに普通の「苦丁茶(写真右)」より大きくて、葉がしっかりしている感じがする。
 

一般的な「苦丁茶」は、字のごとく、大変苦いのだが、「白骨一葉茶」は説明によると、「苦味より甘味の方が勝る」とのこと。

確かに飲んでみると、苦味は強くない。甘味の中に、多少苦味を感じる程度。

特徴の苦味が癖になって飲んでいた「苦丁茶」から苦味が無くなったら美味しいと感じなくなるのではという不安もあったのだが、弱くなったとはいえ、ちゃんと苦味は残っていたし、美味しさでいったら「白骨一葉茶」の方が断然レベルが上という気がする。

「白骨を飲んでしまうと、一般的なグレードの苦丁茶は飲めなくなる」と書かれてあったが、まさにそのとおり!という感じ。

このままだと、「白骨」のリピーターになるのは確実かな。

「苦丁茶」は体に良い成分を含んでいるらしいので、本当はもっと回数多く飲めば、何かしら効能を感じることができるのかもしれないが、私は今のところ、マグカップに茶葉を2本入れて、会社で1日2杯しか飲んでいないので、特にこれといった効果は感じていない。

「白骨一葉茶」は、3煎目は色も味も出なかった。
葉は大きいのに、なぜ3煎目が飲めないのか不思議なのだが、会社の給湯室の熱湯に問題があるのかもしれないし、2本では足りないのかもしれない。

ちなみに、7月から新しい勤務地に変わったのだが、新しいビルの水道水は泡が立つ。
以前の勤務先のビルの熱湯とは、味も違う気がする。

以前のビルにいた時は、普通の「苦丁茶」を無理矢理だけど3杯目まで煎れて飲むことができたのに、格段に美味しい「白骨」を3杯飲めないのは残念だ。

やっぱり苦味が強い方が回数多く飲めるのかな?
今までの「苦丁茶」は、色は薄くても、苦味だけは3杯目でも多少出てたから。

それから、私が買っている「苦丁茶」は品質がしっかりしたものなのだが、一度だけが浮いていたことがある。

気がついたら浮いていたので、葉の中にいたなのかは判断つかないのだが、蟻(羽なし)は空中から飛んでこないよねぇ・・・飲もうとしていたのは社内だし。
しかも体が2つにちぎれて浮いていたような・・・。いや、別の虫だった可能性も・・・。

まあ中国産だから、こんなこともあるってことで。

久しぶりの中国茶館めぐり

2010-06-19 23:59:59 | 中国茶

★茶館銀芽

2年半ぶりに「茶館銀芽」へ。
今回は会場の大森「山王オーディアム」まで迷わずに辿り着けた。
何回来ても、いつも道を間違えてばかりだったから・・・(^_^;

今回はポイントカードを持ってきた。
前回カードを忘れていなければ、4ポイントたまって、何かプレゼントをもらえたはずなのに、残念!

飲んだのは「白葉単叢」。
お茶の説明に書かれてあったとおり、香りも味も、しっかり甘かった。
特に1煎目は、蓋碗の蓋の裏と茶葉に鼻を近づけたら、濃く甘い香りが強く感じられて良かった。



飲んでも甘い香りに包まれて、幸せ~。

2煎目以降は、徐々に香りも消えていったけどね。
ずっと熱々のお湯で煎れられなかったので、香りを持続させることが難しかったかも。

茶館銀芽は、数ヶ月ごとに3日間だけオープンする茶館なので、お手伝いのスタッフの対応がいつもぎこちなく、設備の関係でお湯が冷めてしまうのも仕方ない。

上の写真の右端に写っているピンク色の包み紙のお菓子は、最初ガムかと思った。
食べてみたらガムのように軟らかかったが、口の中でとけていったので、ガムじゃなかった。
色から判断してサンザシの加工品か? でもよくわからない。


茶葉は、「三峡碧螺春」「宗種単叢」「蒙頂黄芽」の3種類を10グラムずつ購入。



中央政府に献上されて市場に出ない「竜井茶」も気になったのだが、10グラム1,800円もするので買えなかった。
喫茶なら1,000円なのに・・・。
竜井は、あまり好きではないので飲むのはやめたけど、めったに巡り合えないものは、飲んでおくべきだったか?

★茶風

次に、1年と2ヶ月ぶりに西鎌倉の「茶風」へ。

朝、お店のホームページをチェックしたら、昨日まで台湾へ仕入れのため休みと書いてあり、今日行けば、新茶が飲めると期待したのだ。

仕入れたお茶が全部届いているわけではなかったが、今回は「大禹領高冷茶」と「恵明茶」をいただいた。

「大禹領」は好きな烏龍茶の一つなので、飲めて嬉しかった。

それに、何煎も飲んでいくと味が薄くなるのは当たり前なのだが、旨味だけはいつまでも残っているというのだろうか、かなり飲んでもまろやかさがあり、美味しさが失われないという、すごいお茶だった。
こんなに旨さが持続するお茶は初めて飲んだかも。



ちなみに、久しぶりに聞香杯を使って烏龍茶を飲んだので、変な新鮮さを感じた。
最近は中国茶館も少なくなり、聞香杯を出してくれる茶館に行くこともないし、家でも使わなくなってしまったからね。

「恵明茶」は台湾のものではなく、知り合いの方に中国で買ってきてもらった緑茶とのことだが、飲ませていただいたら、こちらも全く渋味が出ず、大変美味しい緑茶で大満足。

緑茶もさっぱり飲まなくなったが、こんなに美味しい緑茶に巡り合うのは、本当に久しぶり。
「恵明茶」を飲むのは初めてではないはずだが、以前どこかで飲んだと思われるものより格段に良いはず。

 

