まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

赤坂歌舞伎 夢幻恋双紙

2017-04-17 08:00:13 | 落語
2017年4月15日(土)17時開演
赤坂ACTシアター


もう桜は散ってしまったろうな、と
諦めていましたが、会場周辺の桜は
やはりほとんど葉桜。

それでも八重桜が咲き始めていて
ラッキーな気分になる。

中村屋兄弟が仕掛ける新作歌舞伎という
ことで、女性がわちゃわちゃと集まって
います。

いったいどんな舞台なのか、筋書きを
買ったらさらにテンションが上がってきました。


中村勘九郎、七之助兄弟が恋人同士、
夫婦になるのだけど、勘九郎扮する
太郎は殺されては転生を繰り返して
また七之助扮する歌(うた)を好きに
なる。

転生するたびに違う人格を持って
生まれてくる太郎。でも歌とはうまく
いかない。

その謎が最後に明かされる。


驚愕のラストです。

とてもいい脚本。蓬莱竜太さんという
気鋭の演出・脚本家の手になるもの。


でもこれ歌舞伎でやる必要あるのかな?
と見終わって思ってしまう。どちらかと
いえば現代劇でやっていいのかな、と。

2,3日経過して、でもだからこそ
歌舞伎として挑戦する意味があるのでは、
と考え直す。つまり、中村兄弟にとって。

生(多分)のピアノ演奏がBGMとして
使われている。これ、私はすごくドライ
な音に感じられた。硬質で乾燥した音。

歌舞伎を支える三味線や義太夫、常磐津、
清元などの音がいかにウェットな音か、
逆に気がついた思い。


赤坂歌舞伎は多分26日まで。
当日券も出ているようです。









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