この果てなき空の下で、の出来事

いちこの独り語り。
大好きなスイーツや落語の話を中心に、徒然に。

1月・人形町らくだ亭@日本橋公会堂

2017-02-21 18:24:48 | 落語会
人形町らくだ亭 第70回
1月17日 18時50分開演

開口一番・かな文 「松竹梅」
一之輔 「味噌蔵」
小満ん 「羽衣」
雲助 「電話の遊び」
お仲入り
さん喬 「夢金」
*21時12分頃、終了。

★2列16番、中央ブロック右端。

★一之輔サンの味噌蔵、案外普通でちょっと意外な気も。
でも、言葉のチョイスや会話のテンポがよくて、ダレることなく最後まで面白かった☆☆
店の奉公人達がウキウキしながら挙げる御馳走の数々…いかに酷い倹約生活を強いられていたかが窺えて、笑えるんだけど同情するレベル。
出産の報せを聞いた旦那が結構嬉しそうだったのも意外。
生まれる前は金かかって嫌だなーと思ってたけど嬉しいな…なんだかすごく人間的。

★元は能からきたという、羽衣…初めて聞いた。
小満ん師匠の噺の中の女性は、どれも粋でセクシーで。
時々英語喋ったりして、とってもお茶目。

★電話の遊びも、初めて。
若旦那が真面目で大旦那が遊び人というのは、よくある落語とは逆のパターン。
電話がまだまだ珍しかった頃の噺。
お座敷にいる芸者と、自宅の電話室の旦那とのやりとりが後半の目玉。
そのサンが袖から三味線と唄を、それを聞いて陽気にはしゃぐ旦那の姿…客席で見ているこちらの顔も自然と笑顔になってしまうほど。
すごくバカバカしいんだけど、楽しい噺だった☆☆

★仲入りの後いきなりトリ、なんか緊張する…さん喬サンの意外な一言。
ケチのマクラ喋ろうと思ったら一之輔に使われてしまって何を喋ろう…迷いながらのマクラは、前座時代に師匠方からいただいたお年玉にまつわる圓歌師の話だった…ケチのマクラ(笑)。
娘を船に乗せるのに手を貸す熊がものすごくいやらしい感じなのが、毎回気になる。
船が動き出し、竿捌きの動きで笑ったオバサンが何人かいて。
船徳じゃないっつーの!

★出演者も演目も毎回良いのだけど、どういうわけかそれほどお客さんが入らない。
ゆったりした大人の空間なのです。

1月・こがねい落語特選@小金井宮地楽器ホール 大ホール

2017-02-21 18:21:35 | 落語会
こがねい落語特選
新春 看板真打競演会〜江戸の粋〜
1月14日 13時開演

開口一番・かん橋 「初天神」
喬太郎 「時そば」
一朝 「蛙茶番」
お仲入り
二楽 紙切り
雲助 「持参金」
夢太朗 「阿武松」
*15時37分頃、終了。

★9列26番、右ブロック右から2番目。
サイドのブロックは結構空席があり、自席の左右も空いていた。

★小三治師匠の初天神を聞き慣れてしまっているので、芸協の前座サンのそれは、ただただ騒々しくて…比べるなんて残酷ですが…。

★一朝サンの蛙茶番、雲助サンの持参金、軽い噺でも、いい噺聞けたな〜という満足感あります!

★トリは元々は小柳枝師匠でした。
療養中なので仕方がないですね。
武隈と小車を言い間違え、一瞬微妙な空気に…。
阿武松は、他の人のを聞けば聞くほど、左談次サンのが恋しくなります。

1月・雲助独演会@横浜にぎわい座

2017-01-23 18:20:26 | 落語会
五街道雲助 独演会
1月11日 19時開演

開口一番・駒六 「鮑のし」
雲助 「寝床」
お仲入り
雲助 「鰍沢」
*20時48分頃、終了。

★え列3番、左ブロック右端。
1・2番不在で、なんとなく気が楽〜。

★最近おろしたばかりだという寝床、意外な気がします。
型が色々で、どれにしようか迷って結局は一緒盛り・全部のせ・寝床チャンチャカチャン…だそう。
この噺自体苦手なのだけど、とても楽しく聞けた☆☆
旦那の義太夫を聞く形が、爆弾墜ちる時の対処法ってのが、ツボでした。

★雲助サンがいい女を演る時の、目を細めてちょっと引き気味の姿が、好き☆☆
鰍沢のお熊も然り。
旅人の図々しさ・お熊の狂気といった内面が極端すぎず。
みんな、平穏に暮らしている普通の人だったんだろうなぁと思える。
魔が差したというか、歯車が悪い方へズレてしまったというか、なんとも切ない心持ちに。
発砲でツケ、芝居調の台詞で、終わる。
意外と短かった。

2014年 2月・小三治独演会@THEATER1010

2014-12-28 17:44:44 | 落語会
柳家小三治独演会
2月11日 12時30分開演

ろべえ 「近日息子」
小三治 「一眼国」
お仲入り
小三治 「あくび指南」
*14時37分頃、終了。

★13列14番、中ブロック左から6番目。
9列の前が通路。

★北千住、初めてじゃないですかね…(客席見渡して)こういうトコでしたか、ローマの劇場みたい…ま、これはだいぶお世辞ですけど
…喋り出しから饒舌(笑)。

★数日前の大雪で大変だった話から翌日の都知事選の話題へ。
行きました?行かないよねぇ~…悪戯っぽい口調がとにかく可笑しくて。
前日に不在者投票に行こうとしたら大雪で行けず、当日の投票所は歩いて25分もかかる、命を懸けて行こうなんて思えない、とのことでした。

★選挙絡みの話題が続き、腕を組んで体をよじって喋っていた小三治師がふと、
こんなトコで腕組んでると、立川談志になったみたい…面白すぎました。
家元の話を結構長めに喋っていたのが、とにかく嬉しくて。

今だから言うけど、なんで国会議員になんかなっちゃったんでしょうね、噺家だけやっていればよかったのに
私よりずーっと兄弟子、前座の頃から異彩を放っていた、楽しみにしていたのに
権力と金が好きでしたよ

…亡くなって時間が経ったことで、今までは聞けなかった話が聞けたりする。
兄弟子のことを“楽しみにしていたのに”とはなかなか言えないだろうし。
この話が聞けただけでも、この会に来て良かったと本気で思いました☆☆

★前半はマクラ50分の後「一眼国」を20分で。
後半はマクラなしで「あくび指南」。
相変わらずのアンバランスといつもの演目でしたが、家元の話が聞けただけで大満足♪

★終演後には知り合いのスタッフさんと、先程の小三治師の家元の話題についての話をしたりと、何かと思い出深い会となりました。

2014年 2月・米紫・吉弥@横浜にぎわい座

2014-12-06 19:29:07 | 落語会
第4回 米紫・吉弥 ふたり会
2月 5日 19時開演

開口一番・二乗 「阿弥陀池」
米紫 「上燗屋」
吉弥 「ホース演芸場」
米紫 「堪忍袋」
お仲入り
吉弥 「狐芝居」
*21時17分頃、終了。

★う列8番、中央ブロック左から5番目、真ん中辺り。
左隣不在でゆったり、右隣は鼾がうるさくて、最悪っ。

★米紫サンの演る酔っぱらいとおかみさんが好き…今回の二席は大当たり♪
もっと東京周辺での出演があるといいなー☆☆