言葉の散歩 【歌舞伎・能・クラシック等を巡って】

日本の伝統芸能や音楽を中心に、感じたことを書かせていただきます。

ご無沙汰しております。こんなこの頃です。

2020年02月01日 | 歌舞伎・能など

ご無沙汰しているうちに、どんどん時が進んでしまいました。

いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

私は今、舞囃子(仕舞より長く、能の一部を舞う)の稽古をしています。
舞囃子を発表会に出すのは5回目ですが、4回目からは、24年が経ってしまいました。
そして早舞(はやまい)は初めて、しかも記憶力も体力も、この年月の間に随分衰えてしまいました。

例えば、すっと立ち上がりたいのに、どうも一息遅れてしまう、
筋力が落ちたせいか、腰を入れても姿勢が不安定な感じがする、
謡の暗記や、謡いながらの複雑な動きを覚えることに、以前よりもてこずる…
不安がいっぱいあります。

朝だけだったスクワットを夜もやる、家事の省力化でなるべく練習時間を確保する、
目下こんな努力だけですが、毎日一歩でも半歩でも上達したいと思いつつ過ごしています。

以前より良いこともあります。
先生(男性でいらっしゃいますが)の、手足が長いという体型に、私の体型が似ているので、真似しやすい、
年月の間に少しは知識と経験が増え、役への理解が深くなった(ような気がする)等々。

徳勝龍のように、「もう」ではなく、「まだ〇〇才」だと思って頑張ろうと思っています。

 

一年ほど前に訪ねた、熱海のMOA美術館の能舞台