建築設計者の日々是好日

建築家として感謝をもって生きる日々の記録

建築評論

2018年01月04日 | 建築
私はいつの頃からか建築雑誌をなるべく読まないようにして来た
メディアの建築家をタレント的に消費するような扱いが嫌だった
「作品」も奇をてらったものを多く取り上げることにも違和感があった
自分は自分の考える建築を作り出すことに集中したかったし、長い間そうして来た
今振り返れば自分なりに自分の考えをまとめることができたのかなと感じている
最近それを確認できる評論があった

一緒に仕事をさせていただいている方が新建築の槇先生の「変貌する建築家の生態」という刺激的な表題の評論を紹介してくれた
設計という仕事がいかに小規模なチームでの意思決定によって進められているかに大きな誌面を使っていた
しかし、それを読み進めるにしたがって所属組織や契約形態といった生態は変化して来ていても、「空間は人間に喜びを与えることのできることが大切」という考えが記されていた

私は「人間性豊かな集住体」研究会で目指して来た「心豊かな生活を送ることが出来ることが大切なこと」が間違っていないことを確信し、たまには評論も読まなければと反省した
これからも自信を持って社会に喜びをもたらすことのできる「建築」や「まち」を提案し作り出していきたい

私の事務所のホームページは、
http://www.idea-tokyo.jp/idea-tokyo.jp/Top_page.html

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