ウクレレ新戦力

ゴゴイチ毎週金曜日2時台のコーナー、「広島音楽談義」で毎月出演してくださるピアニストの折重由美子サン。ここ何回かは僕のつたないウクレレと折重サンのクラビオーラ（ドイツ製の極めて希少な楽器。鍵盤ハーモニカの一種ですが見た目はアコーディオンに少し似ています）の合奏をお届けしています。
実はウクレレに手を出したのはちょうど2年前のハワイ旅行がきっかけでした。日本に帰ってもハワイを身近に感じていたい、いやいっそのことハワイ人になっちまえ（無茶）との思いから、本通の木定楽器で国産のモデルを買ったのがそもそものはじまり。最初のうちは本買って熱心に独習しようとしていたりしたんですが、だんだんとケースに入れっぱなしにしていることの方が多くなってきてました。そんなときに折重サンから優し～いお誘いがありまして、ウクレレをまた引っ張り出して夜な夜なポロンポロン弾き始めるようになったわけなんです。楽器というのは仕舞いこんでしまうといけないんですね。いつも手に届くところに置いておくのは大切だと知りました。まあ相変わらずへたっぴいではありますけど。
さて、「ほんなちゃんハワイ人化計画」のもう一つの柱、そう、フラですが、実は僕のフラの師匠もウクレレ持ってるんですね～、しかもふたつも。これがハワイで買ってきたという「カマカ」（現存する最古のウクレレメーカー。伝説のプレイヤー、かのオータサンも愛用）と「Ｇストリング」（こっちは最近急速に知名度を上げているハワイの新興メーカー。代表的なプレイヤーとしてジェームズ・ヒルが有名）のテナー（フツーのよりふた回りほど大きい。したがって響きがよいのです）。スタジオでしょっちゅう弾かせてもらってますけど、これがまた音がいい。そんなわけでどんどんと新しいウクレレ欲しい病は急速に、しかも深部まで進行していったのです。
はいっ、てなわけで新戦力投入！

じゃ～ん。Ｇストのコンサート（普通のとテナーの中間のサイズ）。しかも珍しいダブルホールっす。ウェブで見たりしてすごく欲しかったモデルなんですよね。ヤマハさんに問い合わせたら一つだけ在庫があるってんで取り寄せてもらい試弾。響きもなかなかよいし、なんか「縁」みたいなものを感じたので飼うことにいたしました。ええ、買うんじゃなくて飼うんです。まあ買うんですけどね。

通常のホールを分割、上のほうに設定してます。で、サウンドホールがあるべき場所にはウミガメのインレイ（象嵌）が光ってます。ハワイ語でウミガメを「ホヌ」というんですね。したがってこのモデルは正式には「コンサート　ホヌ　２プカ（ホールのハワイ語か？）」といいます。これからはこの「ホヌ君」をメインに頑張りますぜ。あ、僕も芸名にしようかな。ホヌナ正憲。

左がおととし買ったモデル（フェイマスＦＳ－５。これも入門用として大変人気がある名器）。大きさの違いがわかりますね。テナーはこれより大きく、もっと大きなバリトンというサイズもあります。