山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

思うこと

2005年07月07日 | 日記
私の周りは全て外国人となりました。
ここは沖縄。一応日本。
こんな部屋で暮らしていると、日本人に出会うとうれしくて話してしまう。

一昨日40センチはゆうにあるロウニンアジを足元でばらしました。
ショックなのか、足元で体を翻したロウニンアジの姿に興奮してなのか震えが止まらなかった。
この経験は小学生の時に初めてブラックバスを釣った感覚に似ている。
竿を持つ手が震えて、言葉にならない声で叫びたくなるような興奮。
こんな瞬間が一生のうちに何回あるんだろうと考えたけれど、今のところその二回しか思い当たらない。
ライブ中に興奮して叫びたくなるような、あるいは叫んでしまって涙が出てくるような感覚とはまた違う。
いつも汗だくだからそんな状況になってることは誰一人気づいていないと思うけれど。
もっと偶発的で、事故みたいな感じ。
穏やかに波打つ海だなんて嘘っぱちで、水鳥の水面下での動きなんて比にならないくらいめまぐるしいやり取りが行われてる。
しかもそこにかけられているのは物や金なんて粗末なものじゃなくて、全くの生と死。
株価の変動にひーこら言ってる場合じゃないですよ。
なんか魚の勉強しようって漠然と決めた頃の感覚を思い出して残り半年少しだけまた新鮮な感覚で実験が進められそうです。


喜びという花が咲いて、憎しみや悲しみという実を結び、いずれそれは朽ち果てて新たな芽を出す。
次はどんな花を咲かせて、どんな実を実らせるんでしょうかね。
そんな風に考えれば、今の感情なんてものはさほど重要ではなく、この感情が次にどんな花を咲かせて実を結ぶのかが重要で、枯れていく花の命を永らえさせ、実を腐らないようにすることのおろかさに気づきます。
でもいろんな花がありますからね。
苦労して咲かせた花ほどきれいなもので、不味い実ほど日持ちしたりするから大変だ。
さてさて、この腐った果実はいつ芽を出すんですかね。


なんとなく聞いてみたzazen boysのライブ音源がいい。
函館のライブを見て以来一切の関心を失ってしまってMTVで流れるPVを眺める程度にしか情報を得ていなかった。
アヒトがやめてどうなるんだろうと思っていたけど、新しいドラマーがこれまたすげぇ。
かっちょいいよ。
ドコドコ、ドタドタ全てストレートで畳み掛けてくる。
ってこれまたドラムにやられただけかな?
でも函館ではリハから見れたんだけど、吉兼聡のギターはすごかった。
向井がギンギン切り裂いてるところに薬をつけるような、カマイタチみたいなコンビ。
うしおととらを読めばどんなコンビかわかります。
しかしナンバーガールといいザゼンといい向井秀徳の組むバンドの第一音目の迫力がすごい。
ツヨシとチャパと札幌でナンバーガールを見に行ったときも、一発目の音でスイッチオンでした。
それは俺だけじゃなくてツヨシもで、これがプロか・・・なんてKUROCHOと比べてへこんでしまうような可愛い頃でした。
今度のアルバムは買ってみようかな。
今流れてる[cold beat]かな?この曲函館のリハで作ってた。
この作業を見ているのが面白かった。
おそらくその日の日記に書いてあると思うけどいつのことか覚えてないから見つけるのが一苦労でしょう。
アヒトがリハが終わってもずっと叩き続けてて、ホントにドラムが好きなんだな~なんて思ってみてたらこのフレーズを吉兼が引き出して、もちろんアヒトもこれにあわせて遊んでたら、向井が奥から出てきて「かっこええ」なんて言いながらベースを呼んで合わせだしてました。
その段階ですでに今の原型が出来てきてましたね。
あの場面が見られたことはよかった。