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kan-haru blog 2010
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内川を歩く(下流)
一之橋の内川の下流には第1京浜国道の大森橋が架設されています。今回は、大森橋からの下流の内川を歩きます。一之橋から下流の内川の流れは、東京府武蔵国荏原郡大森村地図(陸軍省参謀本部測量明治14年第5月期測量)によると、以前からの源流(「大森町界隈あれこれ 内川風景 大森町を流れる昭和の面影 第2回」参照)に沿っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/fb/2592199b951b6fd40898d919f1be3b2d.jpg)
内川下流の地図
第1京浜国道(国道15号線)は1927年(昭和2年)に八ッ山橋から六郷橋間が竣工し、旧東海道に沿って開通されましたが、北品川から鈴ヶ森間と、大森本町1丁目交番から大森警察署前の産業道路の三叉路間は旧東海道から西に離れています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/a9/8b348a53a894b71e5546a9b0822ef2a0.jpg)
内川橋から大森橋間の内川(左:護岸工事前の内川橋から大森橋を望む060902、中:護岸工事前の大森橋-内川橋間の内川071014、右:大森橋-内川橋間の護岸工事080305)
この大森橋を越えて内川を下流に進むには同国道の中央部に高架路があるため横断できず、国道北方の大森橋信号交差点か、南方の大森警察署前交差点で国道を横断して、大森橋まで戻らないと渡れません。この大森橋と内川橋間の内川の護岸工事が2007年に行われ、2008年の秋には完了しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/15/1f40403fb54ea576fa38331b8efc34b8.jpg)
護岸工事が完了した大森橋-内川橋間の内川(左:護岸工事が完了した大森橋-内川橋間の内川081025、中:現在の大森橋-内川橋間の内川、右:第1京浜国道上から見た現在の内川0203)
内川橋界隈
大森橋から数10m下流には旧東海道(三原通り)(「大森町界隈あれこれ 大森町風景 旧東海道(三原通り) その1」参照)があり、江戸時代には旅人が繁く通った街道で内川橋の袂には駿河屋という旅籠があり、川端にはするがや通りと呼ばれる羽田道の始点があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/c9/9ab8b0ab586c92f9df5fb9fde2e38579.jpg)
内川橋風景(左:内川橋から下流を見る0203、中:護岸工事前の内川下流060902、右:三原通りとするがや通り0203)
内川橋の下流には新橋が架設されており、この区間の護岸工事が北岸側から着手され、2007年秋には歩道の整備を残して護岸が完成しました。また、同年には南岸の護岸工事が開始され、2008年秋には完成しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/41/e586eabb55140a7770ed3e946de601ac.jpg)
内川橋-新橋間の護岸工事(左:北岸の護岸工事が完了し南岸の工事が始まる071014、中:新橋までの南岸の護岸工事も完了081025、右:新橋付近の内川0203)
2月3日に見ると、内川橋と新橋間は護岸工事により川幅が大分狭くなりましたが、両橋間の中央部から上流にかけて数多くの鴨が遊泳していました。新橋の下流近くでは大規模な護岸工事をしているため、鴨の遊泳は上流の方におり、内川橋の近くでも数は少ないですが回遊が見られました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/51/b321f1c02c6ff7fd59ba44bd8e76a201.jpg)
新橋上流には多数の鴨が遊泳(左:新橋から見た内川上流、中・右:新橋-内川橋間には多数の鴨の遊泳が見られる0203)
内川下流護岸工事
内川の護岸工事も残るところ下流のみとなり、新橋の東側近くから内川水門付近まで大規模な工事の準備が行われており、完了予定は平成22年3月となっていますが遅れそうです。工事は、現場説明図を見ると下流左岸と右岸のその2工事(青)と、新橋際のその3工事(赤)が施工中ですが、既設護岸(黄)の部分は工事をしないのかは分かりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/23/cf6176aa7d559ae4638ade5a3005039b.jpg)
内川下流護岸工事見取り図
護岸工事の方法は、双方とも同様工事方法の様ですが、その3工事の左岸側については不明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/dc/7bebffd1c4c450b07bf77176247813de.jpg)
内川下流工事(左:その2工事、右:その3工事)
2月3日に見た新橋東際のその3工事現場では、鋼矢板を打ち込んで工事の準備を行なっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/25/bf28125d0b8b0281f3195f8525abacc5.jpg)
その3工事現場(左・中・右写真拡大)
内川左岸から見たその2工事現場では、クレーンが動き、コンクリートミキサー車や工事車が動き回り工事が進行していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/06/6f9b4b33b8ccd14eec19e903857c87b2.jpg)
その2工事現場合成(左上・中上・右上・左下・中下・右下写真拡大)
2008年には内川護岸工事その2およびその3工事現場には、数多くの鴨が回遊し、カモメが飛んでいましたが、工事で居場所がなくなりました。
また、大森海苔ふるさと館まえの河口運河にも、非常にたくさんのカゴメや鴨が見られましたが、浜辺橋下にわずかな鴨が泳いでいるのみでした。カモメは1羽も見かけません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4c/b230ebc497acf4482b4850023aefb951.jpg)
浜辺橋付近の数少なく淋しい鴨(左・中・右写真拡大)
