一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

辛い時におススメな音楽 その2

2020-04-05 19:04:53 | 音楽
ブラック企業で辛い思いをしている方の中には、音楽で元気を出そうとしている人も多いと思われます。
私も色々な音楽を聴いて辛い時期を乗り越えてきました。

そういうときは、元気な曲を聴くよりも「暗い曲だが前向きな気がする」「どん底まで落ちたような歌詞」のような少々後ろ向きな曲が効果的な場合があります。
人間、どん底まで落ちたら夢も希望もありません。それでも生きているなら最後は「時間」しか手元に残りません。
そんな中では、はっきり言って前向きな曲など聴きたくありません。
そのときに必要なのは「自分と同じ境遇の人が持っている情報」です。
その「情報」には、打開策の他に「精神的に効果的な音楽」も含めて良いと思います。。
私も辛いときはそんな曲ばかり聴いていました。
特に「そのときの気持ちを代弁したような曲」が見つかると嬉しくなります。

私が20台前半のときによく聞いていた曲を紹介します。

バンド名: THE BLANKY JET CITY
曲名: 悪いひとたち

この曲は、歌詞が問題視され発売中止となりました。
それに対し、アーティスト側がインディーズレーベルで発売を強行したという、いわくつきの曲です。

歌詞の始まりが「悪いひとたちがやってきて、みんなを殺した」です。
落ち着いたバラードの中に過激な歌詞が含まれ、初めて聴いたときは脳にかなりの刺激があったのを覚えています。

この曲を聴きたくなるときというのが「どん底のとき」でした。
元気をもらえるわけでもない。高貴な言葉があるわけでない。ただただ狂気じみた歌詞が続いている、なのに聴くと気が落ち着く・・・。
本当に不思議な曲です。
そこまで精神が落ちれば、人間はおかしくなるということだと思っています。
まさに「劇薬」でした。

現代社会には「世の中すべて壊れてしまえ」と思うくらい追い詰められている方がいらっしゃると思います。
そういう方におススメします。

https://www.youtube.com/watch?v=mk8HJS2m87o




臼井隆宏著 あなたが今から、プロのライターになる方法

2020-04-02 22:03:55 | 書籍
本を読む目的
WEBライティング実務士を取得したが、それだけでは勉強不足と感じていた。
ライターを目指す本が他にないかと思い探してみた。
これを機に仕事を取りたいと思う。

2011年発刊と少々古かったが、内容がしっかりしているのと同時に初心者の目線だったのが気に入って最後まで読んだ。
しかし、180ページ程度の本だったが読み終えるのに予想以上の時間を要した。


本の内容
「あなたが今から」とタイトルにあるように、初心者に適した本であった。
これまでライターになるため色々な本を手に取ったが、本格的な「はじめの一歩」を踏み出すのには良い本と思う。

”専門学校に通わなくても、大学の文学部を出ていなくても大丈夫”という文は心強い。
筆者は東京外語大に入学するくらいの頭脳の持ち主とはいえ、ライターの仕事は最初からしていたわけでなかった。
そんなライターがどうやってライターで食べていけるようになったのか、どうやってライターになるための本を出版するまでに至ったのか、前書きの時点で興味が出た。

そこで気になった内容は・・・・・

「行動なくして成功なし」
これは本当にそう思う。転職という選択肢をなくし、ブラック企業で精神を崩壊した私としては、行動しなければ何も始まらないのは身に染みている。
どんな本を読んでも同じことが書いてある。
有名な言葉では「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」をシンブルにしたものであろう。


ライターになるには
「なればいいんです」とのこと。「どういうことかさっぱり」だったが、これはライターに資格は不要ということだ。確かに必要無いし、このころは「WEBライティング実務士の資格は無かった。
ちょっとの言葉に対する知識と情熱があれば十分とのこと。これも心強い言葉である。

ライターになる経歴も色々あったが、そこは2011年の本。クラウドソーシングの紹介は無かった。
今はそれが一番の近道であろう。


ライターとして必要な、2つの力
一番は「営業力」であるとあった。
いくらい良い文章を書いても採用してもらえなければ意味がない。
反対に営業力があればつたない文章でも注目される。

営業のためには・・・
①「私はライターです、仕事を下さい」とアピールする。ただし過度のアピール禁止
②「忙しい」「暇がない」は禁止
③初めての依頼先からの仕事は絶対に断らない
④常に名刺と資料を持ち歩く
⑤飲み会、オフ会等に積極的に

クライアントに合わせて、サンプル原稿を書く。

二番の「文章力」は言わずもがな。

読者が読みやすいように書くには?
音読するのが一番らしい。
音読すると言葉のテンポが分かったり、意味不明な文章を感じ取れたりするのだと思うが・・・・。
また、漢字変換を駆使してしまい、わかりにくい漢字を使用したり分かりにくい用語を使わないように気を付けること。
指示語は意外に減らせる。減らすとシンプルになる。
推敲は「文章にツッコむ」・・・「誰が?いつ?どうして?」と文にツッコむと良いらしい。

辞書を読んでボキャブラリーを増やす。
ネット辞書なら、対義語や同義語も必ず調べる。


感想
まさに私が欲しかった内容であった。
シンプルな中に親近感があり、よくある「成功者の自慢話」な本ではない。
発刊が少々古いので内容が現在に合わない部分もあるが、それは個人でブラッシュアップすれば良い程度。今読んでも十分価値がある。