健康回覧板 ~よむクスリ~

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水虫 - 水虫と間違えやすい症状 -

2008-09-10 21:33:20 | 水虫に関するメモ
今日は、水虫の最終回です

最後は、水虫と間違えやすい症状についてです

1)異汗性湿疹(汗疱)
  水虫と同様の症状を呈する。足に汗をかきやすい人がな
 りやすい病気です。手や足の指の側面に直径1~2mmの小
 さな水疱が多発したり、うすく丸く襟飾り状に皮がむけた
 りする症状です。さらに赤みや痒みを伴うこともあるため
 水虫との区別が付きにくい病気です。水虫同様再発を繰り
 返すこともあり、それにより足の裏の角質層が厚くなるこ
 ともあります。
2)カンジタによる感染症(爪もあり)
  カンジタというカビの菌による感染で、足の指の間が白
 くふやけ皮がむける症状を呈することがあります。また、
 時に痒みも生じることから水虫と間違えやすい病気です。
3)掌蹠膿疱症
  手のひらと足の裏に膿をもったブツブツが多発し、やが
 て乾くと特徴的な赤褐色の硬いかさぶたになる病気です。
 冬になっても軽快することなく、痒みもほとんど無いのが
 特徴です。また、左右対称に認められることが多いため水
 虫と区別が付きやすいこともあります。
4)亀裂性湿疹(アカギレ)
  足の裏が硬く、ひび割れてくる病気です。水虫との区別
 は難しく、顕微鏡検査での判断が必要となります。
5)掌蹠角化症
  掌蹠(手のひらと足の裏)の過角化を主症状とする疾患
 群です。
6)厚硬爪甲
  高齢になると、爪が厚くなって硬くなります。この状態
 を厚硬爪甲といい、爪白癬と間違われます。
7)爪甲剥離症
  爪とその下の皮膚が剥がれて、爪を上から見ると白く見
 える疾患のことです。特に爪が厚い場合は、爪白癬との区
 別が付きにくいようです。
8)乾癬
  銀白色の鱗屑(ふけ)をともない浸潤をふれる境界明瞭
 な紅斑が全身に現れます。大きさ、数、形は様々で、発疹
 が癒合して大きな病変を作ることもあります。かゆみを伴
 うこともあり、その他爪の変形や関節炎を併発することも
 あります。まれに発疹が全身におよぶこともあります。


以上が、水虫と間違えやすい症状(疾患)ですが、できる限り自己判断で水虫と決めつけて市販薬で治すのではなく、一度は皮膚科など病院にかかって診断をしてもらった方が、基本的に早く完治すると思います。

今、自分の手や足、爪などを見ているあなた!早く病院に行った方がいいのでは?


では、また。。。。。
  




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