台湾の紫皮のピーナツもいただいた。
皮にアントシアニンが含まれているので、皮ごと食べて、美味しかった。



台湾で少量の茶器も仕入れてこられたそうで、下の写真の「老板杯」の柄が気に入ってしまい、購入。

 花柄がかわいい

4年前に初めて茶風で「老板杯」を購入し、今も会社で使っているのだが、今回購入した花柄とチェンジしようと思う。

 この柄を4年前に購入

 この青い花柄も気に入ったんだけど、2つは買えない(>_<)

今までは業者さんから「老板杯」を仕入れていたので1,200円で提供できたのだが、不良品が多くクレームが多いので、業者さんが取り扱いをやめてしまったため、台湾で直接買ってくると、1,800円になってしまうとのこと。
そういう事情なら、仕方ないね。

2人だけの新茶茶会

2010-01-17 23:59:59 | 中国茶

昨年12月のanoma新茶茶会に参加できなかったので、約1ヶ月遅れで友人と私の2人だけの茶会を開催していただいた。

2人だけなのに、お店は貸切りにしていただいて恐縮です。

だが、店主と店主の旦那さんと私たちの4人で、のんびりと気楽に単そう茶を飲むことができて、とても良かった。
いつもは知らない人とテーブルを囲むので緊張してしまうが、今回のように友人と2人だけだと、気兼ねなくお茶を淹れられるので、心理的負担は全く無い。

出していただいた単そう茶は、全部で12種類。
13時半から19時頃まで飲んでいた。

1.雪片石古坪
2.雪片玉蘭香
3.鳳凰山 夜来香
4.石古坪村 蜜蘭香(茶葉も水色も赤っぽかった)
5.鳳凰高山1号烏叶(特徴があるような、ないような表現しにくい味)
6.黄枝香
7.ウートン 蜜桃香(桃という字がつく単そう茶は、同じ系統の味がする)
8.雪片大烏叶
9.ウートン老そう 夜来香(鳳凰山のとは味が違った)
10.ウートン 柚花香
11.宗種
12.螞蟻香(桃仁香型)

12月に中国に仕入れに行ったこれらのお茶は、どれもみんな美味しかったが、最後の螞蟻香は、一段上の味という感じだった。
それもそのはず、共産党員のためのお茶で、かなりお高いとか。
このお茶を飲んだ日本人は他にいないでしょう、とのこと。

螞蟻は蟻のことで、なぜこんな名前がついたのかはわからないが、飲めてラッキー!


合間に出していただく食べ物で気になったものは、次の3つ。

これは肉から作られたもので、中国ではクリームパンの中に入っていたりするらしい。


チョコレート味のソーンパブディ。
前回はオレンジ味を食べたが、今のところチョコレート味が一番おいしいと思う。


店主手打ちの蕎麦。
anomaの讃岐うどんは定番だが、蕎麦が出てくるのは珍しい。
蕎麦屋が開けますよ、とほめるくらい美味しかった。


茶葉は、友人と2人で分け合って持って帰ったのだが、私はすっかり飲むのを忘れてしまい、結局2日後と3日後に会社で飲んだ。

マグカップに茶葉を入れて湯を注いだだけだが、1杯目は色も出たし味も感じられた。
2杯目は、ちょっと厳しかったので、ほとんど1杯しか飲まなかった。

地球にやさしい中国茶交流会と蘭花烏龍茶

2009-11-15 23:59:59 | 中国茶

浦和美園の鉄道イベントから恵比寿へ移動し、恵比寿区民会館で開催されていた「第3回 地球にやさしい中国茶交流会」を覗いてみた。

会場は区民会館なので、そんなに期待していなかったのだが、思ったとおり狭い会場で、収穫は無し。

一席500円の茶席がメインのせいか、茶席は大盛況。

私は時間的に茶席のチケットが買えず参加できないので、お目当てはフリマだった。

今回は私の好きな「今古茶籍」さんが出店されているとのことで、何か茶葉を買おうと考えていたのに、販売されていた茶葉が私の苦手な鉄観音や雲南紅茶だったので、超ガッカリ。

「茶壷天堂」さんは、やはり私が苦手なプーアル茶の専門店だし・・・。

そこで、私の知らない通販店「茶清心」さんのテーブルに近づいてみると、貴重な「蘭花烏龍茶」という茶葉が目に入り、「何が貴重なのか」とお店の人に尋ねてみた。

すると、フランスの化粧品会社ゲランのためにプロデュースされた、胡蝶蘭をブレンドした烏龍茶で、資金を出してくれる人がいたので、この値段で作れたとのこと。
ちなみに30グラム2,500円だった。



フレーバーティーではなく、味はスパイシーと言われた。
フランス人好みに作られたお茶なので、苦手だったら冷茶にすると、また違った味わいになり、それもだめだったら茶葉を料理にも使えるとのことだった。

貴重とか珍しいという言葉に弱い私は、ものはためしと「蘭花烏龍茶」を購入し、さっそく飲んでみた。

ゲランという化粧品会社とフランス人好みという言葉に引っかかって、おそるおそる口にしてみたのだが、うん、大丈夫!
普通の烏龍茶とは何か違う味わいだが、美味しい烏龍茶だった。

確かにスパイシーさがあるが、胡蝶蘭がブレンドされているということで、女性的な印象を受けた。

ゲランだから、買うときにはきつく華やかな香りや味を想像したが、お店の人が言っていたとおり、人工的に香り付けされた感じではなく、私が持っているゲランのイメージとは離れた自然な風味だった。

また、確かに冷茶にしても美味しく飲める味だと想像できる。
味の違いを感じてみたいが、冷茶は時期的に作るかわからない。(気が向いて作ったら、感想を加筆しよう)

「茶清心」さんの台湾茶はどれも美味しいのかな?
機会があったら試しに色々注文してみてもいいかも。

「地球にやさしい中国茶交流会」は、今後も開催されるだろうが、フリマにもう少し色んなお茶屋さんが出展してくれたらいいなぁ。
軌道にのってきたら、会場も広いところに変えてくれるといいなぁ。

(おまけ)
恵比寿ガーデンプレイスにも行ったら、バカラのイルミネーションが光ってた。


大きくて、デロデロなストロベリーパイも食べた。


'09春の新茶茶会

2009-06-07 23:59:59 | 中国茶

anomaで開催される恒例の新茶茶会に参加。

今回の参加者は男性3名、女性2名の合計5名と少なかったが、全員常連さん。
ベテランの男性陣にすべてお茶を淹れていただき、今回はとても楽をさせてもらった。
お茶の淹れ方も上手くて、美味しくいただくことができ、感謝です!

