まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

真一文字の会

2017-04-13 07:52:47 | 落語
2017年4月12日(水)19時開演
国立演芸場
2,800円


一之輔さんの定例勉強会。いつも完売の公演です。

仕事をしているとチケット販売のタイミングを
失念していまって、久しぶりに参戦です。


春風亭きいち 二人旅
春風亭一之輔 真田小僧
春風亭一之輔 干物箱

仲入り

春風亭一之輔 百年目



10日(月)にプロフェッショナル仕事の流儀という
NHKのドキュメンタリーで放映されたばかり。

マクラはやはりその話しで、ご自身の子供たちも
映ったんですけど、それに子供はおおはしゃぎ
だったそうです。

というような子供のマクラから真田小僧。
生意気な子供がでてくる噺は鉄板です。
子育て真っ最中の体験型落語ですから。

仲後は百年目。持ってらっしゃるんですね。
まだ三十代。でもこの方の持っている魅力の
大きな部分は老成感というか、成熟感なので、
全く違和感なし。


久々に一之輔師匠を堪能しまして大満足。


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2 コメント

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百年目 (ヌーベルハンバーグ)
2017-04-13 14:01:36
プロフェッショナル死語との流儀は私も視ましたけど春風亭一之輔師の落語ヘの真剣な姿勢がしっかり伝わってましたね。それにしても「百年目」とは大きなトライですね。あの噺は演者の高度な情景・人物描写力が要求される噺です。出だしの大番頭と怒られている奉公人たちのやり取り、桜が真っ盛りの向島の情景は申すに及ばず、厄介なのはあの複雑な性格の大番頭の人物像とその心の変化(特に花見遊山の場で大旦那にバッタリ出くわしてしまった後の不安と絶望感)、更に難しいのが大旦那の人物像なんですね。若い時は勘当寸前の道楽をしているので酸いも甘いも心得ていて、天竺の栴檀にまつわる話を以て大番頭に訓戒を与えるだけの奥の深さを持っているが、態度の悪い小僧を手厳しく叱りつけるという一面も持っている。三代目・桂米朝師の生前(まだ五十歳代)に故・香川登志緒先生が「はっきり言って米朝が五十を越えた現在もこの旦那を完璧に表現するに至ってない。私が今まで聴いた中で『百年目』の旦那でこれだと思えるのは二代目・林家染丸か五代目・笑福亭松鶴しかなかった。しかし、やがて米朝が三人目になってくれるだろう。」と落語関連雑誌に書いてあったのを読んだことがあります。二代目・林家染丸師演、五代目・笑福亭松鶴師演は聴くことなんて無理ですけど、私が聴いた中では六代目・三遊亭圓生師演、三代目・桂米朝師演は素晴らしかったですね。一之輔師がどのように演じていたか聴いてみたい気も大ですが、例え現在が不完全という聴き手がいても大事に時間をかけて自分の十八番として育ててほしいという気もあります。昭和の大名人八代目・桂文楽師曰く、「長生きも芸のうち」ですからね。
Unknown (まめだ)
2017-04-13 14:14:24
ヌーベルハンバーグ様

コメントありがとうございました。
百年目、ほんとうに奥の深い噺です。権太楼師匠は60代になってやっと自分に解禁したくらいですから。
30代の今と、10年後、20年後、30年後のそれがどのように変化していくのか、見て行きたいです。
ま、どっかで私は死んじゃうかもですけど(笑)。

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