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「千葉ロッテばんざい」

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小笠原“けじめ”会見 

2006-12-06 12:06:10 | 巨人野球

小笠原“けじめ”会見  12.5スポーツニッポン(概略)

12.4. 日本ハムからFA宣言した小笠原道大内野手(33)が、都内ホテルで巨人と正式契約を結んだ。

4年総額16億円で背番号は2に決定。トレードマークのひげをそり落として会見に臨むなど“男のけじめ”をつけたサムライに、原辰徳監督(48)はクリーンアップの一角を担うことを期待。

小久保が抜け、懸案だった強打の三塁手獲得に成功した巨人が、5年ぶりのリーグ制覇へ大きな戦力を得た。

サムライのひげは、きれいにそり落とされていた。テレビの生中継が行われるなど注目が集まった会見場。

小笠原は晴れやかな表情のまま、巨人入りの思いを語った。

「新しい挑戦と思って、ひげは3時間前に自宅で。さっぱりした。ずっと決めていた。男のけじめだと思った。風ぼうじゃない。心の部分が一番大事だと思う」

決意の表れだった。FA宣言後には渡辺球団会長が異例のひげ容認発言もしていだが、伝統あるチームに溶け込もうと、自らの手でトレードマークをそり落とした。

2日前には散髪も済ませ、“紳士”に変身した姿に原監督は「びっくりした。きょうの時点できれいにするとは全く想像していなかった」と驚きを隠せなかった。

10年間在籍した日本ハムファンにも“けじめ”をつけた。多忙の中、北海道での取材はすべてこなしてこの日を迎えた。

「ファンの人たちに伝えないまま契約をするのは失礼だと思った。」

当初は11月中にサインするはずが、支えてもらったファンの気持ちを優先。そんな男気に指揮官は「クリーンアップを担ってもらいたい。」

今季アジアシリーズまで全146試合で座り続けた定位置、3番に座ることが濃厚だが小笠原は「何番でも与えられたところで自分の力が出せればいい。

(打順に)こだわりはありません。」
その一方で背番号については「今までの番号で愛着もある。(小坂に)無理を言って空けてもらって感謝している」とこだわりを見せた。

今季は本塁打と打点のパ・リーグ2冠にMVPも獲得した。セ・リーグでやれる自信も当然ある。

「自分が入れば少しでも優勝に近づけるのかなと思った」と堂々の宣言だ。

リーダー的な役割も期待される中で「プレーだけではなく、1つ1つ小さなことをやっていけば、それが貢献になると思う。

みんなで一緒になって進んでいければいい」と背中でけん引する覚悟も見せた。

「どんな時も最高のプレーを見せたいと思う。原監督とビールかけをしたい。愛称はガッツ?その方向でお願いします」と笑った。

ユニホームが変わっても全力プレー、フルスイングが変わることはない。“武士の一分”ならぬ“サムライの一分”。ひげのない小笠原が巨人を変える。

▼巨人渡辺球団会長 紳士的で純情な、巨人軍の模範になるような男だってことが分かった。電気カミソリをプレゼントしなきゃいかんな。
 
▼巨人清武球団代表 前回の交渉で大筋で合意していたが(発表まで)間があいたのは小笠原選手が北海道でインタビューを受けてファンに説明などしていたから。
あんなに細かく(ファンに)配慮する姿は初めて見た。

● ≪ヤンキース伝統的規律≫移籍先球団の規律を守ってひげをそり落とした例として、昨年12月のデーモン(ヤンキース)が記憶に新しい。

レッドソックス時代はひげに長髪がトレードマーク。
「ジョージ(スタインブレナーオーナー)がもう1度、考え直してくれないかな」としながらも、入団会見前に髪をバッサリ切り、ひげもそり落とすと「ただ伝統を尊重したかったんだ」と話した。

● ≪親善大使の“契約延長”熱望≫小笠原の巨人入りの正式決定を受け、1999年オフから観光親善大使として契約している東京・小笠原村は来季以降も“契約延長”を熱望した。

同村の産業観光課・桜田誠係長(37)は「まだお話はしていませんが、われわれとしてはこれからもやっていただきたいと思っています。森下一男村長をはじめ、みんなの希望ですから」と話した。

<感想>

小笠原のヒゲは、トレードマークと報道されるが、私は彼の野球道を表現していたと思う。

おれのひげ面でのっしのっしとバッターボックスに入り、びゅんびゅんとバットを振る。

投手が投げるボールをフルスイング・空振りもあれば、ホームランあり、ヒットあり・・・。

チームの勝利のために、何をなすべきかを考え、マイペースで努力して結果を出す、それがチームの勝利に結びつく。

チームの勝敗に責任を持って自主性・個性をもってプレーする選手だ。
このマイペースが小笠原選手の野球だと思っていた。

巨人のチームルールだから、そのヒゲを惜しげもなく剃ってしまう小笠原の気っぷの良さは、男らしいと思う。

しかしそこには、監督の考えに歩み寄る姿勢が見える。
チームの勝利のために自主的に考えプレーしていた姿勢を巨人は、認めない・・・・。これからの小笠原の野球を注目していきたい。

原巨人は、選手の個性を殺しているように見える。

これが小笠原の個性ある野球道のイメージを表現していた「ヒゲ」は重大だと思う。

牙を抜かれたライオンにならなければよいのだが・・・・。

▼巨人清武球団代表・ あんなに細かく(ファンに)配慮する姿は初めて見た。

この発言に巨人の姿勢を見た。ファンサービスとして当たり前のことだ。しかもこのような発言は、批判→反発を受けるだけだと思う。

本当にそう思うのなら、巨人選手に見習うよう働きかけることが必要だと思う。

巨人はそれをやらず、小笠原のこんな行動にも既成を欠ける可能性ありだ。それが巨人らしいことだ。