今回のお茶は、5月にanoma店主が潮州で購入してきたもの。
茶譜は次のとおり。

1.ウートン兄弟単叢 → 1斤60元,ほうじ茶のよう
2.蜜蘭香 → 1斤50元
3.ウートン八仙
4.ウートン蜜花香
5.ウートン宗種 → 今回のお気に入り
6.雲南紅茶(天こう)
7.ウートン老そう貢品
8.ウートン老そう蜜蘭香
9.石古坪 清香型
10.ウートン老そう芝蘭香
11.ウートン老そう蘭花香
12.安渓鉄観音
13.公元1964年 ウートン老そう水仙 → プーアル茶のよう
14.ウートン老そう桃仁香

最初の2つは、とても安いもので、試しに飲んでみてということで出されたが、やはりお安い味しかしなかった。
兄弟単叢は、本当に兄弟単叢なのか疑うような味で、ほうじ茶のようだった。
蜜蘭香は香りはしたが、味は・・・。

今回一番高いのは、最後の桃仁香とのこと。


老そう水仙は、45年ものということで、味はプーアル茶そのもの。

私はプーアルはあまり好きではないし、雲南紅茶も好きではないので、この2つと最初の2つ以外は、どれも美味しくいただくことができた。

一番気に入ったのは、宗種。
味に癖が無く、すっきりした味わいで、本当に素直に美味しさを感じることができた。


前回は出てこなかった安渓鉄観音も久しぶりで良かった。
私は安渓は苦手だけれど、久しぶりの安渓の香りが懐かしかった。

お茶以外で今回嬉しかったのは、インドの甘いお菓子「ソーンパブディ」。
先月、職場にいるインド人のお土産で初めて食べたのだが、食感は綿菓子。
これは味が色々あるようで、職場で食べたのは黄色の香辛料味と、ベージュ色っぽいニッキのような味の2種類。

今回の茶会で出てきたのは、なんとオレンジ味。
子供の頃に飲んだ、オレンジ色の粉から作るオレンジジュースの味だった。
私は、職場で食べたのより美味しいと感じたけど・・・。
他にどんな味のがあるんだろう? 色々食べたくなってきたけど、日本での入手は難しいな。

 オレンジ色がきれい

他に美味しかったのは、ハチミツ。
下記の写真の白いのがライチ、右の透明なのはナツメのハチミツとのこと。



今回のお茶会は13時半から17時くらいまでの予定だったのだが、前半ゆっくり味わいすぎて、途中でピッチをあげても、14種類ものお茶を飲むには17時で終わるわけはなく、19時を過ぎてお開きとなった。

ゆっくりペースで味わう方が体への負担も軽くてすむし、お茶の味の違いを感じることができるので、今までのように次から次へとガンガン飛ばす飲み方よりもイイかもしれない。
帰りが遅くなるのが難点だけどね。

4月9日Part2-8ヶ月ぶりの茶風-

2009-04-09 23:59:59 | 中国茶

Part1の伊勢原・芝桜記事からの続き。
伊勢原から西鎌倉へ移動。

西鎌倉の"茶風"に行くのは、去年の7月末以来。
かなりご無沙汰してしまった。

最初は誰もお客さんがいなかったのに、あとから2組やって来て、ほとんど満席状態に。
夕方になるので、混まないと思ったのに。

お茶請けは、春らしい松江の和菓子。
ふわふわっと口の中でとけていく、美味しい和菓子だった。


定番の亀ゼリーも食べたが、今回のはいつもより黒々としていてビックリ。
まるで墨みたい。


今回飲んだのは、白鶏冠。
久々にヒットの、いつまでも美味しさが持続するとても良い品質だった。
茶葉を欲しかったけれど、お値段も良かったので断念。

そして、これも"茶風"の定番と言ってよい、サービス品。
必ず何か珍しいお茶をサービスしてもらえるので、それも楽しみのひとつになっている。

今回は、幕張メッセの食品イベントでみつけたという謎の紅茶"シルバーチップ"。
茶葉は中国茶の白毫銀針にしか見えないが、実は紅茶とのこと。
蒸らすと茶葉が黒く変色し、湯色も茶色になる。
味は確かに紅茶で、甘味もあって美味しかった。
 

葉が開く前に摘んでしまうと思われるが、蒸らした茶葉を無理矢理開かせると、ちゃんと一芯二葉になっている。


他にも蜜香紅茶なる商品の試作サンプルを飲ませてもらったが、こちらはお世辞にも美味しいとは言えない代物だった。
まあ偶然作ってみようと思い立ったような商品のようなので、思惑どおりの味にはならなかったということかな。

"茶風"は居心地が良いので、今回も閉店時間の19時まで長居してしまった。

その後、大船で夕食。
ルミネのレストラン街で、よもぎ蕎麦を食べた。
お腹に重たくならない感じで、美味しかった。

食後は成城石井へ寄って、友人の買い物に同行。
成城石井で売られている外国の食材は見ているだけで面白い。

と、こんな感じで、楽しい1日を過ごすことができた。
誘ってくれた友人に感謝!

