今年の春先の天気は、晴れの日が少なく植物の生育が遅れ気味となり、開花も例年に比し遅いように見受けられます。
旧古河庭園のバラ園のばらも通常5月頃が見ごろですが、今年は6月に入ってもまだ観賞ができそうなので、3日の土曜日に出かけてみました。
JRの山手線駒込駅から本郷通りを10分ほど北に進むと、旧古河庭園の塀が左手に見えてくるので、先の四つ角を左折すると正門です。
正門(庭園案内図)を入ると、右手の小高い丘に洋館が建てられております。この日は、日柄が良かったのか、洋館で結婚式が行われておりました。
和洋一体の庭園
旧古河庭園(庭園マップ)は、洋館の前の斜面に洋風庭園を、その先の低地には日本庭園を配した和洋一体の庭園の説明案内板によると、「本園は、大正六年(1917年)古河家により作られたものです。本館と前庭欧風花壇は英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)の設計であり、和風回遊式庭園部分は京都の庭師植治(小川治兵衛1860~1933)による、和洋が一体となった庭園です。本園は大正初期を代表する庭園として貴重なものです。」とあります。
なお、旧古河庭園は、昭和57年(1982年)8月4日に東京都の名勝に、また今年の平成18年(2006年)1月26日に国の「名勝」に指定されております。
バラ園
バラ園には、5月に咲いてたバラと入れ替えに、満開の時期は過ぎましたが、まだまだ蕾もあり、沢山のバラの観賞ができました。また、バラ園の下のツツジ園には、一株のサツキの玉物が満開でピンク色の花をびっしりと咲かせておりました。
バラ園に咲き誇るばらの花(クリック)、ばら1・ばら2・ばら3・ばら4・ばら5。
日本庭園
明るい洋風庭園のバラを堪能してから、日本庭園へ向かうと入り口にはシイなどの濃い植え込みで雰囲気が一変し、カエデやムクノキなどで深い植え込みにより深山幽谷の趣きを呈しております。
大滝
松に囲まれた雪見灯篭を右に見て、「心」の字に似せて造った心字池を大島伝いに右回りして進むと大滝があります。大滝は庭園の勾配が急な場所を断崖として、高さ10数mから落ちる滝を配し、濃い樹林で囲み渓谷の雰囲気を醸し出しております。
奥の院型灯篭
心字池をさらに右回りに進み、大きな奥の院型灯篭を過ぎると、当日は茶室で有料の茶のもてなしをしておりました。
さらに、崩石積や書庫などを見て、庭園を半周して和洋の見事に調和された大正初期の庭園を堪能しました。
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(5月分掲載Indexへ)
<前回 小さな旅(4) 京都日帰り桜・花見 その4 へ
次回 小さな旅(6) 矢切の散歩道(野菊の墓) その1 へ>
旧古河庭園のバラ園のばらも通常5月頃が見ごろですが、今年は6月に入ってもまだ観賞ができそうなので、3日の土曜日に出かけてみました。
JRの山手線駒込駅から本郷通りを10分ほど北に進むと、旧古河庭園の塀が左手に見えてくるので、先の四つ角を左折すると正門です。
正門(庭園案内図)を入ると、右手の小高い丘に洋館が建てられております。この日は、日柄が良かったのか、洋館で結婚式が行われておりました。
和洋一体の庭園
旧古河庭園(庭園マップ)は、洋館の前の斜面に洋風庭園を、その先の低地には日本庭園を配した和洋一体の庭園の説明案内板によると、「本園は、大正六年(1917年)古河家により作られたものです。本館と前庭欧風花壇は英国人ジョサイア コンドル博士(1852~1920)の設計であり、和風回遊式庭園部分は京都の庭師植治(小川治兵衛1860~1933)による、和洋が一体となった庭園です。本園は大正初期を代表する庭園として貴重なものです。」とあります。
なお、旧古河庭園は、昭和57年(1982年)8月4日に東京都の名勝に、また今年の平成18年(2006年)1月26日に国の「名勝」に指定されております。
バラ園
バラ園には、5月に咲いてたバラと入れ替えに、満開の時期は過ぎましたが、まだまだ蕾もあり、沢山のバラの観賞ができました。また、バラ園の下のツツジ園には、一株のサツキの玉物が満開でピンク色の花をびっしりと咲かせておりました。
バラ園に咲き誇るばらの花(クリック)、ばら1・ばら2・ばら3・ばら4・ばら5。
日本庭園
明るい洋風庭園のバラを堪能してから、日本庭園へ向かうと入り口にはシイなどの濃い植え込みで雰囲気が一変し、カエデやムクノキなどで深い植え込みにより深山幽谷の趣きを呈しております。
大滝
松に囲まれた雪見灯篭を右に見て、「心」の字に似せて造った心字池を大島伝いに右回りして進むと大滝があります。大滝は庭園の勾配が急な場所を断崖として、高さ10数mから落ちる滝を配し、濃い樹林で囲み渓谷の雰囲気を醸し出しております。
奥の院型灯篭
心字池をさらに右回りに進み、大きな奥の院型灯篭を過ぎると、当日は茶室で有料の茶のもてなしをしておりました。
さらに、崩石積や書庫などを見て、庭園を半周して和洋の見事に調和された大正初期の庭園を堪能しました。
毎月1日付けのIndexには、前月の目次を掲載しております。(5月分掲載Indexへ)
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