語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】一過性脳虚血発作

2017年11月30日 | 医療・保健・福祉・介護
 突然、「手に力が入らない」「手足がしびれる」「言葉が出てこない」などの異変が起きたが、しばらく休んでいたら症状が消え、気分も回復してきた・・・・。こんなとき、「治ったから大丈夫。きっと貧血か、疲れによるものだろう」と思うのは危険だ。
 もし、「一過性虚血発作(TIA)」だとすると、高い確率で脳血管障害、なかでも脳梗塞を起こす。
 脳梗塞は脳の血管が詰まったり、細くなったりして脳の細胞が障害を受ける病気。一過性脳虚血発作は、脳の血管に一時的に脳血流が悪くなって体の片側のまひやしびれなどが起こる。
 一因である血栓が溶けてなくなるため、症状は一過性だが、そもそも血管が詰まりやすくなってまた起こる。だから、この発作は脳梗塞の前ぶれともいえるのだ。
 日本脳卒中協会では、一過性脳虚血発作を起こした人の約2割が脳血管障害を起こし、特に、48時間以内が危険だとしている。症状が治まったからといって放置せず、早めに頭部のCTやMRI検査ができる病院を受診してほしい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「一過性脳虚血発作 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年11月23日)を引用
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