12月の新茶茶会 in anoma

2008-12-21 23:59:59 | 中国茶

恒例のanoma新茶茶会に参加。

しかし、恒例とはいっても、今回はいつもと違う。
諸事情により、茶葉を提供してくれていたKさんはいない。

なので、茶葉はanona店主が先月、中国の潮州に行って仕入れてきてくれたものになった。

私が参加した2日目は、女性4名・男性3名。
男性の2名は常連さん。女性2名は、たぶん初めてお会いした方たちだと思う。

茶譜は次のとおり。

1.雪片玉蘭香A
2.雪片大烏葉
3.ウートン蜜蘭香
4.仏跳墻
5.雪片玉蘭香B
6.ウートン茉莉香
7.鳳凰稲花香
8.ウートン蘭花香
9.ウートン老そう大烏葉
10.ウートン金絲猴

今までKさんが仕入れて提供してくれていた茶葉の種類はバラエティに富んでいたが、anoma店主は自分の好みの茶葉しか買ってこなかったとのことで、飲んだ単そう茶は傾向が似ていたように思う。

私は安渓鉄観音が好きではなく、anoma店主も好きではないとのことで、今回安渓が出てこなくても問題はないが、安渓ファンには物足りなかったかもしれない。

だが、最初に男性参加者を待つ間、女性だけで古い安渓鉄観音をサービスで飲ませていただいたのだが、新茶茶会で飲む青くさい鉄観音とは全く違い、熟成された味だった。

今回、気に入ったのは稲花香かな。

大烏葉は、普通のと老そうの2種類飲んだが、違いがわからなかった。
老そうと名がついても、あまり老そうという感じがしなかった。

茉莉香は、ジャスミンの香りが微かにしたので不思議だった。

雪片玉蘭香Bは、捨てられてしまう茎の部分と、丸めていない茶葉、製品版の3種類を飲み比べることができた。

湯色も味も、それぞれ全く違った。
意外と茎が独特の味で美味しかった。捨てるのはもったいないかも。
丸めていないのより、ちゃんと製品として売られている方が、やはり美味しいかな?

 茎

 
丸めていない茶葉 / 売り物の雪片玉蘭香


茎 / 売り物 / 丸めていない

中国茶の通販

2008-11-16 11:02:07 | 中国茶

現在、3店の中国茶通販店から購入した中国茶を飲んでいる。

うち2店は、何回も利用している店だ。

●15周年感謝セット

創業15周年を記念して、10種類の中国茶と5種類のお茶菓子に台湾茶業の紹介CDが入ったセットが5,000円ということで、お得かと思い注文してみたのだ。

茶葉は、松柏長生茶・福鹿烏龍茶・雲頂茶・台湾鉄観音烏龍茶・金萱烏龍茶・台湾ジャスミン茶・台湾紅茶・台湾陳年プーアール茶・清境烏龍茶・烏龍抹茶。

茶菓子は、梅・棗・いちじく・マンゴー・ドライトマト。

お茶はどれもいつもの味。
私が中国茶を飲み始めた頃は、ここの店が一番美味しい台湾茶が飲めると思っていたが、今はそうでもない。

それに、ここの店の金萱烏龍茶はバニラビーンズで香り付けがされており、牛乳嫌いの私には、淹れるときついミルク臭が鼻について、なんとも耐えられず飲めないので、友人にもらってくれるように頼んでしまう。

店主は台湾茶にこだわりを持っている方だと思うのだが、この金萱烏龍茶だけは、なぜここまでの香り付けを許したものを販売されているのか、全く理解できない。
わざわざ香りを付けなくても、自然なミルク香のする金萱を扱って欲しいと思う。

烏龍抹茶というのは初めて飲んだ。
緑色の抹茶なのだが、味は烏龍茶なのでビックリ!

茶菓子のドライトマトは、茶藝店では食べたことがあるが、買ったのは初めて。
ドライトマトは珍しいと思うが、私は毎食生のトマトを食べているせいか、砂糖の甘さが強くてトマトの味があまりしないドライトマトは期待はずれだった。


ここの店で一番好きな茶菓子は、台湾で"化核梅"と呼ばれている棗だな。
これはほんのり甘くて美味しいので、今まで何回か買っている。


●機械摘みの台湾烏龍茶

店主が台湾で修行したことをウリにしている店で、美味しい機械摘みの08年春茶(四季春と翠玉)が、それぞれ40グラム850円で売っていたので買ってみた。

機械摘みは不味いというイメージがあるが、本当は安くて美味しいんだよということを伝えるために販売したらしい。

私が購入した理由は、安いからだ。
安くて、それなりに美味しいなら満足だ。

私は手摘みか機械摘みかなんてあまり気にしないので、自分がいつも飲んでいるものが手摘みなのか機械摘みなのかなんてわかっていない。
美味しければどっちでもいいし、美味しいから手積みかな?と勝手に思っているだけだ。

機械摘みが不味いとしたら、今回購入した機械摘みは、不味くはない。
機械摘みだなんて知らなければ、手摘みかなと思ってしまうだろう。

でも、すごく美味しいというわけでもない。
機械摘みだから、この程度かなと思ってしまう。

手摘みでも不味いものはあるらしいし、結局やっぱり自分が美味しいと感じて飲めれば、どっちでもいいのだ。

●苦丁茶

前に体に良いという理由で、2つの店から買った苦丁茶を飲んでいたが、品質に疑問を感じて、すぐに飲むのをやめてしまったことがある。

今回、中国の食品検査に合格し、残留農薬や毒物が検出されない事を確認して販売しているという通販店から苦丁茶を購入して飲んでみた。

茶葉の状態を見ると、前に買った苦丁茶よりはるかに良い感じがする。

検査にも合格しているとのことで、安心して飲むこともできる。

今回の購入理由は、来年2月の人間ドックに向けて、少しでも検査値が良くなれば・・・と考えたからだ。
3ヶ月は飲まないと効果が表れないらしいので、苦いけど薬と思って、今から飲んでおこうと思ったのだ。

