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kan-haruの日記

イベント 日本カメラ博物館 展示古カメラを見て高校生で初めて手にした蛇腹式カメラを思い出す

2012年09月30日 | イベント
kan-haru blog 2012 日本カメラ博物館レリーフ  

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日本カメラ博物館
JCIIフォトサロンで、下岡蓮杖が150年前に写したダゲレオタイプで撮った古写真の展示を見てから、同日の9月2日に隣の日本カメラ博物館に展示のダゲレオタイプ・カメラを見たいと思い初めてのカメラ博物館で、日本のカメラの歴史を伝える沢山の名機と資料を観賞しました。
日本カメラ博物館(千代田区一番町25 JCII 一番町ビル)は、JCIIフォトサロンビルの隣の英国大使館に面したビルの地下1階にあります。階段を降りると、入り口の右側に古いスタジオカメラが展示してあり、カメラの反対側には椅子と首おさえなどを背置され昔の撮影風景が構成されています。

 日本カメラ博物館のエントランス(:日本カメラ博物館地下1階入り口、:階段を降りると日本カメラ博物館の玄関、:入り口前には古典のスタジオカメラが展示)

博物館の玄関を入ると、正面の壁には日本カメラ博物館のレリーフが表示されており、左側にはステレオ写真コーナーがあります。玄関の右に進むと、受付カンターで、博物館の入場料は一般が300円、中学生以下は無料で、開館時間は10時から17時までで月曜日が休館となっています。
博物館は1989年に開館し、展示フロアには世界で貴重なダゲレオタイプ・カメラの展示を始めとして、日本の歴史を辿るカメラが約300点の展示と、「ライカコレクション」、「スパイカメラコーナー」などの常設展示および、「江戸から明治へ のぞきからくりの世界」特別展が2012年7月10日から11月11日まで開催しており、博物館では国内外のカメラが約1万台収蔵されています。

 日本カメラ博物館フロアマップ

展示場のマル1では、これまで開催された特別展の図録が全て見られます。展示のマル2では、博物館が所蔵するカメラの検索ができます。マル3は体験コーナーで、実際にカメラに触れて楽しめます。マル4の展示コーナーでは、カメラのカットモデルや透けて見えるスケルトンモデルおよび、ジュース缶やステッキなどにカムフラージュされた珍しいカメラが展示してあり、さらにメーカーの新製品の展示コーナーもあります。マル5の展示コーナーは、皆様からご寄贈いただいたカメラが展示されています。パネルコーナーでは、カメラや写真の歴史をパネルで紹介してあります。マル6の展示コーナーは、ニコンSP復刻版など、ニコンの歴代の名機を展示してあります。

 日本カメラ博物館パンフレット

さて、マル7の展示コーナーは、博物館鑑賞の目玉のカメラの、ダゲレオタイプ・カメラが展示してあり、ジルー・ダゲレオタイプ・カメラ(左)とビアンキ・ダゲレオタイプ・カメラ(右)写真(←ここをクリックで表示 日本カメラ博物館から)のジルー・ダゲレオタイプ・カメラは、世界で数台しか存在していない貴重なカメラです。

 ジルー・ダゲレオタイプ・カメラ(日本カメラ博物館から)

特別展エリアでは、「江戸から明治へ のぞきからくりの世界」を2012年7月10日~11月11日まで開催しております。江戸から明治が「のぞきからくり」のように、次々に新しい物事が展開する時代で、日本だけではなく世界全体の流れであり、その中心に位置したのがメディアの活躍であり、その背景には光学機器の発達が大きく貢献していました。江戸から明治。それは、時代そのものが「のぞきからくり」のように、次々に新しい物事が展開する時代でした。それは日本だけではなく世界全体の流れであり、その中心に位置したのがメディアの活躍であり、その背景には光学機器の発達が大きく貢献していました。(日本カメラ博物館から)

 「江戸から明治へ のぞきからくりの世界」(日本カメラ博物館から)
展示の上段左から
1. 天台遠眼鏡 (江戸期 日本 全長2.7m 江戸期の天体望遠鏡)
2. のぞきからくり (1850年頃 日本 美麗な朱塗り)
3. 自働写真鏡 (1910年頃 日本 立体写真ビューワー)
4. プラクシノスコープシアター (1879年 フランス 19世紀のパラパラ動画装置)
5. カメラ・オブスキュラ (1830年頃 製造国不詳 "カメラ"のルーツ)
6. メガレトスコープ (1862年 イタリア 大型イメージビューワー)
7. シネマトグラフ (1895年頃 フランス 最初期の映画機材)

・高校生で初めて手にした蛇腹式カメラ
日本カメラ博物館の古カメラを見て想いだしたのが、1952年(昭和27年)に高校を卒業して、会社に就職した時代の先輩、上司が持っているカメラは、殆どがリコーフレックス IV 二眼レフ量産カメラで誰しもが持っていました。私は高校3年に修学旅行があるので、せがんで手に入れたのが1947年10月発売のマミヤシックスIV型であったことを想いおこしました。
仕様は、120フィルム使用の、 距離計連動 6×6判カメラで、レンズは、Olympus Zuiko でF.C. 1:3.5 f=7.5cm、絞りは、3.5 4 5.6 8 11 16 22で絞り羽根10枚、シャッターは、 SEIKOSHA-RAPIDで、シャッタ-速度はB 1 2 5 10 25 50 100 250 500でした。

 マミヤシックスIV型カメラ

カメラを持ったので、嬉しくていろいろと撮影しましたが、フイルム代と、現像・焼き付け料金は、現在のデジタルカメラとは差があります。

 MAMIYA 6 撮影写真1953~1955年

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次回 イベント 神奈川県立歴史博物館 馬車道に聳える元横浜正金銀行の重要文化財の建物に魅せられる博物館その1
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