一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

斎藤孝 著 大人もこの方法で結果が出せる 東大勉強力

2021-01-20 22:48:38 | 書籍
本を読む目的
勉強を効率良く、しっかり覚えるために「勉強するための勉強」をする。

どんな本?
東大を目指す人の本というわけではない。
東大生の勉強方法を使って、勉強の効率を上げるための本。
社会人の資格試験や、教養を身に着けるための勉強にも十分流用が可能な方法であった。


具体的には?
①最も重要なのは「段取り力」である。
目標を3段階で作り、勉強していく。
例:ホップ・ステップ・ジャンプ、ビギナー・アドバンスト・マスター等

②「〇〇月間」とくぎ打って、1ヵ月でひとつの能力を徹底的に鍛え上げ、さまざまな能力を順次強化していく。
英単語などは、短期間で集中的に覚える。コツコツはなかなか続かない。
→しかし、すぐ忘れそうだが、短期集中でたくさん覚えてから実践すると身に付きそうだとは思った。
→短期集中で覚えた次の行動をよく考える必要がありそうだが、それは書いていなかった。

③どんな試験問題なのかを徹底的に分析し、その傾向に合わせて勉強すれば、受からない試験などない。
→確かにそうだ。「知識をつけるため」といって参考書を読むより、問題を分析する方が早く覚えるし、要点が分かる気がする。

④問題集は、とりあえず一冊を完走する。その後5~6周繰り返して完璧にしたほうが良い。
→その際、既に解けるようになった問題は飛ばす。
→数学なら解法を暗記するくらい。解法パターンを覚えてそれらを組み合わせる。

⑤DVD的な講義を取り入れる
→DVD的であれば、何度でも繰り返せる、自分のペースで聴ける。
→やはりDVDやYOUTUBEは有効活用すべきだと感じた。

⑥今日勉強したことを誰かに話す。
→人でも仏壇でも良いそうな・・・・。写真やぬいぐるみでも良いとのこと。やってみようw
→また、暗記しにくい事柄は「ごめん、何回もきいて申し訳ないけど、もう一回だけ教えて」と問題に話しかける。


⑦とにかく勉強を始める。
→15分だけやろうとして始めれば加速する。

⑧音読や音で聴くことが重要
→音読ほど効果的な勉強方法はない。3回も音読すればいやでも覚える。
→凡人はもっと音読が必要であろう。

※また、オーディオブック、朗読ブックを利用すると効果的。特に語学に良いらしい。試してみよう。

※高速音読で脳を高速回転させるのも良い。
→テキストを1分間、間違えないよう可能な限り早く音読する。そうすると頭の回転が高速化する。
→頭の回転が高速化すると人は元気になる。
→著者は過去、高速音読を6時間続けるという荒行をしたそうな・・・・。

⑨勉強=文脈つくり。
自分は文脈力が無いのでこれは大切だと感じた。
→勉強することそのものが、文脈力を鍛えることにつながる。
→ひとつひとつの文脈を理解するまで、粘り強く思考を続けていく。
→テストの問題文や新書を読み、200文字以内で要約するトレーニングをすると「文脈力をつかむ」力がつく。
→文脈をつくるため、3つ程のキーワードを並べる。

⑩覚えたことは聞きかじりでも良いから人に話す。
→聞きかじりだと言っておけば問題ない。
→新書を読まずして教養は身に付かない。新書

勉強するとどんなことが起きるか?以下に抜粋
・人生が豊になり、楽しくなる。
・地頭が活性化される。
 →大人になってからの勉強は、頭に効く「アンチエイジング法」
・人間だれしも悩みや問題を抱えている。
 →問題を解決するために、糸口をみつけて勉強する。
 →悩みや不安からくるマイナス気分は、勉強のエネルギーに変換できる。

⑪メモを習慣づける。
勉強の時だけでなく、人と話してるとき、本を読んでいるとき、テレビを観たりラジオを聴いたりしているとき、メモを取る週間をつける。それがアウトプットとなり、記憶の定着に役立つ。

⑫1テーマで5冊読む。
精読する必要はない。2割読んで、本全体を言わんとしていることを感じ取れればOK。

感想
さすが東大生の書く文章は分かり易い。
「勉強のための勉強」なら、やはり勉強での最高棒の人に聞くのが一番であろう。
頭が良すぎて「これは合わないな」と思う部分もあったが、そこは不採用ということで進める。
全体的には精神論でなく、理論で勉強することが大切だとは思った。しかし「英単語1000個を4日で覚える」というような荒行が出てくる。根本的に頭の使い方が違うのだとは思ったが、自分に合わせた目標設定に置き換えれば十分流用可能だと感じる内容であった。

とにかく色々勉強しなければ・・・・・。






西岡壱誠 著 マンガでわかる東大勉強法

2021-01-16 11:16:11 | 書籍
本を読む目的

東大生の本第二段。
今後色々な勉強が必要なため「勉強の方法を勉強する」ため。


どんな本?
著者がどのようにして偏差値35から東大に合格したのかを説明していた。

具体的には?
東大に入る程の勉強をするには「要するにこの勉強はこういうことだ」と簡単に説明文が作れて、それを人に説明できるレベルまで深く理解することが大切だということだった。
特に、その勉強のキーワードを拾うことに慣れれば要約も容易になるらしい。

大切なのは「知識量」ではなく「思考力」。知識だけでなく、それを活かす方法を考えられるかが大切。
以前私が感じた「英検2級に合格するより、英検4級を活かすことが大切」というのはこのことかと思った。

また、東大に合格するということは高い志が必要「必ずこうなる」と自分を信じないと達成できない。
そして、やはり勉強時間は多いほうが良い。
勉強時間を増やすということは「とりあえず勉強する」を毎日続けることが必要。
15分で良いから毎日続ければ、徐々に時間は伸びてくるし習慣化される。

さらに、これは大学を目指す人だけでなく、社会人で勉強している人にも当てはまるが「一歩踏み出せば仲間がいる」というのはそのとおりだと感じた。


名言はあったか?
・高い目標こそ人を成長させる。
・問題が解けない理由は「知識不足・演習不足・取りこぼし」のどれかである。
・何事も計画どおりにはいかない。予備日を作れ。
・自分のやりたいことを犠牲にする必要はない、両立を考える。
・謙虚さや寛大さは「受け取れるもの」が変わって「気づけること」の量が違ってくる。


感想
勉強を極めるのは習慣にすることと、分からないことを深く追求することが大切だということが分かった。
偏差値35から東大に行けたのは本人の努力もあるとは思うが、環境も大切だと思われる。
習慣・環境・探求心を心がければ質の高い勉強が出来るはずだと実感。
まずは行動あるのみ!!