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主にTRPGリプレイの元ネタ集、プログラミング技術メモと自作ソフト、好きなゲームや音楽です。

Aマホリプレイ『式神の魔法陣』

2006-09-29 03:00:01 | TRPG

Aの魔法陣リプレイブック~式神の魔法陣篇~』が出てました。

ルールブックについてたリプレイが内輪ウケばっかり目に付いた印象だったので、今回はどーかなーと思ってたけど…。
今回はそこまでひどくなかった(笑)

リプレイが4つ載っていて、最初の1つがキャンペーン。話としては、たぶん王道。
背景世界やそれに関わる人物が出てきて、そこはやはり(知らないから)感覚的には分からないものの、コラムに注釈があるのでなんとかついていけた。

2つめがF.E.A.R.の田中天さんやグループSNEの三田誠さんがプレイヤーに加わっているゲストリプレイ。
プレイヤー全員が世界観に詳しいわけではない為、話もあまり世界観にからまない。それでも楽しめるという意味で、自分では一番面白かった。
(プレイヤーが面白い人達だからリプレイが面白かった、などと言う気はないけれど…)

3つめ・4つめは、「“Aの魔法陣のルール”ならこんなことも出来るよ」という例を示す、短編リプレイ。
興味深い話題設定ではあるものの話が短いので、みんなが何か行動してさっさと終わっちゃった印象。3つめの年齢が変わっていく仕掛けはちょっと面白そうと思ったんだけど。
(例示と言えば、2つめのリプレイのウォーミングアップの『天地創造』! 「Aの魔法陣では何でもできる」とルールブックで豪語していた通りで、かなり無茶な話だが面白かった。ウォーミングアップでここまでページを割くか(笑))

全体を通して言える事は、ルールの説明が足りないこと。
かなり独特なルールなのに、その説明が無いと、知らない人にはさっぱりだぞ~。
3つ目のリプレイ辺りのコラムでルールの用語について少し説明しているので、もし初めて『Aの魔法陣』に触れる人には、後ろのリプレイから読んでいくのがいいかと思ったくらいです。(と思ったら、本の最初の方にそう書いてあった(苦笑))
が、この短編リプレイの話は無名世界観とはあんまり関わりないから、「何で帰り道なのか」が分からない(結局、Aの魔法陣ではこんなことも出来るよ、という例示の範疇と思われる)ので、初心者に初めて読むよう勧めるにはちょっとなー。


とりあえず自分なりのルールの理解を書いておくと。
SD(一般にいうGM)が行為の難易度を設定し、プレイヤーはその行為を成し遂げる為に使えそうなキーワードを列挙する。
SDは挙げられたキーワードが行為の役に立つか立たないか判定し、役に立つものの個数を数える。その個数が難易度以上なら成功。
難易度は、プレイヤーが設定をうまく付け加えることで増減可能。

ちなみに、リプレイでは中間成功(50%の成功)はあったけど、失敗は無かったなぁ…失敗するとどうなるんだろ?
(↑ルールブック持ってるのに読んでないヤツ(爆))


ほとんどのTRPGでは、ダイス(種類は何であれ)を振って、目標値より大きい(または小さい)と判定成功となる。それだけ分かってればリプレイは読めるのでねぇ。

Aの魔法陣では、ダイスを振るのではなく、キーワードをうまく出す(連想ゲーム…というよりは、突拍子も無い屁理屈を並べる(笑))のが醍醐味ですね。
で、Aの魔法陣はそれらに関する点数付けが単純ではないので、解説は必須だと思う。

という訳で、次のリプレイでは、ルールが本の中で初めて出てきた時点で、ちょっと解説してください。それだけでかなり読みやすくなると思います。
(まえがきでも書かれている通り、面白いリプレイを書いてる人には 知られざるノウハウが色々あるんだろうな~)



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