ようやく『西部諸国シアター』(1997~1998)を読むことが出来た。
(…そういえば これ、ソードワールドって銘打たれてないな…)
もともとは、「サーラの冒険の完結編に出てきた敵キャラが『鏡の国の戦争』(1998)で初登場だった」というので読もうと思ったんだけど。
それよりも、盗賊ギルドのギルドマスターの夢の話が、実は『熱血爆風!プリンセス』(1998)で語られていたことに驚き!全然知らなかった…ショック。
しかもそこでのサーラとデルの会話「覚えてる? この庭園に忍びこんだ時のこと」。これって、『へっぽこ冒険者とイオドの宝』(2005)での話だ! 書かれた年から考えると、伏線をちゃんと物語化したことになる。素晴らしい。
あと、西部諸国シアターもソードワールドRPGアドベンチャーと同じく読者投稿企画だっただけあって、以前の小説やリプレイのキャラが色々登場するのがけっこう嬉しい(笑)(大部分はあらすじだけだけど)
ナイトブレイカーズやバブリーズといった有名どころから、不遇なリプレイ第二部パーティー(でも輪をかけて不幸…可哀相すぎる(泣))やリュキアンやリザンといったキャラの後日談とか。みんな色々な思い入れがあるんだろうね~。
一番良かったのは2冊目。サーラ外伝とも言える『時の果てまでこの歌を』はとっても感動的。表題の『熱血爆風!プリンセス』はとっても笑えるし、続きが見たいところだなー。
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