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語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【本】時代による変化、方言など ~『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』~

2017年08月03日 | 社会
★窪薗晴夫・編『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』(岩波科学ライブラリー、2017 1,620円)
 
 「クスクス笑う」「シクシク泣く」といった擬声語(擬音語)から、実際には音は出ていないが音のように現象を捉えた「てきぱき動く」「サラッと言う」などといった擬態語、これらを総称してオノマトペという。言語のなかでも日本語は比較的オノマトペが豊富だと言われているし、実際日々使い、触れてもいる。
 しかし、このオノマトペが時代によって意味がかわっていたり(キンキンが金属音や金切り声を表すものから、最近はキンキンに冷えたビール、のように使われている)、オノマトペに方言が存在したり、新しいオノマトペに触れたとき日本人が経験的にその意味を類推している(モフモフなど)ということは、あまり知られていない。
 本書は最新の学説やデータでオノマトペという現象を総合的に捉える。オノマトペ研究日本代表とも言っていい研究者たちがオノマトペの謎に挑み解明していくので、サクサク読めてウトウトする暇もない。

□サンキュータツオ(学者芸人)「(書評)『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』 窪薗晴夫〈編〉」(朝日新聞デジタル 2017年7月23日)を引用
(書評)『オノマトペの謎 ピカチュウからモフモフまで』 窪薗晴夫〈編〉
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