伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ウグイスの第二声が自宅前に響いた

2021年02月28日 | 四季
 2月最後の日。朝は霜が降りた。



 この季節は、冬の名残と、春の訪れが交互にやってくるようだ。朝は霜が折りるほど冷え込むのに、スギ花粉が飛び始め、春の訪れを告げるウグイスが自宅の前でさえずる。



 この茂みのどこかにいるようなのだが、さえずりが聞こえるだけで姿は見せない。我が家では2回目のウグイスのさえずりとの遭遇だ。

 ちなみに、ウグイスはホーホケキョとまださえずらない。つぶやくようなさえずりの中に、時々ホケキョの音が混じる。まだ本格的な繁殖期に入らず、まずはテリトリー確保のためのパトロールの段階だからなのではないだろうか。

 ホーホケキョをはじめ、ホートッポジージョやホーホケチョンなど様々なさえずりで、自分の喉でメスにアピールするのはもう少し先か・・。

 日中のユズの木の剪定後の始末の作業中、周辺でウグイスのさえずりが聞こえていた。縄張り確保のパトロールに忙しいのだ。

 ユズのとげのすさまじさには驚きを覚える。脇芽が育った、太い幹になった枝だが、とげの長さは9cm余、根元の太さは直径1cm余りもある巨大なとげだ。こんなものが刺さったら、場所によっては命に関わるケガを負ってしまいそうだ。



 しかし、作業を進める上では、大きく目立ち、まばらに生えるとげは余り怖くはない。むしろ、細い枝に生えている細く鋭いとげに悩まされる。枝や葉の陰に隠れ、油断するとチクチクと作業のじゃまをしてくるのだ。

 そのとげとの闘いももうすぐ終わる。

 空に響く航空機のエンジン音。沈む太陽に、飛行機雲が突き刺さっていこうとしていた。



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