今年は大丈夫だったが、去年の人間ドックで血糖値がいつもより高く出て以来、血糖値を気にするようになった。
苦丁茶には血糖値や血圧を改善する効果があるらしいのだ。

私は、体重が増えると中性脂肪値も高くなる傾向があり、現在体重が増加中のため、きっとまた中性脂肪も増えているだろうという予測のもと、苦丁茶で中性脂肪値も低く抑えられないかということも考えた。

飲む量が足りているかわからないが、食間に1日カップで8杯飲んでいる。

カップには2本、苦丁茶を入れている。

苦丁茶は棒状のものと丸っこいものと、青山緑水という名の細かい茶葉状のものなど種類があるが、私は棒状が気に入っている。
カップにポイッと入れるだけでよいし、丸っこいのより見た目がきれいだから。

 

苦丁茶をずっと湯に浸けておくと、湯色が緑色に変わる。
最初は着色しているのかと心配になったが、そうではなく、そういう性質のものらしい。

白いお茶

2008-08-11 20:20:27 | 中国茶

昭和記念公園内の自販機に、「白いお茶」というタイトルの中国の白茶を使用したペットボトルがあることに気付き、すぐ購入して飲んでみた。

大塚ベバレジの商品なのだが、私はここの「天空烏龍茶」という台湾の「四季春」と「杉林渓」の茶葉を使ったペットボトルも大好きだ。

大塚ベバレジが烏龍茶だけでなく、白茶のペットボトルも作っていたとは知らなかった。
今まで見かけたことがなかったと思うのだが、「白いお茶」の発売は「天空」より1年早い2006年だった。
なぜ2年間も気付かなかったのだろう。

「白いお茶」は、「白毫銀針」と「白牡丹」の茶葉で作られている。

昔、ブルボンから「白牡丹茶」というペットボトルが発売されていたが、それよりも白茶らしさがよく出た繊細な味だと思う。

また、「白いお茶」を買う直前まで、私は伊藤園の緑茶のペットボトルを飲んでいたのだが、渋味のある日本茶より、「白いお茶」の方がまろやかで、ほのかな甘味があり、非常に美味しく感じられて、アッという間に飲み干してしまった。

もっとたくさん飲みたいのに、なぜ280mlの小さいペットボトルしかないのか?と不満を感じたほど気に入ってしまった。

大塚ベバレジのホームページの社長挨拶を読むと、「ユニークな飲料メーカーを目指します」と書いてあったが、ユニークさに加えて美味しさの追求も忘れないで、これからも頑張ってほしいなぁ。

白茶に目をつけて商品化してくれて、大満足の味に仕上げてくれたことが、中国茶好きとしてはとても嬉しいので、「天空烏龍茶」と「白いお茶」には、いつまでも消えない商品でいて欲しいなぁ。

いや、さらに美味しい中国茶のペットボトルとして生まれ変わってくれるなら歓迎だけどね。


新茶のミニ茶会

2008-08-02 23:59:59 | 中国茶

6月にanomaで開催された恒例の新茶茶会に出席できなかったので、新茶のミニ茶会の方へ参加することにした。

参加者は5名。(2名のグループと3名のグループ)
飲んだ単叢茶の新茶は次の7種類。

芝蘭香・黄茶香・紅帯・蜜蘭香・夜来香・石古坪・老仙翁

ミニ茶会とはいえ、6,000円で美味しい料理と7種類ものお茶を楽しめるのだから、とってもお得。

今回気に入ったお茶は、黄茶香と老仙翁。
黄茶香はクセが無く、優しい女性的な味でスーッと飲める。
老仙翁は茶名がジジくさいので渋い味かと思いきや、味は若さを保っている感じで、これも飲みやすくグビグビ飲んで旨味を堪能したいと思う単叢茶だった。

 これは紅帯の茶葉
わかりにくいが、葉の縁が赤っぽかったりするから紅帯という名なのか?

単叢茶には肉が合うということで、最初は一皿に3種類の肉料理が乗ったものが出てきて、肉好きな私には嬉しいメニューだった。
その後も水餃子(2種類)や素麺、大根シャーベットのデザートなど、いろいろ工夫された料理が出てきて、かなり満腹になった。
 

お茶請けに緑色のものが入っていたのだが、フリーズドライのピーマンだった。
私はピーマンが嫌いなのだが、乾燥していれば苦くても食べられた。
ちなみに大根も嫌いだが、大根おろしを再び大根の形に固めたレモン風味のシャーベットも、大根の味が全くしなかったので、食べることができて良かった。

それから、悟空が閉店という情報を茶会のときに聞いたのだが、私はてっきり横浜の悟空が閉店なのかと思って聞いていたら、立川の悟空の方が閉店セール中なのね・・・。
立川は遠いのであまり行かないけれど、昭和記念公園に行った帰りにいつも寄ってお茶してたので、閉店はショック~。
今度の土曜にちょうど昭和記念公園に行く予定なので、せめて最後に閉店セールを覗いてこようかな・・・。

茶会に参加すると、どこそこの中国茶店が閉店したなど、たまに茶店情報をゲットできるのも茶会のメリットだな。
閉店情報は悲しいけれど、知らずに飲みに行って無駄足になるよりはいいものね。

長く営業している中国茶店も閉まったり、営業形態を変えたりし始めているようだが、それってやっぱり中国のイメージが悪くなっていることが関係しているのかなぁ

中国茶とボンビリャ

2008-07-13 23:34:28 | 中国茶

訳ありで、同僚2人を連れて西鎌倉の茶風へ中国茶を飲みに行った。

事前に「行きます」と連絡してあったので、龍井茶と柚子のミックスドリンクをウェルカムドリンクとしていただけたり、6月に台湾で仕入れてきたというプーアル生茶もいただけたりと、大サービスしていただいて、とても感謝感激

