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kan-haruの日記

小さな旅 名栗温泉 紅葉の季節の昼の一時を山間の静かな日帰り温泉に浸り焼き魚を楽しむ

2009年12月03日 | 小さな旅
kan-haru blog 2009  

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名栗温泉日帰り
11月の紅葉の季節を迎え、今年はまだ温泉に行っていないので、昼の一時を温泉に浸かり川魚でも食したいと思い埼玉地方を探してみると、彼岸花を見に行った「高麗」(「小さな旅 曼珠沙華まつり 秋の高麗の里巾着田に真っ赤に色づく彼岸花の郷(その1、2)」参照)と2年前に出かけた(「小さな旅 サイボク天然温泉 まきばの湯」参照)」の近辺に、目的に頃合いの木のぬくもりと季節会席の「名栗温泉」を見付けましたので、2日前にインターネットで予約して、16日に日帰りで行ってきました。

・アクセス
名栗温泉(埼玉県飯能市下名栗917)は、東京から比較的に近く交通の便利がよい、秩父の入り口の西部飯能駅から20Kmほどの山間に入った処にあり、木のぬくもりが感じられる静かに佇ずむ1軒宿の温泉です。
名栗温泉へのアクセスは、飯能駅から温泉までを10時30分発の送迎バスを利用することとして、西武鉄道池袋駅から飯能駅までは、特急利用では43分の乗車で、急行の利用では53分乗車の距離で、大森町からの総所要時間は1時間40分程で温泉に着きます。交通費は、京急、JR、西武と乗りついて890円(特急利用の場合指定料金450円増し)で行けます。

 飯能駅南口

送迎バスの運転手さんの話では、訪れた前日の15日の日曜日は名栗温泉の白雲山鳥居観音での「なぐり紅葉まつり」が行われ沢山の見物客が訪れて、交通渋滞で大変に混雑したそうですが、温泉行きがその翌日でしたのでまるでがら空きでした。

 名栗温泉付近地図

・日帰り温泉施設
首都圏日帰り名栗温泉大松閣の日帰り温泉コースのチェックインは11時で、チェックアウトは14時30分とやや短めの感じです。
名栗温泉大松閣での昼会席料理には、7品の雪コース、焼き川魚料理が付く月コースの他にさらに別の2コースもあります。会席料理は部屋食で室料は、広間での相席宴会場利用は無料で、個室を使用の場合は2名から8名の人数に応じた部屋の使用料がかかります。今回の個室は10畳の宿泊用和室で冷暖房が完備で、次の間には電気こたつが敷いてあり冷暖房、TV・冷蔵庫・洗面所・トイレが完備で、浴衣は有料ですが入湯税は料理と込みでタオルが付いています。

以前に日帰り温泉に行った時に広間を利用しましたが、落ち着けない経験をして今回は個室を使用しましたが、女中さんが料理を一品ごとに運んでの部屋食はすっかり宿泊した雰囲気で寛ぐことができました。
まず、送迎バスで温泉に着くと、エントランスのゆったりとした椅子で中庭の鯉を見ながらウエルカムドリンクサービスのコーヒーを飲んでから、清風館2階の個室の紫陽花に案内されました。

 日帰り名栗温泉清風館個室

・名栗温泉
食事の時間は12時半からとることで頼み、早速浴衣に着替えて温泉に入りました。名栗温泉の浴場は、5階の展望大浴場の男子の「牽牛の湯」、露天風呂「天の川」と女子の「おり姫の湯」、露店風呂「銀河」があります。また、大浴場の他に男女入れ替え制の「木風呂」と貸し切り風呂の「岩」・「土」風呂がありますが、食事をとっての逗留時間では2か所の入浴は無理ですので展望大浴場に入浴しました。
温泉の泉質は、アルカリ性低張性鉱泉の泉温は17℃、湯量が約10リットル/分自墳する温泉を、湧出量を補うため加水加温循環式で配湯しています。効能は冷え性、美肌効果、疲労回復などとなっています。

 男子用展望大浴場(左:展望大浴場「牽牛の湯」、中・右:露店風呂「天の川」)

名栗温泉の由来は、発見されたのが800年前の承久年間で、手負いの鹿が湯でけがを治しているのを猟師が発見したのが始まりとされております。名栗温泉旅館は、明治の末期に東京のマッサージ師が湯治と治療客を目的に屋号を「名栗館」と称して開業したのがはじまりで、その後地元の人達を経て、材木商、薪炭業、土建業を営んでいた柏木代八が大正8年に譲り受けました。若き大工の棟梁の浅見松三とともに全国の旅館を行脚して、建造したのが大松閣であり、代八の"代(大)”と松三の”松”をとり『大松閣(たいしょうかく)』と名付けられ100年の歴史を有します(名栗温泉ホームページから)。

・昼の会席料理
料理品数が多いのですが、折角の山間の温泉に来たのですから焼き魚が付いたコースを頼み、温泉に入りリラックスしてからの後で会席料理を堪能しました。

 霜月 月の膳懐石料理献立

会席料理の霜月の月の繕の焼き魚は、山女の化粧塩焼きでちょっぴりと豪華な昼の食事となりました。

 霜月 月の膳懐石料理

・食後の散策
満腹をこなすため、送迎車出発の14時30分までの僅かな時間ですが、大松閣の周囲を散策しました。名栗温泉の大松閣には、道を挟んで別館の炭火焼きレストランの「山の茶屋」があり、広い店内で地元の食材で造る創作料理の炭火焼き山の茶屋コース、朴葉御膳などの料理の昼食と夕食がとれます。そこで、山の茶屋コースを注文すると、本館大松館の入浴料がサービスとなり、他の料理でも800円を追加すると入浴セットが付きます。

 炭火焼きレストランの「山の茶屋」

道路脇には、若山牧水の歌碑が建てられており、牧水は旅を愛し各所で歌を詠み日本各地に歌碑があります。最初に秩父に訪れた記録は、1917年(大正6年)11月で、96首の大作が「秩父の秋」と題して『溪谷集』(大正7年)に収められています。1920年(大正9年)4月に、熊谷から長瀞、秩父、名栗を回った旅「秩父の春」39首は『くろ土』(大正10年)に収められています。

 若山牧水の歌碑(:牧水の歌碑、:名栗温泉前の小滝)

残念ながら、今回はあまり紅葉見学をする時間がとれませんので、周辺の白雲山鳥居観音などは次の機会に残しておいて、送迎車の出発時間となったので飯能まで送って貰い、温泉と食事に満足して西武新宿経由で帰宅しました。

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