まめだの落語日記

落語、講談、歌舞伎、文楽が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日観た聴いた演目について書いていきます。

花戦さ

2017-06-05 07:54:46 | 演劇・その他
2017年6月3日(土)
TOHOシネマズ日本橋


お江戸日本橋亭のすぐそば、コレド室町2
の中に映画館があったんですね。

大好きな街、日本橋で映画が観られるなんて。

今日は主だった出演者全員が私のど真ん中
の方々という「花戦さ」の初日。

予約していなかったし直前なので心配
でしたが、前から2列目が空いていました。

池坊というのは京都のお寺のお坊さんたちが
お花を活けたのが始まりなんですね。

知りませんでした。

花僧という人たちがいて、町民が活花を習い
に行ったり、武家や商店に出張活花に行ったり。

この映画は秀吉が天下を統一しつつ権力を
手中に収めていく時代を描いている。
だから千利休と秀吉の確執が映画のひとつの
柱になっています。

もうひとつの柱は池坊専好という
お花を活けることが大好きなお坊さん
が見た時代と人々との係りです。

花戦さという意味は最後になって
わかります。穏やかなお坊さんである
専好が、秀吉の無理難題によって
切腹した千利休や処刑された市井の
人々のために秀吉に宣戦布告。

自分になにかあった時はこれを、と言って
破門状を残る僧侶にたくして単身秀吉
と対峙します。


結果は映画をご覧になってくださいませ。

最初のうちはすごい人たちばかりでている
から、誰が主人公で何が焦点なのかよく
わからないというウラミがありましたが、
後半は花戦さという芯が明確になってきます。

なかなか見応えのある映画でした。



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