龍井茶が好きな同僚も、初めて中国茶藝を体験した同僚も、茶風を気に入ってくれたようで、私も一安心。

3人で注文したのは、紅水烏龍(青茶)・梅家塢龍井(緑茶)・白鶏冠(岩茶)。

日本では珍しい紅水烏龍の茶葉。味もちょっと変わっていた。

サービスで飲んだプーアル生茶(熟成前のプーアル)の砕いた茶葉の見た目は、とてもプーアルとは思えない。
日本茶の茶葉のような感じで、湯色も黄色で、とてもプーアルとは思えないのだが、味はしっかりプーアル茶だったので、ビックリ。

今回もっとビックリしたのは、マテ茶を飲むときに使う茶漉し付きストロー(ボンビリャ)を、グラスで冷水中国茶を飲むときに転用していたこと!
ボンビリャで飲めば、グラスの中に入っている茶葉が口の中に入ってこないので、とても便利!

茶風の店主は、中国茶以外の道具を中国茶を飲むときに使って、色々な飲み方を編み出されるので、すごいと思う。

ちなみに私も一昨年の"夏の大茶会"で、町田の"ひじかた園"が売っていたマテ茶とボンビリャを購入。
しかし、結局マテ茶は一度も飲まず、ボンビリャも使わないまま、買ったときの袋に入れっぱなし・・・

もうマテ茶は飲めないと思うので、私も今夏はボンビリャで中国冷茶を楽しもうかな。


ボンビリャは茶風でも売っている

鴨糞香単叢と新しい茶壷

2008-06-19 23:55:35 | 中国茶

★梅舎茶館

池袋で韓国映画を観たあと、梅舎茶館へ中国茶を飲みに行った。

「こんにちわ~」と入っていったら、店主に「あ、こんにちは」と返された。
どうやら私のことを憶えてくれたらしく、「前にもいらしたことがありますよね?」と聞かれた。
いや、もう数年前から何回も来てますよ。
何回もといっても、10回は来てないかもしれないけど。

しかし、私のことを憶えてくれたのは嬉しいが、「顔が丸くなりました?」とも言われてしまった。
いや、確かに太りましたけど・・・。そんなに膨らみが前と違うのかな・・・?

梅舎茶館には、anomaで開催される新茶茶会で飲んだことがある兄弟単叢や蛤古労単叢がメニューにあるのがすごくて嬉しことだが、今日はanomaでもお目にかかったことがない「鴨糞(カモフン)香単叢」を飲んでみた。

鴨の糞の香りの単叢茶? なんというネーミングなんだ!
普通はこんなイメージ悪そうな、避けられそうな名前を飲食物に付けないでしょ?
中国人の感覚はよくわからないな。

茶葉は細く短くて、小さな蓋碗にも充分収まるサイズだった。
いつもanomaで立派な大きさの単叢の茶葉を見ているので、ちょっと意外だった。

そしてネーミングからは想像できないくらい、香りはとっても良い匂い。
香りが飛ぶことなく、長時間、楽しめた。
なんで鴨の糞を連想したのか、ますますわからなかった。

長く蒸らすと苦くなるので、湯を注いだら、すぐに茶杯に出し切ったが、渋味が出ても、ある程度蒸らさないと、味がよくわからなった。
たぶん蓋碗がミニサイズのせいかな。でも充分、美味しかった。
素晴らしい単叢茶は、anomaと梅舎茶館でしか飲めないかな。

単叢茶はお茶請け付きで2,000円だった。
よく考えると、お茶請け無しだが、anomaより高いじゃん・・・。
なんでも茶の仕入れ値が値上がりしているので、前と同じ価格では出せないようだ。
何でも値上がりしていくから、やだねぇ・・・。

それでも池袋に来ると、必ず梅舎茶館には立ち寄りたくなる。
他に誰もお客さんがいないと、変に緊張もするのだけれど、居心地は抜群だからね。

★華泰茶荘

話し変わって、長年愛用してきた自宅用の茶壷をヘマをしてダメにしてしまったので(割れたわけではない)、渋谷の華泰茶荘で先日の土曜日に新しい茶壺を購入。

欲しかった紅色の形とサイズの茶壷(台湾観光協会のマスコットの"チャ・イップク"のモデルになった茶壷)が売れ切れで、また入荷するかはわからないと言われて、大ショック。

仕方なく、欲しかったのと似た形で、一回り小さい茶壷を買って(安かった)、黄色っぽい茶色の紐を付けてもらった。
まあ一人用なので、サイズは一回り小さくても大丈夫かな。

鍋に出がらしの烏龍茶葉と茶壷を入れてグツグツ煮て手入れをしたあと、さっそく新しい茶壷を使って茶を飲んだが、そのかわり古い方をうっかり落として、蓋が欠けてしまった。
もう使わないと思ったら、扱いがぞんざいになってしまったようだ・・・。

古い方は何年使ったかわからないが、かなり色が黒くなり(茶渋が付いただけかも)、いろんな茶を吸って、よく育っていたと思われるので、ヘマをしてダメにしてしまったのが残念だ。

新しい茶壷で飲むと、なんとなく古い方とは違ってまだ若く、味わいが足りない気がしてしまう。
気のせいなのか、ほんとにそうなのか判断つきかねるが、新しい茶壷もこれから頑張って養壷しなくては!
といっても、本格的に手入れして養壷なんてしないんだけど。
とりあえず大事に使わなくては。



ちなみに華泰茶荘1階に店主の林さんは居なかった。絶対、話しかけてくると思ったのに。
と思ったら、2階でくつろいで(?)おられた。お客さんが居ないときは、のんびりされてるのね・・・。