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毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております(2月分掲Indexへ)
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次回 大森町界隈あれこれ 大森町の昔を古地図で探る 大森村絵図その1 へ
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内川を歩く(下流)
一之橋の内川の下流には第1京浜国道の大森橋が架設されています。今回は、大森橋からの下流の内川を歩きます。一之橋から下流の内川の流れは、東京府武蔵国荏原郡大森村地図(陸軍省参謀本部測量明治14年第5月期測量)によると、以前からの源流(「大森町界隈あれこれ 内川風景 大森町を流れる昭和の面影 第2回」参照)に沿っています。
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内川下流の地図
第1京浜国道(国道15号線)は1927年(昭和2年)に八ッ山橋から六郷橋間が竣工し、旧東海道に沿って開通されましたが、北品川から鈴ヶ森間と、大森本町1丁目交番から大森警察署前の産業道路の三叉路間は旧東海道から西に離れています。
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内川橋から大森橋間の内川(左:護岸工事前の内川橋から大森橋を望む060902、中:護岸工事前の大森橋-内川橋間の内川071014、右:大森橋-内川橋間の護岸工事080305)
この大森橋を越えて内川を下流に進むには同国道の中央部に高架路があるため横断できず、国道北方の大森橋信号交差点か、南方の大森警察署前交差点で国道を横断して、大森橋まで戻らないと渡れません。この大森橋と内川橋間の内川の護岸工事が2007年に行われ、2008年の秋には完了しました。
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護岸工事が完了した大森橋-内川橋間の内川(左:護岸工事が完了した大森橋-内川橋間の内川081025、中:現在の大森橋-内川橋間の内川、右:第1京浜国道上から見た現在の内川0203)
内川橋界隈
大森橋から数10m下流には旧東海道(三原通り)(「大森町界隈あれこれ 大森町風景 旧東海道(三原通り) その1」参照)があり、江戸時代には旅人が繁く通った街道で内川橋の袂には駿河屋という旅籠があり、川端にはするがや通りと呼ばれる羽田道の始点があります。
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内川橋風景(左:内川橋から下流を見る0203、中:護岸工事前の内川下流060902、右:三原通りとするがや通り0203)
内川橋の下流には新橋が架設されており、この区間の護岸工事が北岸側から着手され、2007年秋には歩道の整備を残して護岸が完成しました。また、同年には南岸の護岸工事が開始され、2008年秋には完成しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/41/e586eabb55140a7770ed3e946de601ac.jpg)
内川橋-新橋間の護岸工事(左:北岸の護岸工事が完了し南岸の工事が始まる071014、中:新橋までの南岸の護岸工事も完了081025、右:新橋付近の内川0203)
2月3日に見ると、内川橋と新橋間は護岸工事により川幅が大分狭くなりましたが、両橋間の中央部から上流にかけて数多くの鴨が遊泳していました。新橋の下流近くでは大規模な護岸工事をしているため、鴨の遊泳は上流の方におり、内川橋の近くでも数は少ないですが回遊が見られました。
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新橋上流には多数の鴨が遊泳(左:新橋から見た内川上流、中・右:新橋-内川橋間には多数の鴨の遊泳が見られる0203)
内川下流護岸工事
内川の護岸工事も残るところ下流のみとなり、新橋の東側近くから内川水門付近まで大規模な工事の準備が行われており、完了予定は平成22年3月となっていますが遅れそうです。工事は、現場説明図を見ると下流左岸と右岸のその2工事(青)と、新橋際のその3工事(赤)が施工中ですが、既設護岸(黄)の部分は工事をしないのかは分かりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/23/cf6176aa7d559ae4638ade5a3005039b.jpg)
内川下流護岸工事見取り図
護岸工事の方法は、双方とも同様工事方法の様ですが、その3工事の左岸側については不明です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/dc/7bebffd1c4c450b07bf77176247813de.jpg)
内川下流工事(左:その2工事、右:その3工事)
2月3日に見た新橋東際のその3工事現場では、鋼矢板を打ち込んで工事の準備を行なっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/25/bf28125d0b8b0281f3195f8525abacc5.jpg)
その3工事現場(左・中・右写真拡大)
内川左岸から見たその2工事現場では、クレーンが動き、コンクリートミキサー車や工事車が動き回り工事が進行していました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/06/6f9b4b33b8ccd14eec19e903857c87b2.jpg)
その2工事現場合成(左上・中上・右上・左下・中下・右下写真拡大)
2008年には内川護岸工事その2およびその3工事現場には、数多くの鴨が回遊し、カモメが飛んでいましたが、工事で居場所がなくなりました。
また、大森海苔ふるさと館まえの河口運河にも、非常にたくさんのカゴメや鴨が見られましたが、浜辺橋下にわずかな鴨が泳いでいるのみでした。カモメは1羽も見かけません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/4c/b230ebc497acf4482b4850023aefb951.jpg)
浜辺橋付近の数少なく淋しい鴨(左・中・右写真拡大)
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