読書・映画を通した想いの整理棚

読書をしたり映画を視たりした後、浮かんだ感想・批評を行なうブログ。ジャンルは多岐にわたる。

負のスパイラルが見事に表現された映画「ダーウインの悪夢」

2006-12-30 23:49:14 | 映画
どんな説得よりも雄弁にグローバリズムがもたらす南北問題が語られた映像ドキュメンタリー「ダーウインの悪夢」フーベルト・ザウパー監督作品。人為的に放たれたナイルパーチ(大型淡水魚)がヴィクトリア湖の生態系を変え、近隣社会の経済のシステムを変え、人々の生活・人生のサイクルを変え、人々の健康や子どもたちの身の上にも悪影響…という、負のスパイラル(悪循環)を表現。日本にも関係があって仰天。 . . . 本文を読む

忘れたのか覚えなかったのか『"忘れる脳"の構造改革』

2006-12-26 11:44:53 | 科学書
「ものを忘れる」にせよ「ものを覚える」にせよ、脳科学的には言葉の吟味が必要ということ、「構造改革」を脳の問題に適用した意味が少し解けた。人間は、概ね、強い「記憶力」が欲しい、「物忘れしたくない」と思っている。しかし、その意味を徹底してみれば、実は「覚えていなかった」りする。覚えなかったものは忘れることはできない。千葉康則著『"忘れる脳"の構造改革』はそれを教えてくれる。 . . . 本文を読む

怨みに満ちた世界の顕現『隠された十字架-法隆寺論』

2006-12-17 09:03:30 | 人文書
悪意と悪事が生じて怨みが生まれ、復讐が生まれて再復讐が生じ、負のスパイラルに陥る。現代にもいくらでも例がある。その連鎖を止めるのに一つの方法がある。「鎮魂」の行為である。法隆寺は実は「怨霊を鎮める鎮魂の寺」だった。梅原猛氏の渾身の作。今までの歴史では、聖徳太子の「氏寺」という認識。それをひっくり返す歴史書である。 . . . 本文を読む

月面着陸は嘘!ぐらい驚いた『暴かれた9・11疑惑の真相』

2006-12-06 07:31:59 | その他(政策文書他)
ベンジャミン・フルフォード著『暴かれた9・11疑惑の真相』こういうのを暴露本というのかもしれない。著者はカナダのジャーナリスト。最初は彼も「まさか!」と思っていた。取材を続けているうち、「疑惑」を持つようになったのだそうだ。「9・11テロはアメリカの自作自演だった」つまり「狂言」だったというのだ。嘘は大きければ大きいほど人を騙せるというあれである。取材の事実を列記した著書 . . . 本文を読む

腹八分目の思想『すべてがうまくいく8割行動術』

2006-12-02 06:56:36 | その他(政策文書他)
米山公啓氏の新著『すべてがうまくいく8割行動術』。この4日間、思い切りある一つのことに拘って考え、行動した。他の事は何も手につかなかった。しかし、仕事をしていれば、期限や締切りがある問題、つまり緊急課題には、すぐ最善の100%の行動をおこさなければあとあと後悔するという問題はやまほどある。しかし、日常的な生活は確かに米山方式がよい。その方が力を貯められる。 . . . 本文を読む