そして、久しぶりに3階の喫茶で岩茶(半天腰)とデザート(果韻双艶 茶香マフィン)を楽しんだ。
1階で茶壷の会計をしたときに、お茶請けのサービス券をもらったので、その券も利用して、サンザシやナツメなども食べることができた。

鎌倉にお茶を求めて

2008-06-10 23:28:39 | 中国茶

午後半休を取って鎌倉へ。今日は天気が良くて蒸し暑かった。
遠足の子供たちと何グループもすれ違ったことが、休日の鎌倉とは違うな。

まずは御成商店街の先にある由比ガ浜商店街へ。初めて来たよ。

★壺天中

六地蔵(ほんとに6体の地蔵が並んでた)の近くにある台湾烏龍茶の店「壺中天」で、「天霧烏龍茶」と「玉蘭烏龍茶」を購入。
お店の奥さんが、冷たいジャスミンティーを1杯、出してくれたのが嬉しい。

「玉蘭烏龍茶」は、ほとんど台湾で消費されてしまうので、あまり日本には出回らないらしい。
茶葉が黒いと聞いていたが、まあ確かに黒っぽくて、形もコロコロ丸型ではなくて、他の台湾烏龍茶とは見た目が違っている。


夜、さっそく飲んでみたが、甘い感じで、とっても美味しい!
(台湾だけで飲まれてしまうのは、この庶民的な美味しさ故なのか?)
しっかり味が出るが、渋味やシャープさや硬さは全く無く、すごくまろやか~。
蒸らしすぎても全く渋くならないのは凄い。
うん、気に入った!
自分の好みにとってもマッチした味で、good!

「天霧烏龍茶」の方も期待できるかな? 安かったけど・・・。
こちらの烏龍茶も良かったら、これから「壺中天」に台湾烏龍茶を買いに通ってもいいんだけど。
無期限のスタンプカードもくれたしね。

★可行道茶居

六地蔵の近くに、もう1軒「可行道茶居」という中国茶の店がある。

だが、こちらはとても入りにくい雰囲気。
店の前を歩きながら店の中を覗いたら、テーブルに座って茶を飲んでいた人がいたような・・・。

帰宅してからこの店のことを調べたら、二胡(中国楽器)の店でもあるのね。
茶葉は中国大陸のものを扱っているようだ。
台湾のじゃないから、まっ寄らなくてもいいか・・・。

★茶来未

先日の土曜に若宮大路にオープンした「茶来未」へ日本茶を飲みに行ったが、「あじさい茶」を飲みたくて、今日もう一度訪れてみた。

茶菓子(和菓子)の種類が先日とは変わっており(3~4種類の中から好きなのを選べる)、今日は見たことのない形をした落雁のようなものに包まれた羊羹を食べてみた。おいしかった。

「あじさい茶」は、ほんの少しの茶葉しか入れないのに、あじさいの葉に含まれているフィロズルチンという成分の影響で、砂糖よりも甘い味がして、非常にビックリする。

だが、2煎目は青い花のハーブティーをブレンドして出してくれるので、湯色が紫色になり、甘味がググッと減ってしまう。
薄紫色の飲み物ってのは、面白いけれど、あまり見た目は美味しそうではない。

それから「あじさい茶」は、あじさいの種類である「アマチャ」から作られたのではないかと聞いてみたのだが、「いえ、あじさいの葉です」と言われてしまった。

なんでも私が先日飲んだ「7132」というお茶を作った人が、中国茶の製法で作った「あじさい茶」らしい。
茶葉を見せてもらったが、確かに烏龍茶のように少しクルッと丸まっている。
何のあじさいの葉から作ったのかわからないが、絶対アマチャの葉からだよね・・・?
別の品種の葉から作ったのだとしたら、ものすごく珍しい茶を飲んだと言えるんだけど・・・。

「あじさい茶」は量が少ないので、喫茶でしか出していないとのこと。
しかも期間限定だ。茶葉を買えないのが残念だ。

ちなみに、ここの店は鎌倉にあった「陀陀舎」と関係があるらしく、たまに「陀陀舎」の元店長が、日本茶を淹れに来るらしい。

ここの店は自分で茶を淹れるのではなく、カウンターで茶を1煎ずつ淹れて出してくれる。
3~4煎出してくれるのだが、中国茶と違ってアッと言う間に飲み干してしまうので、長居をすることはない。

客の回転は早いと思うが、他にランチなどの食べ物メニューがあるわけではなく、本当に日本茶だけの店なので、利益はあるのだろうかと心配になってしまう。
だが、茶葉の通販をしているので、そのへんは大丈夫とのこと。

鎌倉の中国茶店は次々と閉店していったが、日本茶の店は潰れないで生き残れるのかな? がんばって欲しい。

★某日本茶店

茶来未で教えてもらった鎌倉にある他の某日本茶店にも行ってみた。
駅から遠いが、歩いて行ってみた。バス停7つくらい歩いただろうか?

だが、やっと辿り着いた店の店頭に置いてあったメニュー表を見て、飲む気が失せた。
これが中国茶の店だったら絶対入店するのだが、特別飲んでみたいと感じる日本茶が無かったんだよね・・・。

何しにわざわざ歩いて来たんだろうという感じだが、帰りは疲れたのでバスで鎌倉駅まで戻ったのだった。

再び中国茶館めぐり

2008-05-02 22:34:50 | 中国茶

先日2軒の中国茶館へ行ったが、まだ他にも飲みに行きたい茶館があったので、今日も2軒を巡った。

★1軒め 「茶芭(cha bar)」

下北沢の駅から近いことだけ覚えていたが、はっきりした場所を忘れていたので、しばらく駅の周りをウロウロしてしまった。
諦めて帰ろうとしたとき、振り返ったらビルの3階に看板をみつけた。

