語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】女性の指の痛み ~エストロゲンの効果~

2017年08月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 指の第1関節が変形する「ヘバーデン結節」や、第2関節が変形する「ブシャール結節」は女性に起こりやすいという。特に朝の指のこわばりや痛み、しびれに困る人が多く、けんしょう炎なども含め、女性ホルモンとの関係があると古くからいわれてきた。
 最近、女性ホルモンのエストロゲンには、関節や腱(けん)を包む「滑膜(かつまく)」の腫れを取る作用があることが分かってきた。このため、エストロゲンの分泌が減少する産後や授乳中、更年期以降に関節や腱に炎症が起こりやすいという。4月に開かれた「日本手外科学会」で、平瀨雄一郎医師(四谷メディカルキューブ、手の外科・マイクロサージャリーセンター長)が明らかにしたもので、これらの症状を持つ人に大豆由来の「エクオール」成分を含むサプリメントを使った保存治療を行ったところ、およそ6割に改善が見られたという。
 エクオールは体内でエストロゲンと似た働きをすることが分かっている。平瀨医師は「まだ指の変形の進んでいない軽症の人で改善効果が高い」としている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「女性の指の痛み ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月26日)を引用
     ↓クリック、プリーズ。↓
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ  人気ブログランキングへ  blogram投票ボタン


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。