北羽歴史研究会

出羽国北端より奥羽地方と北の歴史を展望し
北羽地方の風土文化作りに寄与する。

安藤昌益から学ぶ、わかりやすいテキスト

2009-04-25 17:10:49 | 雑録

1、『安藤昌益の自然思想』 東条栄喜著、2006年11月刊  ¥500


  昌益の「自然」には二つの側面がある。天地の形状は苺形で無始無終(天地宇宙論)。天地の交感で央土に万物が生成(環境形循環)。人間・動物・植物の連環と転生(生態系循環)。天地の運動を正しく継承する営み(人為自然論)。結論:自然の循環に則り悪循環を断つ。-昌益の自然思想を現代に生かそう。


2、『安藤昌益の医学思想』真営道医学がめざしたもの・・・八重樫新治著 2007年4月刊 ¥500


 弱者の治療から考えよう。世の中のゆがみと本来の姿。全ての人が寿命をまっとうするように。医学の革新時代。『真斎謾筆』に関する錦城・真斎父子の業績。夫婦は人倫の大本。昌益の批判対象となった医者。天地と人との気の交流機序。胃の病症と根本原因。顔から内臓が見える。精神病について。真営道医学から学んだ医者たち。など。


3、『安藤昌益と飢饉』ー天災は人災なりー 菊池勇夫著 2008年3月刊 ¥500


  昌益との出会い、飢餓研究と昌益。医学思想から社会思想へ。昌益の災害・飢餓感。私欲・利欲と経済社会。寛延の猪飢饉・昌益の飢餓体験。猪飢饉の背景にあるもの。循環的な地域連携の構想。おわりに、江戸ブームの意味、問われる学問。


4、『安藤昌益の平和思想』 村瀬裕也著 2008年8月刊 ¥500


  はじめに。安藤昌益と日本国憲法との接点。新たな「平和」概念の提唱…「治」と「乱」と対象される「平和」概念、私有制と「構造的暴力」。 「治」(構造的暴力)批判、階級性と搾取、男女差別、環境問題。 「乱」(直接的暴力)批判、「治」から「乱」へ、侵略戦争、将軍-軍人身分、軍事研究。 平和への展望、平和状態、理想と現実--昌益とカント--- .。


・・・・・ 註:以上1~4の発行元は、東京都足立区関原2-14-20-105、矢内信悟方、「安藤昌益と千住宿の関係を調べる会」、電話FAX-03-3887-8021.となっております。・・・・・・


 


5、 『安藤昌益』・・人と思想と千住宿、  石渡博明著 2004年9月刊¥300 発行:足立区郷土史料刊行会(足立区郷土博物館内、足立史談会)


  千住仲町の眠っていた安藤昌益の原稿本。安藤昌益の発見ー狩野亨吉との出会。安藤昌益の生涯と人となり。 安藤昌益の思想、生命の思想、壮大な自然哲学、生命を生み支えるもの、生命を損ない脅かすもの、生命をまもるもの、医療の役割、世直し提案、契う論、昌益の処方箋。


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