My旅行記

家族旅行の記

サンライズ瀬戸で行く四国周遊の旅

2019年08月27日 | Weblog
 恒例の夏の家族旅行は、末息子がそろそろ一緒に行くのを嫌がりそうな時期になるにあたって、兄・姉と同じように寝台特急に乗せてあげる最後の機会と捉えて、サンライズ瀬戸に乗ることを第一の目的として四国に出かけた。
8月22日(木)
 仕事を終えて、6時過ぎにバスと新幹線を乗り継ぎ、東京駅へ。22時ちょうど発のサンライズに乗り込んだ。蒸し暑い夕方を荷物を持って移動してきたが、個室の冷房とシーツが気持ちよかった。
8月23日(金)
 朝7時に高松駅に着いて、すぐレンタカーを借りて「金刀比羅宮」に直行。到着は朝9時過ぎで、まだ人も少なく、条件のよい駐車場が利用できた。蒸し暑く、しかも雨中だったが、マイペースに階段を上り進めれば、息が上がるほどでもなかった。参拝後、資生堂パーラーで一服。ここでしか飼えないこんぺいとうを求めたりした。
 つづいて、高知へ移動。昼時に到着して、お昼は「ひろめ市場」へ。とにかく混んでいて、空席を探すので一苦労。だから心から満足とは言えないが、一応名物を食すことができた。餃子はあつあつ・パリパリで美味しかった。
 つぎに、高知城には訪れる予定はなかったのだが、城郭内の建物が一通り残る希な史跡ということで、ひろめ市場の帰りに寄ってみた。なかなか見応えあり。さらに「はりまや橋」に。高知城から歩いて行ける場所にあり、その間、お土産物店も多く、高知市街散策が楽しめる。民謡で聴いたことがあるから程度で訪れたが、橋の由来やそこを舞台とした「かんざし」の悲恋物語などをあらかじめ知っておいたほうががっかりしないで済むと思った。
 この日の終わりに、桂浜へ。高知観光の定番だから、ちょっと無理をして訪れた。駐車場から遠くなく、無理をしても苦にならなかった。坂本龍馬には関心は無いが、よくテレビや雑誌に出てくる像がこんなに大きかったのかという感想は、やはり行ってみなければわからない。
 宿は「ロイヤルホテル土佐」。17時過ぎての到着だったが、プールも利用でき、子どもが喜んでいた。
8月24日(土)
 高知から松山への移動途中に、別子銅山に寄ってみた。坑道見学をしたかったが、どのチケットを買えばいいのか、よく分からなかったので、売店だけ見てすぐに帰った。再び高速に乗って、昼食のために石鎚山サービスエリアに立ち寄った。レストランの鯛汐ラーメンをみんなが注文していて人気だった。スープはうまいが、麺は乾麺か? 
 松山市に到着して、まず訪れたのが松山城。現存12天守のひとつ。ロープウエイの利用で楽に天守にたどり着けた。周囲に土産物店なども多く、退屈しなかった。さらに道後温泉へ。道後は観光客で賑わっていた。道後温泉本館の湯にも入ってみたかったが、行列していたので断念。2日目の宿は「湯快リゾート道後温泉彩朝楽」。卓球コーナーや漫画図書館・プールなど、滞在にも飽きさせない工夫がある。道後温泉街のはずれに位置するが、市街地にはシャトルバスが出ている。歩いても15分程度で行き来も可能。少し高台にあるので、露天風呂から町が見通せる。
8月25日(日)
 この日は、道後温泉から徳島への移動で半日を使った。道後を発つ前に立ち寄ったのが「松山市立正岡子規記念館」。ちょこっと見ようと思った程度がなかなか充実した展示で、もう少し居たかった。松山や道後は、じっくり滞在して、ゆかりの著名人を味わうべき街だと思った。
 妻の、この度での最大の目的が「大塚国際美術館」。14:00入館では、閉館までにすべてを見るのは難しいくらい広く、展示数も多い。なぜ徳島に世界的名画を集めたこのような大規模美術館が?という部分も、へーと思わせる由来があって面白かった。
 3泊目の宿は、「グランドホテル鳴門」。美術館に歩いて行ける立地。目の前にはホテルのビーチがあり、鳴門大橋の眺望もよい。山側の部屋で安価に済ませようと思っていたが、部屋に入ると海側のしかも角部屋。パノラマビューに感動した。子どもは3年ぶりの海水浴とプール利用で満足。料理も凝っていた。リニューアルしたばかりとのことで、調度品も新しくすがすがしかった。満足の宿だった。
8月26日(月)
 帰宅予定の日。はじめは鳴門大橋の上からうずしおの鳴門海峡を眺める予定だったが、やはり間近に行ってみようということで、観潮船を利用した。大きな渦を見るにはタイミングがあるようだが、潮風に吹かれて海に浮かんでいるのも気持ちよい。
 その後、一路高松に戻り、レンタカーを昼前に返却し、初めての小豆島へ。小豆島は予想以上に大きな島だった。観光名所が点在し、それぞれが遠く、バス代や移動時間などを考えるとフェリーでレンタカーごと渡っても良かったかも。観光客も多く、バス利用者もものすごい。オリーブ公園での「風車の写真」は、ほとんどの人が、丘の上から風車を見下ろす構図で撮っていたが、少し下からのアングルの方が見栄えがいいと思う。その後「金丸醤油」へ。規模は大きくないが、しょうゆアイスが人気。
 小豆島からの高速線最終便で帰着し、夜行列車の発車までの間、高松駅周辺で時間を潰そうと考えていたが、夜は居酒屋ばかりで他に何もない。玉藻公園の外苑で石像のライトアップなど見ながら過ごした。9時30分、高松発のサンライズ瀬戸に乗り、帰路。
8月27日(火)
 7時8分東京着。向かい側のホームで10分後に上野東京ライン出発。高崎到着後も、自宅最寄りのバス停まで待ち時間なしてとんとん拍子。10時前には帰宅し、旅の疲れを癒やすことができた。

 サンライズエクスプレスは、天候が悪いとすぐ運休してしまうらしいが、台風の季節もその影響がなく、若干雨が降ってはいたものの全般に天候にも恵まれ、よい旅ができた。
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