「茶芭」は下北沢にある、こじんまりした中国茶館で(テーブル3つ、カウンターが4席くらい?)、初めて行ったときは満席で入店できなかったのだが、今日は開店後1時間も経っていない昼に行き、平日ということもあってか、誰もお客さんは居なかった。

中国茶のメニューは意外と種類が多く(30種類以上)、私は飲んだことがない岩茶の「石乳茶」を注文。
今日のデザートは「ゴマ餡入り白玉(正式名称は長かったので忘れた)」1種類しか無かった。

このお店のことを紹介した他の方たちのブログに、「店員さんは奥に引っ込んでしまう」と書いてあったが、そのとおりだった。
女性の店員さんは日本の方ではないようだ。

店内に一人、ほったらかしにしてくれるので、眼下の下北沢の町を眺めながら、のんびりできた。
道を挟んだ向い側のビルの目線の高さに、洗濯物が干してあったことだけが気になった。(~_~;)

小さな茶館だが、店内の雰囲気も良いし、メニューも充実しているので気に入った。
機会があったら、また訪れたい。


なぜかテーブルに置いてあった竹茶盤は、さげられてしまった。
お茶請けのピスタチオナッツ、クッキー、さんざしチップ、全部おいしぃ~。

 デザート
白玉が蓋碗に入って出てくるとは思わなかった!


★2軒め 「茗香閣」

横浜中華街にある「茗香閣」は、リニューアルして今までの場所の2階に移転したので、どう変わったのか気になって行ってみた。

ちなみに隣のビルで営業していた茶葉などの物販は、今まで「茗香閣」があった1階に移ったのだが、1階には立ち寄らなかった。

「茗香閣」の店内は、移転前と移転後で特に変わったところはなく、雰囲気は同じ。
ただ、1階のときは窓から外の光が入ってきて明るかったが、2階になったら少し照明が暗めで、狭くなった感じがする。

また、1軒目は洗濯物が気になったが、2軒目は向かいのビルの2階の歯科が気になった。
治療中の患者さんが見えるんだもの・・・。(-_-;)

メニューも変化なし。
今回は高いお茶を飲む気になれなかったので、前にも飲んだことがあるが、他のに比べて安かった岩茶の「花茗」を注文した。

そして随分前にもらってボロボロになってしまったデザートのサービス券を使ったので、杏仁豆腐を食べることができた。
サービス券は期限がないので助かる。(^_^)v

中国茶館めぐり

2008-04-30 23:30:00 | 中国茶

会社の5月連休が始まり、平日の今日は前々から気になっていた2軒の中国茶館へ行ってみることにした。

中国茶の話題を書くのは久しぶりなので、いつもどおり茶館の様子を報告したいのだが、今回は書けなくなってしまった。

理由は、1軒目の店はブログに書かれることを迷惑と感じておられることがわかったからだ。
何の断わりも無く、いきなりパシャパシャと店内の写真を撮り、ブログに載せるお客さんがいることに憤っておられた。
なので、今は写真撮影禁止にしたとのこと。
とある茶館で勝手に茶の写真を撮ろうとして店主に叱られたことがある前科者の私には、耳の痛い話だった・・・。

1軒目は地域密着型の店にしたいという思いがあるようで、ネットで紹介されてたくさんのお客さんに来られても、今は対応できないという事情があるようだ。

ネットで店の情報を検索して、わざわざ他県から飲みに行ってしまった私は、地域住民じゃなくてゴメンナサイ・・・と心の中で思ってしまった。
私は、お店を訪れた方がブログに載せている記事を読んで(撮影禁止前に書かれた記事)、とても良いお店だなぁと感じたので行ってみたいと思ったのだが、こんなにブログ記事に敏感になっている店とは知らず、店主のポリシーを聞いて色々考えさせられてしまった。

撮影やブログのこと以外でも、店をオープンしてみたら色々困った問題が発生し、禁止にせざるをえないことができてしまったとのこと。
禁止事項が増えるのは、店主の方も不本意なようだが、色々なお客さんが来るので対応が大変なようだ。

というわけで詳細は書かないが、ランチは美味しくて、野菜が嫌いなはずの私が、ペロッと全部、苦も無くたいらげてしまった。
中国茶はランチメニューに付いたものなので種類は選べないし、功夫茶器で飲んだわけではないが、一定のレベル以上の美味しい茶だと思う。

ランチとデザートの時間をきっちり分けているようなので、今度はデザートタイムに行ってみたい。
デザートも変わっていて、美味しそうなメニューが並んでいたので気になるし。
ただ、次回いつ行けるかわからないので、それまでに店のルールがまた変わっていないことと、閉店していないことを祈ります・・・。

でも、自分はこうやってブログに店のことを書いちゃう遠方の客のため、あまり歓迎されていない気がするので、2度目の訪問があるのか自分でも自信ないけどね。

2軒目の茶館はブログ掲載のことを聞くのが面倒になって確認しなかったが、問題があると申し訳ないので、2軒目も詳しいことは書かないことにする。

2軒目は靴を脱いで、座布団に座る店だった。
テーブルは一人用が3つもあったので、お一人様のお客さんも多いのかも。
しかし、私は座布団に座るのが苦手なため、東方美人を飲んで、シフォンケーキを食べているうちに、足がしびれてきてしまった。
のんびりできる良い雰囲気の店なのだが、私にとっては1回来ればもうココはいいかなという程度の茶館だった。

ちなみに2軒目も写真入りの記事をブログに載せている方がたくさんいるのだが、だからといって1軒目のような例もあるし、撮影OKかどうかはわからない。
2軒目は店のホームページもあるし(1軒目は無い)、雑誌でも紹介されている店らしいので、多くの人に来てもらいたいと考えている店だと思う。
なので、そんなにうるさそうには感じなかったが、みんな許可もらって撮影したり掲載したのだろうか?(謎)